食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、南国フルーツ』

2014年02月09日 18時26分05秒 | 旅行

シェムリアップの市場はオールド・マーケット、プサー・ルー、サマキ・マーケットと3つが有

名で、それぞれ異なる特徴を持っている。オールド・マーケットは庶民の市場の要素に加

えて観光客相手、その周辺にはレストランやおしゃれなアクセサリー店などがある。

他の2つは完全に地元の人の生活を支えている市場だ。プサー・ルーの規模は大きくこの

辺の人の生活を知るうえでとても興味深いところだ。魚類の大半はナマズのような淡水魚が

主体、肉は豚か鶏で野菜類の種類は豊富だ。特に私たちが目をひくのは果物の種類の多

さだ。竜眼、パパイヤ、ライチ、ドリアン、マンゴーなど馴染のあるものに加えて、名前が分か

らないものも多い。

庶民相手の店だから観光客の姿は余り見かけないから、私たちのようにもの珍しそうに眺め

たり写真を撮ったりしていても邪険にされることはない。どこの市場でも果物はあるがサマキ・

マーケットに並べられていたものが、一番綺麗で上品に見えた。奥の方に入って物色してい

たら、何と薪が売られていた。非常に懐かしい商品だが、大きく違うのは日本の物のようにし

っかりとしたものではなく、枝を集めたような粗末な薪だった。電気やガスのない所帯はまだ

多く需要も多いようだ。

私は好物のマンゴーを買い込む。お婆ちゃんが店番をしており、手頃な大きさのものを手渡

すと3ドルを示すと思われる3本の指を立てる。ぼられていない時は値切ることをしなくなったか

ら、素直に3ドルを渡すと、横に置いてあった竜眼をおまけにつけてくれ、にっこりと笑顔を見

せた。2度目のシェムリアップでは少し知恵がついて、機内食で出されるプラスチックのフォー

クとナイフをゲットし、それを使ってマンゴーを食べる。ベトナムに行った時、行商のお婆さんが

ナツメのような果物を売っていたので、それを買うと白い粉の入った袋をくれた。

What ?と言うと分かったのか、白い粉をつけて食べる仕草をした。何かは分からなかったが、ホ

テルで試食してみると塩に少しだけ唐辛子のようなものが入っていた。酸っぱいナツメのような

実に塩をつけて酸味を消して食べるものだった。色々な果物を試してみたがマンゴー以上のも

のはないと言うのが私の結論。

シェムリアップ中心街からアンコールワットに行く途中に日本人マダムさちこが経営するアンコー

ルクッキーの店がある。クッキーは別として、そこの入口で売っているマンゴー入りの日本式で

言うかき氷、こいつのデラックスは果物がふんだんに乘っており、暑い中これを頂くと、まさに天

国気分になる。こちらでは高級品とも思えないマンゴーはホテルのバイキングにも出てこないで、

代わりではなかろうがパパイヤ、メロン、スイカばかりが並んでいる。フルーツジュースにしても同

様だった。しかし、喫茶店やパーラーに行くとメニューにマンゴーは必ずあるから、高級なのか普

通なのか分からない。はっきりしているのは現地の人が市場で買えば安価であろうということだけ。

 


『消費税、どっちが得』

2014年02月09日 18時24分09秒 | 日記

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、長らく待ちやっと迎えた心算の正月を過ぎると、3月

までは足早に時が過ぎる喩えとして使われる。物理的な時間は同じなのに何故か、この期

間はそう思える。学期始め、企業や官庁は新年度の始まりを迎えるから、期末の後始末と

新期に向けての準備が重なり特別の気忙しさを感じさせるのも一因であろう。外国のことは

判らないが日本固有の言い回しだろうか。

今年は新年度から増税、支出増を避けられない厳しい幕開けが待っている。先日も新聞に

消費税の増税でどのようになるか、具体的な例を挙げ説明していた。家を建てる場合、土地

に対しては増税の影響はないが建物に対して影響がある・・・・こんな具合だった。

私など小口の消費者が考えるのは、壊れかかった電化製品や耐久製品、日常的に必要な

消耗品などの買い替えや買い溜めではなかろうか。昔ならこんな値上げの時には煙草を万

円単位で買い置きしたり、焼酎、ビールなどの買い溜めは必須パターンだった。我が家では

それ以外の物の買い溜めは余りなかったと思う。

世間では色々な手立てを尽くしている人が多く、買い溜めによる品不足対策から増産体制が

取られ始めている物も出ており、いよいよ消費増税への臨戦態勢となってきた。

5%から8%になるから3%は確実に値上げになる。値上げ前に消費者が対応していたものは確実

に売り上げが落ちる。物価は売れなくなると値下げされるのが常だ。物によっては増税の反動

で価格下落を招き3%以上になれば、慌てて購入した3%の節約はチャラになる。問題は実際に

そんなことが起こるのか否かだ。私が思案しているのは昨年故障した生ごみ処理機の購入。価

格.comで価格推移グラフをみるとこの商品に限らず、価格は3%どころかもっと大きな幅で変動し

ている。今、慌てて買った方が得か増税後の下落を待ってみるか、この選択だ。

半年ばかり使用できないで我慢してきたから、ついでにもう少し様子を見てみる方向に傾いてき

ている。消費増税後、物の動きが鈍ることは確実だから、それに伴う価格変動は大いに興味を持

たせてくれる。慌てる乞食は貰いが少ないのか、果報は寝て待てばいいのか、小口コンシューマ

ーにも悩みどころはあるものだ。


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