箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ36号 KHR 標的252『ファレノプシス・パラドックス』

2009-08-01 19:32:29 | 雑誌[J]
今話のタイトルのファレノプシスは、胡蝶蘭の意でよいのでしょうか。
パラドックスは、いわゆる「逆説」ですね。

 パラドックス (paradox) という言葉は多義であるが、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す。
【出典】wikipedia

さて、倒れている入江に必死に呼びかけるツナの叫びからスタートの今号。
その声に応えるかのように目を開けた入江は、チョイスに負けたというツナの言葉に
飛び起きます。思ったより元気そうで安心しましたが、もしかしたら
入江に突きつけられた「負けた」という事実が怪我をも凌駕したのでしょうか。
それにしても、意識が戻った彼に『ほら…メガネだぜ…』と割れたメガネを
かけてやる獄寺は、なにか違う気がします。

入江:『なんだって!?そんなことは許されない!!』
   『勝たなきゃ…!!勝つんだ!!』
   『まだだ!!戦うんだ!!』

動くなと言う獄寺の言葉を無視し、身を起こしながら叫ぶ入江は、
チョイスバトルが終了したことで全通話回線が開放されたこともあり
白蘭へ直接話そうとします。

入江:『白蘭サン!!』 『僕はまだ戦える!!』
ツナ:『ダメだ正一君!!動いたらお腹から血が!!』
獄寺:『てめー 死にてーのか!!』
入江:『死んだっていいさ!!』 『白蘭サンに勝てるなら喜んで死ぬ!!』
   『喜んで……』

吐血しながら、ただただ白蘭を倒すことだけに執念を燃やす入江の姿に
唖然とするツナと獄寺。
自分の命をも顧みない、並外れたその意志にツナは戸惑いを隠せません。

ツナ:(正一君…何言ってるんだ…)
   『……わからない』 『……わからないよ』
   『なぜこんなになってまで 白蘭を倒すことに執念を燃やすのか』 『わからないよ!!』

ツナの叫びに、今度は入江が驚きます。

入江:『…え?』
ツナ:『確かに白蘭は悪い奴だし 7^3(トゥリニセッテ)を奪われたら大変だって 言葉ではわかるけど…』
   『しっくりこないんだ……』
入江:『!!』
ツナ:『人類のためとかいくら理屈を聞いても… 自分には遠い話のようで』
   『ついていけなくなる時があるんだ…』
入江:『…………』
獄寺:『10代目のおっしゃる通りだ……』
   『過去に戻るためってならいいが この時代のことを片付けるために
    わざわざガキのオレ達が戦うってのは いまいちピンとこねぇぜ…』

標的248で、「白蘭がみんなをひどい目に遭わせてるのはまちがいない」「勝とう」と
宣言したツナですが、やはり世界人類規模の話となると実感が湧いていないようですね。

ツナにとって、守る対象の最小単位は家族や身近な仲間であり、彼らの身に危険が及ぶと
はっきり分かっていれば、その元を断つのに迷いはしないと思います。
また、リング争奪戦で獄寺に諭したように、命を重んじるツナにとって
「喜んで死ぬ」という入江の姿勢は理解できないし、容認できるものではないのでしょう。
そんな入江との温度差が、ここにきて噴出したようです。

「ピンとこない」というツナや獄寺に対しては、何を今更と思わないでもないです。
ですが、盲目的に世界のためを謳うより、実感が湧かないという気持ちを抱くほど現状を
真剣に考えていることが伺えるなと、前向きに捉えています。

入江:『…………そうか…』 『そうだったね……』
   『僕はこの10日間 忙しさにかまけて話すことを放棄してた』
   『いや… 君達ならわかってくれると勝手に思い込んで 甘えていたのかもしれない…』
ツナ:『正一君 教えてよ どうしてそこまでして白蘭を…?』
   『白蘭と 一体何があったの?』
入江:『…すべて話すよ…』 『いやむしろ聞いてもらいたい……』
   『話は 11年前にさかのぼるんだ…』

そして、語り始めた入江。
ことの始まりは、あの、ボヴィーノファミリーから貰った木の箱でした。
あの中には、ランボ宛の10年バズーカの弾が入っていて、
部屋の掃除中に誤って足に落とし、10年バズーカに被弾したのと同じ現象、
つまり10年後の自分との入れ替わりを体験したそうです。

行き着いた先は、10年後のアメリカの工科系大学。
未来の自分の身分証と新聞の日付を見て愕然とした入江は、
怖くなって学校の中庭へ走っているときに、ある男にぶつかってしまいます。
その男こそ、白蘭でした。このときは「ただの人」だったそうです。

入江:『実際 過去に戻った僕は白蘭サンのことなどすっかり忘れて タイムトラベルをしたこと自体に興奮したよ…』
   『でもその一方で 自分の夢だったミュージシャンに 将来自分がなってなくて ひどく落ち込みもしたんだ…』
ツナ:『えっ?正一君…ミュージシャンになりたかったの?』

ツナの普通のこの反応が、逆に面白いです。

入江:『笑っちゃうだろ? だから当時の僕は ミュージシャンになれるように未来を変えようって考えたんだ…』
ツナ:『未来を変える?そんなこと…』
入江:『過去を変えれば未来も変わる… 未来は1つじゃないんだよ』

「未来を変える」という言葉へのツナの反応には、若干違和感を感じますが、
ツナたちが今闘っているのは、今のツナたちにとっての未来である
10年後の世界を変えるためだと考えて、納得しました。
しかし、未来は1つじゃないという入江の答えは、嬉しくないものですね。

リボーン:『パラレルワールドだな』

観覧席より駆けつけてきた仲間たちが登場し、了平が入江の傷の手当てを開始します。
リボーンの見立てによると、やはり入江の傷は酷いよいです。
スパナは、ビアンキが処置をしているということで、安心し…てよいのかな?

リボーン:『パラレルワールドとは世界はどんどん枝分かれしていってて』
     『いろんなパターンの未来が存在するって考えだな』
ツナ:『世界が…枝分かれ…?』
リボーン:『例えばオレとお前の出会いだ』
     『オレと出会って お前がすげえ立派で かっこいいマフィアになる未来と
      オレと出会わずにダメダメの超ダメ人生を送る未来』
     『そのどちらの世界も実際に存在するって考え方だ』
ツナ:『どっちもヤダな…』

ここまできて、素でマフィアになるのがイヤだというツナがよい感じです。
リボーンのイメージの、デフォルメされたツナとリボーンは可愛いですね。
そして何故かツナが、微妙に真6弔花の敬礼のようなポーズをしているのがおかしいです。

パラレルワールドやタイムトラベルの話になると、ジョンバール分岐点が思い出されます。
ジョンバール分岐点とは「歴史的に重要な場面に干渉したとき、別の歴史が生まれる」という
まさにその瞬間のことです。
元々の出典は、ジャック・ウィリアムスンの「航時軍団」という小説です。未読ですが。

ツナ:『っていうか う~ん』
   『つまり…「もしも」の世界が実際にあるっていうこと?』
リボーン:『そうだ 「もしも」の数だけな』
了平:『だが、この世は「もしも」なんてことはたくさんあるぞ!!』
リボーン:『ああ…』
     『だから無数の分岐から 無数のパラレルワールドが存在すると考えられるんだ』
入江:『だから僕は きっと自分がミュージシャンになっている未来の パラレルワールドもあるはずだと思って』
   『もう一度10年後へ行こうと決めたんだ…』

入江は、学校の教科書を全部燃やして、進路希望票に「ミュージシャンになれなきゃ死んでやる!!」と書いたそうです。
入江の意外な過激さに、ツナがドン引きしています(笑)。

そして、次にタイムトラベルしたとき辿り着いたのは、1回目とは違う未来。
そこは外国の町外れの廃れた飲み屋。見るからにヤバそうな人達がたくさんいるそこで
ミュージシャンとして演奏して働いていたようです。
しかし、お金のトラブルからギャングに追われていたそうです。

一目散に店から飛び出し、大通りに出たところでまた男にぶつかった入江。
そう、白蘭です。
驚きながらも、この世界の白蘭とは面識がない故にそのまま去れると思っていた入江ですが、
白蘭は入江を引き止めます。

白蘭:『ちょっと待って… ん――…君どこかで会わなかったっけ?』
入江:『え… いや… 人違いだと思います』
白蘭:『う!!』 『あ…うう!!』

立ち去ろうとする子供の入江ですが、その目の前で急に白蘭が
頭を手で押さえながら呻きだします。

白蘭:『頭いって――!ぐ…何だこれ…!?』
入江:『え!?…だ…大丈夫ですか!?』

座り込んでしまった白蘭を気遣う入江。
今までずっと、成長した入江と白蘭とが肩を並べているところしか見ていなかったので
大人の姿の白蘭と子供の姿の入江が共にいる光景は不思議な感じがします。

白蘭:『何か…わかりそうだ… 何かが…大事な事が解けそうだよ…』
入江:『…??』
白蘭:『君とは全然どこか違う場所で会ったことがある…』
入江:『!!』 (きっと僕と似た人と勘違いしてるんだ…)
白蘭:『違う世界で!!』
入江:『!!』
白蘭:『場所は…大学…… 君の名は…イ…リ…エ…』

その話に衝撃を受けるツナとリボーン。
もちろん、子供の入江も気味が悪くなって走って逃げたようですが、
相手がパラレルワールドを体感し、別次元で既に白蘭に出会っている入江で
なかったら、白蘭は完全に"危ない人"ですね。
そして、どうやら白蘭はこのとき「能力」を手に入れたようです。
それがわかったのは、この後のタイムトラベルでのこと。
『後って…また行ったの?』 というツナのさり気ないツッコミ心の溢れる一言が好きです。

ミュージシャンになった未来が許せず、再び大学を目指した入江は
1年後、どうしても未来を確認したくてタイムトラベルをしたそうです。
そこで見たものは、戦争で焼け野原となった荒廃した世界。
携帯端末から流れてくるのは、この戦争を起こし世界征服を成し遂げた
白蘭という独裁者の演説だけ。
携帯端末に映る白蘭の服には、さり気なくミルフィオーレの紋章が縫われています。

何かの間違いと思った入江は、その後もできる限りの変化を起こして
何度もタイムトラベルを試みたとのこと。
しかし、何度試してもわずかな違いこそあれ、すべての未来が白蘭に支配されてしまっていたそうです。
入江が必死に白蘭を倒そうとしているのは、この光景を目の当たりにしたからなのですね。

使っちゃダメだとランボに指示していたボヴィーノファミリーのボスが
一体何故何発もの弾を送ったのかが気になります。
そして、入江も一体何回タイムトラベルしたのでしょう;

「白蘭が何をしたのか」というリボーンの問いに対し、入江が答えます。
白蘭は、入江が目覚めさせてしまった能力を、己の欲のために悪用したと。
彼は、どのパラレルワールドでも誰よりも知識を有し、先端技術を獲得し
強力な軍隊を作ったのだそうです。

パラレルワールドとは、現実と並行して存在している独立した別の世界であり、
どんな人間も、他のパラレルワールドにいる自分のことは知る術もないし
交わったり関わったりすることはない。

入江:『だが白蘭サンは同時刻のパラレルワールドにいる、全ての自分の知識と思意を共有できるんだ』

パラレルワールドの概念を示す時系図を元にした、白蘭の能力の説明図で以下次号!!

パラレルワールドは、REBORN!の世界観には適用されないのではと思っていたので
今回の設定には驚きましたし、正直戸惑いました。

リング争奪戦のときの大人ランボがパラレルワールドの可能性を示唆していましたが、
20年後ランボが持っていた角に獄寺が書いた落書きがあったこと、
そして、子供ランボが遊びと勘違いしていたことと割とあっさり気絶したことから
その可能性はなくなったと思っていました。

しかし、パラレルワールドの存在がはっきりと語られた以上、
未来編の在り方を今一度考えています。
何故ならこの場合、この時間軸で白蘭を倒しても、別の時間軸の未来は
変わらないかもしれないと言っているようなものだからです。
白蘭を倒したとしても、そこが分岐点となり、白蘭を倒せなかった未来が
生まれる可能性があるわけです。となると、白蘭を倒せなかった未来の世界は
やはり荒廃してしまい、もしかしたら救われないままかもしれません。

白蘭がツナに「何度も会っているような気がする」と言ったということは、
他の未来でもツナと会ったことがあるからでしょうか。
病気の幻騎士に渡したワクチンも、他の世界の技術を以って処方したものかと思います。

ただ1つ。2002年に公開された「タイム・マシン」という映画を引き合いに出しますが、
タイムトラベルにより過去を修正した場合、今回入江が語ったようにわずかな違いこそあれ
不変の出来事というものが存在する可能性があります。
「タイム・マシン」の中では、それは恋人の死でした。

恋人を亡くした男はタイムマシンを開発し、過去へ飛び、
恋人が死亡するきっかけとなった事故から彼女を救います。
ですが、別の要因により彼女は亡くなってしまいます。
何度過去を修正しても、その度何かが起き、彼女はやはり亡くなるのです。

もし今回、白蘭を倒し平和な未来を手に入れたとしたら、
他のパラレルワールドでも同じことが起り得ると考えてよいのか、
それはツナたち以外の誰かが成し遂げる可能性もあるのか…
残念ながら、今のところはまだ結論を出しかねています。

それにしても、すべてのパラレルワールドにいる自分の知識を共有できることも
凄い能力だと思いますが、それ以上にそれだけの知識を処理できる脳こそ
彼の最大の力かもしれないと思いました。

ユニが「私にしか止められない」と言ったことの真意、
今ツナたちのいるバトルフィールドに彼ら以外の人間がいない理由、
白蘭が世界征服を成し遂げながらも7^3を欲する目的、
骸やブラックスペルの動向など、まだまだ気になる事柄がたくさんあります。

思ったより入江も元気ですし、全体的に緊張感を欠くような描写が散りばめられていて
話の重さに反比例して楽しく読めました。面白かったです。
アオリによれば、次号では未来編の真相が描かれるとのこと。
どこまで明らかにされるのか、期待が膨らみます。

なにはともあれ、次回も楽しみです!


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9 コメント

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こんにちは (アリス)
2009-08-01 20:57:06
こんにちは、無事サマーセミナーも終了し本格的な夏休みに突入しました!
先週はコメントできなくてすみませんでした…

では感想に…
前回のタイトルとはうって変わりパッと見ワケがわからないタイトルになってますね
管理人様が言葉の説明をしてくださっていなかったら、全くわからなかったように思います
ありがとうございます

正ちゃんにメガネを差し出す獄寺くんにキュンとなった今号
何だかここ最近の獄寺くんは少し態度がまるくなったような気がするのですが、気のせいなのかな…

それはさておき、正ちゃんの勝利への執着心はリング争奪戦のXANXUSと思わず被ってしまいました
そしてミュージシャンになれなかったから。と言って、進路希望票に「ミュージシャンになれなきゃ死んでやる!!」と書いた正ちゃんには驚きです
今号の入江さんは仰天行動がたくさんですね^^

以前正ちゃんが言っていた、「今この時代にしか白蘭さんの能力を封じる手はない!」と断言していたのは、10年バズーカで未来に行ったからなのですね
しかしそうなると「倒す」のではなく、アクマで「能力を封じる」と言ったのが何故なのか気になります
この場合「能力を封じる」=「倒す」ということなのかな?
また、ユニちゃんを変えてしまったのもこの能力とどういう関係があるのか気になります

次回もとっても楽しみです
今号も更新ありがとうございました!
返信する
こんばんは♪ (ぽん太)
2009-08-02 00:54:05
最近、リボーンの小説の3巻を買いました!!
ついていたステッカーが、とっても綺麗で嬉しかったです♪

感想です!
白蘭の能力はスゴイものなんですね。
たくさんの違う世界の記憶を共有しているなんて、なんだか頭がパンクしてしまいそうだと思いました。
白蘭も、正チャンと同じ大学にいたということは、彼も工業系の勉強をしていたのでしょう
か?

正チャンの夢が、ミュージシャンだったことにとっても驚きました!
元から、機械関係が好きなのかな?と思っていたので、意外です。
正チャンの書いた、進路希望票には思わず笑っちゃいました!

ツナの自然な反応には、和みます。
ツナのつっこみは、なんだか久し振りな感じがしました。

そして、スパナも無事で良かったです!
今週も、更新お疲れ様です!!
返信する
結論・ボヴィーノファミリーのアホんだら (K・K)
2009-08-02 11:46:15
 そもそも、今の時代じゃないといけない理由がわからないんだよな。わざわざ、ボンゴレリングまで持ってくるリスクを冒してまで、この時代の白蘭を倒さないといけない入江の狙いが。
 推測としては、この時代で白蘭を倒すことで白蘭の能力が失われ、リンクが不可能になってしまうぐらいですけど(まあ入江も「この時代でないと白蘭の能力を封じることが出来ない」とは言ってましたが)。どうして?という疑問が出ます。

>白蘭の能力
 発現したのは大体今から約一年前…たった一年足らずで世界征服したの!?
 同時に(この時系列の)白蘭の強さの秘密の一端も理解出来た。同時刻のパラレルワールドの自分と知識・思意を共有していると言うことは事実上、無限に等しい「覚悟」を有している=マーレリングの力を極限まで引き出せるということ、真・六弔花をも凌駕する力を持っているわけだ。ひょっとしたらパラレルワールドの中の生きてる自分と「調和」すれば、老衰以外の死因はありえないとか…ジルの蘇生や「異常なまでの偶然の頻発」もその応用?
 ついでに言えば、パラレルワールドの自分の脳とリンクしているような物だから、人間離れした思考能力も有していると。
返信する
ありがとうございます (書庫の管理人)
2009-08-05 01:14:04
アリスさん>

こんにちは、アリスさん。
サマーセミナーの受講、お疲れさまでした。今は夏休みを満喫してらっしゃいますか?
コメントのことはどうぞお気になさらないでください。

今回のタイトルは、実は拙管理人もよく意味がわかっておりません;
せめて個々の単語の意味だけでもと記載した内容が、アリスさんの
お役に立ったのなら幸いです。

アリスさんは、入江にメガネを差し出す獄寺に惹かれましたか!
確かに、ここのところ獄寺が見せる態度は柔らかい気がしますね。
また、アリスさんの仰るとおり、XANXUSを彷彿させる執念をみせたり、
過激な行動をとったりと、何気に入江には驚かされます。

入江が、「倒す」ではなく「能力を封じる」と言ったのにも
やはり理由があるのでしょうか。
今ツナたちのいる時代以降になると止める術はないと断じているのは、
今後白蘭が手に入れるであろう知識が関係するのかと推測していますが、
「能力を封じる」=「倒す」としてよいのかは分かりませんね。
そして、アリスさんに言われて思い出しましたが、ユニに対して
何を行なったのかも明らかになって欲しいです。

いつも楽しいコメントをありがとうございます。
温かいお言葉にも感謝致します。ありがとうございました。


ぽん太さん>

こんにちは、ぽん太さん。
小説の3巻ご購入、おめでとうございます。
あのステッカーのデザインは素敵ですよね。拙管理人もお気に入りです。

とうとう明らかになりました白蘭の能力ですが、凄いです。
ぽん太さんの仰るとおり、普通の人間なら頭がパンクしそうですよね!
1度目のタイムトラベルで入江が出会った白蘭は、工業系の勉強をしていたようですね。

入江は、初登場のときからよく音楽を聴いていたので、音楽が好きだとは
思っていましたが、ミュージシャンになることが夢だとは思いませんでした。
あの進路希望票には、先生もさぞ困ったことでしょう(笑)。

ツナのツッコミは、確かに久し振りな気がします。
日常編の空気が仄かに感じられて、なんだか安心感がありますね。
スパナも、元気な姿を見せて欲しいと思います。

労いのお言葉に感謝致します。
いつもながらの楽しいコメントをありがとうございました。


K・Kさん>

「今の時代じゃないといけない理由」は、全くもって謎ですね。
ツナたちが、正確に10年後の世界に来た訳ではない理由も関係してくるのでしょうか。
K・Kさんの推察どおり、白蘭を倒すことで能力を封じることができるとして、
どの状態を以って「倒した」と断じるのかも気になります。

白蘭の強さについての考察もありがとうございます。
なるほど、知識や思意を共有していることが、マーレリングの力を極限に引き出すことや
他の次元と調和することへ通じる可能性を示唆しているとは考えもしませんでした。

最後に。白蘭の能力の発現に、入江が使用したボヴィーノファミリーの10年バズーカが
関係しているのは間違いないです。しかしもしかしたら別の次元では、入江ではない
別の誰かと出会うことで、その次元の白蘭の能力が発現した可能性もないとは言えないと思っています。
パラレルワールドは、無限の可能性が考えられるので困りますね;
返信する
難しくて…;; (ヒバリ)
2009-08-05 23:24:48
管理人様。こんにちは♪今号もありがとうございます♪
私の住んでる所も今週やっと梅雨明けしました;でも明けたら明けたで、ものすごく暑い毎日が戻ってきて…既にバテてます(死)管理人様も夏バテする事の無い様十分ご自愛下さいね!
さて、本編ですが…(ため息)ハッキリ言って頭が悪い私にとっては難し過ぎです!!白蘭は人として有り得ないですね。あらゆる時代の記憶を保持するなんて、脳みそにシワ入りまくりですよ;取り敢えず白蘭の能力の触りだけ分かった今号…次号は更に明らかになることを期待します!
返信する
分かったけれど、分からない; ()
2009-08-06 03:28:26
管理人様、こんにちは。

今回のタイトルはなんだか噛みそうですね;
ついでに申しますと、最近、いろんな意味でインパクトの強いタイトルが多い気がします。


白蘭の能力がようやく明るみに出ましたね。
「パラレルワールドでの沢山の自分と繋がっている」だとは思ってもみないものでした。
彼の能力について幾つか立てていた私の予想の中に、「他人のスキルを奪う」というものがありました。
食にまつわる描写が多かったのも、「食べる=侵食する、吸収する」の暗示だと思っていたのですが、見事に外れてしまいました。
そんなありきたりなものではなかったのですね。天野先生の発想がすごいです。これには舌を巻いてしまいました。

ですが、ちょっと気になることがあります。
標的221で、入江が「この世界のあり得ない事の多くは白蘭の能力に起因している」と言っていたので、
死んだはずのジルの蘇生(?)には何らかの形で白蘭が関係していると思っていました。
なので、能力の判明に連なってジルの謎も解明されると踏んでおりました。
ですが彼の能力が覚醒したのは10年後の世界ですので、8歳の頃のジルと直接接触がとれるとは思えません。
となると、タイムトラベルをしてジルを助けたという事になるのでしょうか。
しかしながら、現時点でタイムトラベルの技術は入江しか身に付けていないはずですし…

...すみません、ややこしい展開に頭が追いつかなくて、自分で何を言っているのか分からなくなってきました;

とにかく、この件も含め、未来編にはまだ疑問がたくさん残っており、章が終わるまでに本当に全部の伏線を回収できるのか不安です。

次回はより一層気になる内容なので、首を長くして待ちたいと思います。
それではお邪魔しました。また来ます!
返信する
ありがとうございます (書庫の管理人)
2009-08-07 00:24:56
ヒバリさん>

こんにちは、ヒバリさん。
今年は全国的に長梅雨のようですが、明けてからの猛暑にも参りますね。
夏バテされているとは、さぞお辛いことと;
そんな中、拙管理人へのお気遣いをありがとうございます。
ヒバリさんも、どうぞしっかりと体力を回復してください。
熱中症にもお気を付けくださいね。

本編については、拙管理人も若干思考を放置しております(笑)。
白蘭の能力は、確かに人としての領域を超えていると思いますが、
某漫画の台詞を借りるならば「あり得ないなんてことはあり得ない」そうですから、
今しばらくは、成り行きを見守っていきましょう。
次号ではどのような展開が待つのか、楽しみですね。


茜さん>
こんにちは、茜さん。
「今話のタイトルは噛みそう」というお言葉に大笑いしておりました。
そして仰るとおり、最近はインパクトの強いタイトルが多いですね。
タイトルを見ただけで「え!?」と叫びたくなります。

白蘭の能力については、想像だにしないものでしたね。
茜さんは、白蘭がモノを食べる描写から「吸収する」というキーワードを
連想されていたのですか!凄いです。
そういう意味だと、彼は別次元の自分の知識を吸収していますから、
あながち的外れとも言えないのではないでしょうか?

ジルの蘇生については、確かに謎が残ります。
少なくとも、今現在に連なる時間軸においては、
ベルはジルを殺して埋めているはずです。
故に、仮に白蘭がタイムトラベルができたとしても、
なにか特殊な能力がない限り蘇生は不可能な気がします。
もしジルが殺されるのを阻止した場合には、それは今現在ツナたちがいる世界とは
また別の未来へと繋がるはずで…すみません、拙管理人も訳が分からなくなってきました;

未来編の謎は多過ぎて、いったいどれだけあったのかすら既に記憶が曖昧ですが(ぉ)、
これからの展開を楽しみに待ちたいと思います。
拙管理人も次号が気になって仕方ありません。

わざわざのコメントをありがとうございました。
返信する
どうでもいい考察 (K・K)
2009-08-07 20:54:29
>白蘭の能力の応用例(予想編)
 白蘭の能力は「同時刻のパラレルワールドの全ての自分と知識・思意を共有できる」です。
 そして、大空の性質は「調和」です。例として敵の匣兵器を石やコンクリートなどと「調和」させる事で石化するといった事が出来ます。
 入江が出会った白蘭達がいる世界では既にジルは死んでいますが、白蘭がリンクしている他の世界の中にはジルが生きている世界も存在しているのでしょう。
 別世界の同一人物の「生きている状態」と調和する事で死体を蘇生させたと私は見ています。
 あくまで調和したのは「状態」ですから蘇生したジル自身は自分が死んで生き返ったといった内容の台詞も言っています。ちなみに年を食っているのは、調和した時間軸のジルの年齢に合わさった結果と見ています。

 もう一つの応用例としては、確率操作が存在していると思われます。自分にとって都合の良い可能性と世界を「調和」させていると思います。これが匣兵器が生まれた原因、異常なまでの偶然の頻発が起こる理由と見ています。
返信する
ありがとうございます (書庫の管理人)
2009-08-08 22:14:56
K・Kさん>

再度のコメントをありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ないです。

白蘭が大空のマーレリング保持者であることから、「調和」を用いた更なる力を
有するのではないかというお考えですね。
確かに、ヴァリアーと闘ったジルは蘇生したということを匂わせていましたので、
K・Kさんの仰ることに一理あります。他のパラレルワールドの、自分以外の存在に対して
どこまで干渉できるのかは不明確ですが、別次元と「調和」させるというのは面白いですね。
しかし、自分にとって常に都合のよい可能性と調和させ続けているとしたら、
彼に勝利することは途方もなく分の悪い賭けですね。
あまり関係はないのですが「エンドレスエイト(@涼宮ハルヒの憂鬱)」を思い出しました。
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