幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

私の挑戦

2024年08月04日 23時16分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
「世界はいま見えている世界だけじゃない。もっと新しい世界を知ることが大切だ」
「チャレンジを忘れちゃいけない。未知なるものにもチャレンジしていこう!」
これらは日ごろ、私が生徒さん向けてかけている言葉の一端です。
「チャレンジだ、新しい世界を見つけに行け」と生徒さんたちに日ごろから言っている私ですが、そんな私に新しいことにチャレンジするチャンスが回ってきました。



今回初めて私が挑戦したもの、それは潤徳女子高校の職員研修で講師を務めるというものでした。職業柄、人の前で話すことには慣れていますが、それはあくまで生徒さんたちに授業をするということに関してのみです。
自塾でも「高校入試ガイダンス」を生徒・保護者様対象に年に数回行っていますが、見慣れた生徒さんや知っている保護者の皆さんが対象でも、授業とは全く別物なので、毎回、緊張とともにいい意味での学びがたくさんあります。
もともと新しいことが自分のところに回ってくることをチャンスだと思うタイプの人間なので、今回も二つ返事でお引き受けさせていただきました。

さてお引き受けしたはいいものの、ここからが悩みの始まりでした。
高校入試に関するデータならば、私よりももっと詳しい方がたくさんいらっしいます。そういった方と同じ視点でお話をしても勝てないよな、そんなふうに思いました。
他の方々とは違う視点は何かないかなと思っているときにふと思ったのが、
「私には生徒がいる」
ということでした。

数字やデータはもちろん大切なものだと思いますが、私の目の前には、その数字やデータを生み出す生徒さんがいる。しかもその生徒さんたちが、数値やデータを生み出す前の状況を知っている。
数値やデータが結果だとするならば、その結果がでるまでの過程、つまりどううやって生徒さんたちが進路を決めていくのか、それを知っている。
進路を決めるまでの悩みや苦しみ、不安や希望、葛藤そして決断、それらを知っている、これが私の強みだと思いました。

もちろん生徒さんの悩みや不安を一番知っているのは、生徒さん自身でありご家族であると思います。ただ、進路を一緒に探していく中で、その一端ではありますが、生徒さんたちのいろんな感情に触れることがあります。
数値やデータはその感情が生み出すものであるとするならば、それを生み出す生徒さんたちの感情、それにスポットを当ててお話をしていこう、そんなふうに思いました。

今回の講演は高校の先生方ですから、やはり大学受験に向けて、生徒さんたちの悩みや不安を知っていらっしゃるのではないかなと思います。高校受験の志望校決定の時も、それと同じように様々な葛藤がある、そんなことを話のメインに据えていこう、そんなふうに思いました。

さて、そんなふうに思って迎えた当日…
結果はどうだったのかは、聴いて下さった方の判断にゆだねたいと思いますが、本人としては悔いの残る結果となってしまいました。
やはり緊張しました。
そのこともあり、用意したお話も十分にできなかったように思います。
まだまだだなあと、反省しております。

↑緊張しているのが自分でも分かります(笑)

ただ、もしこれから同じようなチャンスに恵まれたら、
数値やデータの分析とはまたちがう、目の前にいる生徒さんの感情や行動をもとにしたお話をしていきたいなあと思っています。
高校受験に不安を持っている生徒さんや保護者の皆さんが、高校の先生方と接することで不安がいくらかでもやわらいでいく、そしてこれまでよりも、より集中して勉強や進路選びに取り組めるようになる。
私の見てきたことが、そんな場面において間接的にでもお役に立てることがあれば、そんなふうに思っています。


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