AWA@TELL まいにち

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修士論文、卒業論文

2018年09月13日 | 日本語教育
今日、必要があって、修士論文を引っ張り出してきた。

同じ箱には学部時代の卒業論文も。

懐かしくて、しばらくペラペラとページをめくっていました。

学部4年生の時、ちょうど、手書きとワープロの端境で、別の研究室はワープロ原稿でよかったんですが、僕の研究室は、誤字を機械のせいにしてはいけない、という理由などから、手書きの提出を求められました。

鉛筆も不可。

修正ペンも不可。

なかなか大変な思いをして原稿用紙のマス目を埋めていきました。

日本語学の分野で書いたんですよね、卒論。


修士論文は、日本語と朝鮮語の対照研究、日本語は引用構文と副詞構文が形態的に連続しているけど、朝鮮語はどうもそうではない、といったことを用例を収集して書きました。

修士論文のご指導をいただいた、浅井亨先生からは、短ければ短い程よい、相対性理論なんて1枚だ、と言われ、書いては削り書いては削り、という作業を重ねました。

懐かしいといったらありゃしない。

あの頃、何になりたかったのか、何がしたかったのか。


学部時代に、日本語学が面白い、と本を買いあさり、修士時代に対照言語学といった言語学分野が面白いといって本を買いあさり、博士課程では日本語教育史、植民地研究、歴史に関する本を買いあさり、愛教大に移ってからは、年少者日本語教育についての本を買っていますから、それぞれが結構な量の本になって、部屋はごった返しています。

汗牛充棟、汗牛塞屋、そんな感じ。

あの頃みたいに、本を読む時間が欲しいなあ。


明日は東京日帰り出張です。

新幹線の中は、多分、睡眠時間になります。
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