箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ30号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的198『幻騎士』

2008-06-22 16:37:54 | 雑誌[J]
今週は、対峙する山本と幻騎士からスタート。

幻騎士:『待っていたぞ』
山本:『あんた 霧のマーレリングの幻騎士だろ?』
幻騎士:『!』
山本:『やっぱり』

相手を見定めた山本は、ラルに『ちょっといってくるぜ。すぐ戻るからな』と声をかけ
単独部屋の中へと飛び込みます。
そこは床一面に薄く水が張られていました。

幻騎士:『なぜオレを知る』
山本:『スクアーロのDVDで見たんだ。あんた…「剣帝への道」100番勝負100番目の相手だったな』
幻騎士:『貴様…この時代の2代目剣帝と接点があるのか』
山本:『へへ まーね』
幻騎士:『ああ、その通りだ。奴にはわざと負けてみせた。ミルフィオーレ結成のためにな』
山本:『!?』

幻騎士は、スクアーロの背後を知らなかったんでしょうか;
同じボンゴレに所属する、同じ剣士であるヴァリアーのスクアーロと雨の守護者の山本。
普通に考えたら、接点ありそうなものですが。

それはさておき。
2代目剣帝はスクアーロでよかったのですね。
しかし、「わざと負けた」とか言われると、スクアーロが哀れでなりません。
どこまで報われない人なんでしょう彼は。
山本の記憶力も素晴らしいです。余程インパクト強かったんでしょうか麿眉

二人の剣士の対峙を、モニター越しに観察する入江正一。
γと獄寺との戦いも観ていたようです。
晴の守護者である了平を倒し、嵐の守護者の獄寺も満身創痍に追い込んだことで
充分に役割を果たしたと、『やればできるじゃないか』と言い放ちました。
あとは幻騎士さえいればどうとでもなると。

助っ人は要らないと豪語していた割には、幻騎士のことを完全に頼りにしていますね。
そんな入江の下に、報告が入ります。

一つは、ボンゴレアジトから戻った偵察部隊からのもの。
ヒバリとの戦闘は継続中。ミルフィオーレ側の負傷者は相当な数だが、
現時点ではミルフィオーレが優勢。ヒバリを倒すのも時間の問題であるとのこと。

もう一つは、モスカの戦闘記録を調べたが、スパナの言っていた
ボンゴレ10代目が用水路に落下したというデータはなかったということ。

入江:『なんだと?スパナは何と言っているんだ?』
隊員:『それが連絡がつきません!』
入江:『どういうことだ!?スパナを叩き起こしてでも事情を聞け!!』
アイリス:『もうやってるよ大将』 『ところが奴さんの部屋はもぬけの殻だよ』

モニターに移るのは、スパナの部屋に居るアイリスとジンジャー・ブレッド。
基地がパズル構造になってたことに驚いたというアイリスに、
それよりもとスパナの居場所を問いただす入江。
この基地内のどこかにボンゴレと共にいる可能性がたかいと、
ボンゴレをかくまっている可能性もあると答えたのはジンジャーでした。

入江:『なぁ!?スパナが裏切ったというのか!?』

驚愕する入江ですが、それも一瞬のこと。
冷徹なる決断を下し、報告を続けるアイリスたちに伝えます。

アイリス:『私達は今からボンゴレを捜索するつもりだよ。了解してくれるね?』
ジンジャー:『もしスパナ氏が寝返っていた場合はどうします♪』
入江:『……抵抗するようなら殺してもかまわない。白蘭さんには僕から報告しておく』
アイリス:『やっぱこの基地の大将はあんたしかいないねv』

場面変わり、スパナとツナの居る部屋。
…ここがスパナの研究室かなんかだったら、居場所はすぐバレるんじゃないかとかは
余計な心配でしょうか;

飴を咥えたままのスパナがツナに指示を出します。

スパナ:『よし 始めて』
ツナ:『あの…手錠は?』
スパナ:『壊していいよ』
ツナ:『はい』

死ぬ気丸を飲み、超死ぬ気モードになったツナ。
グローブがVer.V.R へとなり、手錠を破壊します。
コンタクト型の極小ディスプレイを目にしているようですが、
調整がうまくいっておらず、視界がかすむそうです。

スパナ:『はやり調整に時間が必要だな』
ツナ:『どれくらいかかる?』
スパナ:『20分もあれば』
ツナ:『かかりすぎだ』

超死ぬ気モードのツナの強気は好きですが、
「これくらい時間がかかる」という技術者の言葉に対して
「それじゃかかりすぎ」と言われるのは結構辛いものなのですよね;
かかりすぎって言われても…ね(泣)。

ツナ:『リボーン その後連絡は?』
リボーン:『電波が悪いらしく誰からもねーぞ。今は無事を祈るしかねーな』

仲間のことを気に掛けるツナ。
これから技を完成させた後、スパナの処遇をどうするつもりなんでしょう。
そこも気になります。

更に場面変わり、再び幻騎士と山本。

山本:『スクアーロにわざと負けた?』 『何…言ってんだ?』
幻騎士:『スクアーロなど敵ではないが 目的のために惨敗したかのように偽装したのだ』

あああああ言っちゃいました;
なんかもう、切ないですスクアーロ。涙で前が見えません。
『あっ もしかして負け惜しみ?』 という山本の言葉に、
これほど賛同したいと思ったことはないです。

対する幻騎士は、そんな山本の言葉に気を悪くした様子もなく、
静かにハンデを2つやると告げます。

一つは地の利。雨属性に有利な人口の雨がフルフィールドでのバトル。
そしてもう一つは、幻騎士は素手で戦うというもの。

山本:『刀…使わねーのか!?』
幻騎士:『これは敬意だ』
    『ボンゴレの守護者といえば伝統と格式を持つ名のある標的。
     お前への行為を"殺し"から"戦い"に格上げするためには枷が必要』
山本:『随分甘く見られてんだな』
幻騎士:『来い』

幻騎士の言葉にムッと来たような山本ですが、
突如発せられた幻騎士から迸る殺気に中てられ、驚きます。
ビリビリと伝わってくる、リボーンよりも痛い殺気に、
幻騎士が「本物」だと悟る山本。

山本:『…やっべぇ…』
幻騎士:『竦んだか』
山本:『いんや』 『ゾクゾクしてきちまった』

臆するどころか、かえって闘志を漲らせる山本は、
だからこそ幻騎士とは剣士として戦いたいと告げます。

山本:『嫌でも剣を抜かせてやるぜって方向で』

開匣し燕を出現させ、時雨金時を変形した山本は
時雨蒼燕流でのバトルを宣言します

幻騎士:『全ての御託は無駄となる』
山本:『そいつは 闘ってみてからだ!!』

繰り出したのは、時雨蒼燕流 攻式一の型「車軸の雨」。
標的目指し一直線の突き技は、幻騎士を捉えたかに見えましたが

幻騎士:『大した突きだ』
山本:『!』

剣を突きたてたかに見えた幻騎士は消え、代わりに
その両脇に2人の幻騎士が立っていました。

幻騎士:『だが スクアーロの剣技同様 子供騙しだ』
山本:『がっ!』

二人の幻騎士からの手刀を喉に受け、吐血する山本で以下次号!

幻騎士が4本刀を持っていることが常々疑問でしたが、
分身して1人が1本もしくは2本使うということなのかな?
霧属性だから幻覚のような技を使えるのでしょうか。
少なくとも、マーレリングの力を引き出した結果使えるというくらいの
設定にして欲しいところです。
でないと、骸もなんだか可哀相なことに…;

次回は巻頭カラーだそうです。
Vジャンプのコーナーもリニューアルされ、グッズも次々発売されてますね。
原作もこのままの勢いで行って欲しいです。
ヒバリサイドと10年前も気になっていますが、大人しく展開を待ちたいと思います。
次回も楽しみです!!


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