AWA@TELL まいにち

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卒業・修了に寄せて

2012年03月24日 | どーでもいいこと
昨日、23日は卒業式、修了式でした。

おめでとうございます。

講堂での全体会のあと、専攻別に式が行われました。

今年も全体会が長引いたようで、修了式と、卒業式の間の時間がほとんどなく、ゆっくりお話する時間がありませんでした。

来年は、ちょっと工夫したいところでもあります。

研究室をなんとか片付けて、ゼミの学生さんたちが入れるようにしましたが、ドタバタのため、入ってもらう時間もなく、終わった一日でした。

雨降りの一日で、着飾ってきた皆さん、大変だったようです。

さて。

まだ人生が語れるような人間ではありませんが、一つだけ。
僕は日本語教師になりたいと思って大学に入り、修士、博士課程と進学してきました。ご存知のように、日本語教師の経済的な面は不安定で、安定して働きたいと思っての進学でしたが、日本語教師になりたいという夢は捨てずにいました。博士課程に入って二年目に韓国で教壇に立つ機会に恵まれ、二年働いて帰国、その後に年かけて博士論文を書き、就職しました。最初の就職先は、日本語教育とはほとんど関わりないところでしたが、諦めず、日本語教育に関われる職場を探していました。二年半すぎて、徳島大学の留学生センターで働くことができました。大学を卒業したのは1992年です。徳島大学に赴任したのは、それから10年、2002年のことでした。高校時代に日本語教師になりたいと思った時から考えると、16年近くかかって、ようやく掴んだ仕事でした。

愛教大に移ったのは、それから5年後、2008年です。

振り返ると、いろいろな時点で、日本語教師以外の人生を選ぶことができたことに気づきます。

大学卒業時点で、愛知県内の、または山口の教員になるという進路もありましたし、名古屋のバイト先にそのまま就職して営業職にということも、修士課程の段階では、地方公共団体への就職などなど。

でも、根が強情なのでしょう、16年、それ以上かかって、今、自分のしたい仕事ができています。

卒業生の皆さん、みんな事情や状況は違いますが、夢は諦めたら夢のままです。
諦めなければ、目標になります。

10年後の自分を思いながら過ごしてください。

僕は10年前の自分、20年前の自分にあったら、こんなふうに言いたいと思います。


今のままで大丈夫。諦めなければ、思った通りになるよと。

昨日、夜、学部生の皆さんが招いてくださった謝恩会、おしゃべりしていると、
仕事や進学の不安を口にする人が思いの外多かったので、書いてみました。

ぶつかることも多いと思うけど、自分のスタイルを守ることも時として必要になります。

卒業、おめでとう。
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