1・2年生は期末試験2週間前となりました。
この時期になると学校からは計画表が配布されると思います。
この計画表をどう使うか、
実はそこでこのテストの結果がどうなるのかがもう見えてきてしまいます。
では、計画表のどこを見るとそれが分かるのか。
びっしりと埋まっているから良い計画表なのか?
1時間に解くページ数が多いから良い計画表なのか?
いずれも答えはNOですね。
無理して詰め込んだ計画は破たんすることが目に見えていますから、
それでは絵に描いた餅となり、実現性に乏しいことになります。
では、どんな計画表が良いのか?
それは、十分なイメージをもって作られた計画表であるかどうかです。
試験範囲を見て、どれくらいの時間かかるかをかんがえているかどうか。
1時間に自分が進める量がどれくらいかを考えて時間配分をしているか。
そんなところを見て、それが適切なものが一番良い計画だといえると思います。
試験範囲から逆算して、必要な時間数を考えていくイメージ力
自分の力量から、かかる時間を予想していくイメージ力
そういうものがない計画は、どんなに立派なものでも破たんを招くことになります。
計画表を見ていると、イメージができていない人が増えたなあと感じます。
保護者の皆様、ぜひ一度お子さんが立てた計画表を見てみてください。
「こんなの大人でも無理」というような計画を立てているお子さんがいます。
もしそういう計画表を見たら、すぐにどんなふうに計画を立てればいいかを伝えてあげるべきだと思います。
イメージ力をつけるには、原体験が必要です。
デジタル的でないアナログ的な原体験、それがないとイメージが膨らみません。
その中でも学習計画で必要なイメージは、自分自身に対するセルフ・イメージだと思います。
勉強面においては、子供のころに過剰に課題などを与えられることに慣れてしまうと、
このイメージ力が育ちにくくなるのではないかなと思います。
与えられたことをこなすだけ、そこには、できる・できない以外の自身に対するイメージというものが、浮かんでこないような気がします。
手間と時間はかかりますが、小学生のころから自分に必要なものを考えさせて実行させる、
それが何よりも大切なのではないかなと思います。
とは言っても、「期末や入試までまであと2週間しかないよ」という皆さん。
もしうまく計画が立てられないのであれば、今回は一緒に考えていきましょう。
これは公立入試に向けても同じです。
あと2週間の勉強法に悩んでいるようであれば、一緒に考えていきましょう。
そしてここで考え方の基本を学んで、次は自分でイメージして計画を立てられるようにしてね!