先日、栄北高校の説明会に参加してきました。
当塾からは以前に2名の生徒さんが進学をしていますが、
ここ最近は説明会の日程がうまく合わず、栄北高校の説明会に行ったのは数年ぶりでした。
しかしその数年の間に栄北高校の進学実績と入学者は急増。
なんだか浦島太郎になったような気分で、説明会に参加させていただきました。
ここ最近の進学実績の急上昇については、その理由をよく聞かれると小暮校長先生はお話をされていました。
その理由はいくつもあるのだと思いますが、その中でも私が特に印象に残ったのは、「生徒と同じ目線で見る」という言葉でした。
↑説明会開始前に流れていた動画では、生徒さんたちの楽しそうな学校生活が印象的でした
学習活動でも進路選びにおいても、先生と生徒という間柄から、
どうしても“指導”という形をとることが多いように思います。
実際に私も、“学習指導”“進路指導”という言葉をなんの違和感もなく使っていました。
ただ、小暮先生のお話を聞くにつれて、“指導”だけでは足りないのではないか、そんなことに気づかされたように思います。
「子どもたちと一緒に進路について学び、考え組み立てていく。それが生徒や保護者の共感を得たのではないか」
この言葉は、私にとっては大きな、そして意味のある言葉だったと思います。
私たちは学習や進路の面においては、それで生業を立てている以上“プロ”でなくてはならないと思います。
ただ、それを意識しすぎるあまり、生徒さんや保護者の皆さんの目線を忘れて、無意識のうちに“上から”になっていなかったか、
私は小暮先生のお話を聞きながら、そんなことを考えていました。
生徒の皆さんの進路を考えていくうえで、これまでの経験や情報量、それについてはプロとしての矜持を保ちつつも、
生徒さんと進路について語るときには、生徒さんの目線を大切にするということ、
そして生徒さんたちと一緒に進路を“指導”するだけでなく、一緒に“組み立てていく”という姿勢、
それが大切なのではないかとこの説明会で感じました。
小暮校長先生は、春日部女子高校や浦和西高校の校長先生を歴任された先生です。
その時の経験も踏まえたお話を聞くことができたのは、私にとって非常に貴重な機会となりました。
今回の説明会では栄北高校の実績急上昇の理由の一端を見たような気がします。
それを今後、当塾でも生徒の皆さんと進路について語るときに、生かしていきたいと思います。