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最後の 「ユネスコ世界遺産」 でもある 『弥勒寺址』 にやって来ました。
この写真を見ても、弥勒山の麓に広がる平地にあり、とても広い敷地だということが分かります。
なんでも東アジア最大規模の寺域を誇るらしいです。
とにかく冬の時期は日が短く、戸外での見学も日没との戦いです。
早く、早く~
「東院九層石塔」 に行く手前に案内板がありました。
まずは、1番目立つ 「東院九層石塔」 にガイドさんを先頭に一目散にやって来ました。
そこには、百済の衣装を身にまとうイベント参加者の方々の姿がありました。
塔を見学すると言うよりは、百済時代の衣装の人々に目を奪われ、
大はしゃぎで記念撮影をする私たちって…
風に揺られて 「カラン、カラン」 と、塔から風鈴のような音が聞こえてきたのが印象的でした。
日がどんどん傾き、先を急ぎます。
「東院九層石塔」 に建っていたプレパブの建物は、「西塔」 が復元中です。
石の色で、その作業の様子が分かると思います。
方向によって見える姿が違うので、
動ける範囲で、撮ってみました。
崩壊寸前の状況だったのを1915年 (日本統治時代) に日本がセメントで補強して保存したそうで、
2001年以降、そのセメントを除去しつつ、解体工事が行われ完全に解体されてから、
現在に至る… ですね。 その頃は、もちろんプレハブなどありませんでした。
日没が進むに連れ、綺麗な夕日が見られました。
しかし、夕日に見とれているわけにはいきません。
「弥勒寺址遺物展示館」 の閉館時間が…
ガイドさんが、交渉して下さり、さっと館内を見せていただけました。
こちらが7世紀始め百済武王の頃に作られた、百済最大規模の寺 「弥勒寺」 の模型。
伽藍配置も三塔三金堂で独特なものとなっています。
先ほど見学したのが東院と西院で、中央の木塔は現在では址のみとなっています。
おそらく百済の最新の技術の粋を集めたであろうこの弥勒寺。
この木造の塔は、九層塔であったことが分かっているそうで、その技術に驚かされます。
石塔の土台の土の部分が雨風を避けた状態でそのまま保管されていたことにより、
解体作業や発掘調査によって発見された遺物の数々を 「弥勒寺址遺物展示館」 で見ることができます。
その金製舎利壷です。
金洞製の舎利外壺、その内側に金製の舎利内壺、そしてその中には厚さ0.1mmのガラス製舎利の破片が発見されたそうです。
こんな感じで納められていた図。
こちらは、金銅風鐸。
そして、青銅製菩薩手。
時間がなくて、早足で駆け回ったことが気残りです。
この時代に素晴らしい細工がされた瓦。
解体作業や発掘調査によって発見された数々の貴重な遺物がスタンプラリーになっていました。
次回は、歴史の勉強をしっかりして、ゆっくり見てみたいなぁ…
百済の人々はこの弥勒寺を中心として、誰もが平等に生きることを願う弥勒下生の夢を実現しようとしていたそう。
弥勒寺は、すべての衆生を救おうという切なる願いが反映され、釈迦ではなく弥勒菩薩を祭っていたとか。
【익산 미륵사지 (益山弥勒寺址)】
전라북도 익산시 금마면 기양리 104‐1 (全羅北道 益山市 金馬面 箕陽里 104‐1)
ホームページ :
こちら
休業日 : 1月1日、月曜日 (国立弥勒寺址遺物展示館のみ)
所要時間 : 9:00~18:00 (国立弥勒寺址遺物展示館のみ)
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