食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『遺跡の朝日と夕日』

2014年02月13日 17時32分44秒 | 旅行

アンコールワットは朝日の名所としてツアーには必ず組み込まれる。早朝に迎えに来た

ガイドに連れられて、未だ真っ暗な遺跡入口に到着すると既に、諸外国からの観光客

でごった返していた。

ゆっくりとした流れに乗り、遺跡の内部に行き3本の塔が見える場所で流れが止まり、そこ

からそれぞれが自分の待ち場所としてカメラの準備をする。以前はデジカメ主体だったが2

度目には携帯、i-Padも加わり、ここでも時代の変わりようを表している。何もすることはない

から、ジッとしてただ只、塔の辺りから昇る朝日のお出ましを待つ。赤い朝日を期待してい

るのに、夜が明け始めてもそれらしい兆候は何一つとしてない。周辺は明らかに、夜は明

けているが朝日を見ることない、それでも往生際が悪いから、今から出て来るのではと思う。

何時まで待っても出ないものは出てこない。

仕方なくホテルに帰り遅い朝食を摂る。暫くすると待ちもしないのに太陽がバツ悪そうに顔を

表す。2度目は運よく春分の日、現地で初めて知った『アンコールワットの塔の真ん中から朝

日が昇る、皆さんはとてもラッキーです』とガイドの説明。聞き逃したが、恐らく秋分の日にも

真ん中から?結果からいえば、この時もうっすらと朝日らしいものが見えただけで2回も朝日

から敬遠されており、次回に訪問する時は3度目の正直で必ず拝めると思っている。

もう一つ、プノンバッケンの夕日もツアーには付き物だ。小高い山の上にある遺跡から遠くジ

ャングルに沈む夕日を眺める。麓から歩いて登ると20分くらいで遺跡の下に到着する。この

ルートを象に乗って登ることも可能。

遺跡の下から上へは、とても急な階段で手をかけながら這いつくばるような格好で上がってい

く。石段の幅は狭い上に高さは40cmくらいある所もあり、とても怖い。下を見ないようにして慎

重に上り詰めると、四方がジャングルに囲まれており、アンコールワットも眼下にできる。ここで

も各国からの観光客で溢れ思い思いに座り、夕陽が沈むのを待つ。どこでも夕陽の赤は美し

いもので、ここの夕陽が特別なものだとは思わなかったが、何百年も前に造られた寺院から見

下ろすような夕陽は感慨深い。

2度目の夕陽は、遺跡の下まで来た時に天気の具合が怪しかったから、私たちはその足で麓

まで降りることにした。大方、麓に着いた頃からポツポツと雨が落ち出し、木陰を見つけて待つ

ことにした。

それから本格的に降り出し山から雨水が流れ下り一辺に水路ができ、道は冠水してしまった。

シェムリアップの街中も下水道はあっても、いつも詰まっており雨が降ると直ぐに道路が冠水し

てしまう。ここは町外れだから下水道は整備されていないだろうから、こうした状態になるのは当

たり前のことのようだ。雨宿りしていると小降りになりタイミングよくガイドが傘持参で救出してくれ

た。どうも、これまでの所、朝陽は2敗、夕陽1勝1敗だから相性は悪いようだ。

へっぴり腰で上り下り

         気球から夕陽を眺めるツアーもある

               プノンバッケンの夕陽

      暗闇の中、朝陽を見るためアンコールワットに入る

               塔の真ん中から出る太陽を待つ

                残念ながら太陽は出ず


『摩訶不思議、Make up』

2014年02月13日 17時28分16秒 | 日記

『どこまで許されるか』こんなサブタイトルになりそうな内容のメーキャップについて面白い

記事がネットに載っていた。どうせ中身なんて空っぽ風のものだったから画像を眺めさせ

てもらい内容を推察した。どうも誰かが調査して集めたのか、投稿なのか不明だがいわゆ

る、スッピンのものとメーク後の顔写真が公開されているから、本人承諾と思われる。最近

はやりのbefore afterだ。

メーキャップは化粧のこと、化けるの文字が使われていることから化粧前後で何の変化も見

られなければ化粧をした意味がないとするのか、化粧した分からないよう密やかに化身して

いるのがいいとするのか。

誰でも『綺麗』と『綺麗でない』どっちが好きかと問われれば、大方の人は『綺麗』と答えるだ

ろうから、今よりも綺麗は認められているようだ。ところで、ネットの記事を見て『驚き桃の木、

山椒の木』びっくりの連続。化粧の前と後では全くの別人になっているではないか。誰か特

別にそうではなく、そこで公開されていた10人くらい全員がそうだ。

昔は男女交際に至る前に文通なる古式、情緒豊かな方法があり、何度も文のやり取りをして

から写真交換に至るケースが多かった。今はSNSやブログなどで女性からも情報発信が盛ん

に行われるので、自分の写真への抵抗感も少ないようだ。どうせ乗せるなら『綺麗』を目指し

たい心情は理解できる。

素人でもちょっとしたテクニックで大変身できるらしい。私には化粧品のことなど分からないが

ファンデーションを塗り、いきなり口紅やアイシャドーを塗っていたのは昔々のことらしく、最近

はグラデーションを駆使して顔の凹凸や陰陽を作り出すのだとか。

今度はTVの中で韓国の化粧についての番組。それこそ、どこまで許されるかを視聴者が投票

して決めるような内容だったと思う。ここでも日本のネット記事と同様に大変身過ぎて、スッピン

は完全に別人が続出。どこの国でも女性は化粧で化けるもの、これは本当のようだ。

しかし、どんな高等技術を使って最高のメークが出来上がったとしても、所詮は一時の作り顔で

自分自身のものではない。いつもは化粧顔でデート、突然の雨降りあいにく雨具もなく運悪くず

ぶ濡れ。化粧はぐちゃぐちゃ・・・やっとこさの思いで雨宿り。ほんのりと明かりのある軒下で隣の

彼女をみると別の人が立っている。『貴女はだーれ?』

化粧も、度が過ぎると詐欺? それとも恋は男と女の化かし合いだから許される?

 


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