AWA@TELL まいにち

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シンポジウムの二日目

2009年12月29日 | 研究
二日目のシンポジウムは、歴史学的視点からの発表と、社会言語学的視点からの発表でした。印象に残ったのは、中堅土木官僚の話、植民地統治開始時の台湾での言語状況に関する発表でした。
中堅土木官僚をどこで育成したのかという話に始まり、その官僚がその後どういうあゆみをしていったのかを教えていただけました。官僚というよりも、官吏、その吏員に当たる方々と解釈していいでしょうか。
言語のお話では、通訳がいない状況でどういう対応をしたのかというお話だったのですが、言語というものをどうとらえるかという根本を問う問題意識からの発表で、目からうろこ、といった印象を受けました。一方で、そこから抑えていかなければならないことを前提としたら、これまでの研究の多くが再検討されるべきものになるだろうなあと漠然と感じました。

常々抱えていた疑問が、この二日間の発表を聞くことで見事に氷解した部分もあり、とても有意義な二日間でした。

さて。

この日の朝食は、ハンバーガー。


ラミネートしてある注文票があり、お客さんはそれを見ながらホワイトボードマーカーで数を書きこんでお店の人に渡します。これはとてもいいアイデアです。写真さえしっかりつけておけば、言語にかかわりなくうまくいきそうです。
僕は韓国風焼き肉ライスバーガーを注文しました。なかなかでしたよ。

この日のシンポジウムは、最後の総合討論の司会を担当しておりましたが、一緒にすることになっていた県立広島大学の上水流先生がほとんど仕切ってくださったので、にこにこと座っておりました。
たぶん、大学院生さんを含めて、このシンポジウムで一番声を出していないのは僕でしょうねえ。懇親会で質問はかなりさせていただいたのですが。

総合討論も予定より長く時間を確保したはずなのですが、やはり時間が足りません。

懇親会へと移動します。


こんな料理が次々と運ばれてきました。

総合討論で方向を整理してくださった県立広島大学の原田先生のスピーチの場面です。


いつも刺激的な視点でのお話が伺えます。

この日も懇親会が終わってから二次回へ行った方も多かったようですが、僕は宿舎に帰って休みました。お酒にめっぽう弱くなってきています。それはそれで構わないのですが。
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