食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、ベトナムの市場』

2014年02月18日 17時46分36秒 | 旅行

ツアーの組み込まれていて、訪れたのはチャイナタウンにあるチョロンにある市場。お寺

の天井から螺旋状のものがぶら下げられており煙が出ているように見えるものが何か、ガ

イドに説明して貰った。線香で火を付けると1日だったか1週間だったか忘れたが、長時間

焚き続けることができる。願いを書き添えると叶うと言うので定番の『家内安全』を漢字で書

いてお願いしておいた。市場は中華街そのもので、豚の顔の丸焼きや小豚の丸焼き、豚

足など見慣れたものが並んでいた。ここは見るだけの時間しかなかったから市場の楽しみ

は別途とした。私たちが独自に行ってみたのはベンタイン市場でホテルから徒歩で行ける

所にあった。地図を見ながら通りを探して行くので、近道だからと路地に入ったりすると迷う

から遠回りになっても、メインストリートを歩くようにしている。

添乗員任せのツアーだと、こうしてゆっくりと街を歩き、色々なものを見ながらなんてことは出

来ないから、自由行動の沢山ある旅もいいもんだ。

途中にある国有のデパートで土産になりそうなものを物色したり、有名なバックダンというアイス

クリーム屋で涼んだりの気楽旅。市場へは、お土産で買ったフォーや魚醤ナンプラー、ニュク

ナムなどが旅行鞄に入りきらなくなり、それ用の旅行鞄を買いに出かけた。市場は貴金属から

魚の頭まで何でもござれの万能市場だ。

旅行鞄にはブランド名と一文字が異なる怪しいものがズラリと並べられており、どれも値段は高

くない。念のために値段交渉してみたら、この店は値引きをしないと強気な返事、元々あまり値

切る気はなかったから怪しい鞄を購入した。チョロンは小さい店や屋台が軒を連ねるような市場

に対し、ここは大きな建屋の中に小さな店が密集している。本当に欲しいものは何でもありそう。

 

                       祈願の線香

                         フルーツがいっぱい

        


『オリンピック』

2014年02月18日 17時44分41秒 | 日記

ソチ五輪も後半戦に入り参加した競技の結果も様々な形で出ている。オリンピックの話題

の多くは金メダル獲得数、これは日本だけの傾向ではなく世界中の大半はこの部類に入

るのだと思う。オリンピック精神は『勝つことではなく参加することに意義がある』この精神を

まっとうにいっているのはカリブの国からボブスレーで参加しているジャマイカではなかろう

か。クール・ランニングで世界的デビューを果たした後、さっぱりとこえを聞かなかったら『資

金不足でオリンピックに出場できない』と寄付を募った所、沢山の賛同者から資金提供があ

り参加にこぎつけたとの話題を提供してくれた。

恵まれない環境下のこと、成績は二の次。陸上の最速ランナーがいるから氷上はラスト・ラン

で我慢して貰おう。私がいつも噛みつくマスコミの姿勢。話題作りのつもりだろうがメダル数

の予想ばかりで『捕らぬ狸の皮算用』に終始、私はいつもこうしたものに期待したり信じたりし

たことはない。むしろどれだけ外れるか楽しみにしているくらいだ。金メダルだと予測していな

がら外れたら、ニュースとしての価値はゼロとばかりに、その選手のことは何も報道しなくなる

変わり身の速さ。

オリンピックの金メダルは必ずしも世界チャンピオンが取れるものではなく、4年に1度開催され

た時に運のいい実力者と言っていいのではないかと思う。どのスポーツにも悲運のXXと名付

けられた人がいる。こうした分野に詳しくないのに私がよく覚えている、カナダのスピードスケ

ート選手ウォザースプーンは世界選手権では常勝の世界チャンピオンだがオリンピックになる

と金メダルから見放される星の元に生まれた。いつも金メダルの最右翼にいながら、長野では

清水選手に敗れ、また別の大会では転倒したり気の毒な結果だったが、こん

な私でも最強の実力者としてまた悲運のチャンプとして彼の名を知っている。

様々な環境の中で練習を重ね世界選手権とは別の価値を持つオリンピックの頂点を目指して

きた人たちの競技だから、競う人たちの情報や紹介をもっと正しくすべきではないかと思う。メダ

ル偏重の報道だから『メダルが取れそうな臭い』これがあると段々と針小棒大になり『メダル獲得

予想数』の中に組み入れられ、それが独り歩きするようになっている。

今回から始まったフィギュアー・スケート団体戦、私たちは各国の状況をよく知らないから、日本

のエースたちが頑張ればメダルに通じると、日本には実力がある強いチームだと洗脳されてしま

っていた。ところが種目にはダンス、ペアなどは日本が不得意としており、いくら浅田真央さんや

羽入結弦君が頑張ってもチームとして上位にいける力はないのに如何にもメダル圏内のような話

ばかり。また、男子スキー・ジャンプ団体戦にしても、1局だけ『個人戦の成績は振るわなかったが

ドイツ、オーストリアに続くことができるか』と正しい状況を報道していた。個人戦の時、風向きがバ

ラバラでオーストリア、ドイツの選手は2本目を飛べない結果だったのを捉えて、あたかも日本選手

の実力が上で団体戦では同様の結果になるような予想がされていた。私はこんな背景を知らなか

ったが、日本が銅メダルを取ったと聞いた後の解説によりオーストリアは世界選手権で10連勝以上

している、ドイツもそれに追いつけの実力チームだと知った。長野オリンピックで金メダルを取った

のは覚えているが、その後は成績不振で順位は語るに値せずが、団体戦が今も続いていたなん

て忘れていた。どの競技も解説者の説明は『井の中の蛙』ばかりだから、彼らのメダル予想はとて

つもなく彼方の数字になっている。もっと、他国の選手のこともきちんと分析して教えてくれれば、

楽しみ方の幅も広くなると思う。


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