いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

水仙

2012-04-13 23:17:07 | 
今年は冬の寒さが例年になく厳しかった為か・・・原因は分らないけれど、

日本水仙が葉っぱだけ育って花を一輪も付けること無く、枯れてしまった。

そして、他の水仙たちもいつになったら咲くのかと思うくらい遅い開花だった。

全国の梅の開花も大幅に遅れ、岡山の後楽園の桜が今ちょうど満開の時期を迎えているのだから、

水仙が咲くのも例年より遅いのは当たり前と言えば当たり前なんだけど。



日本水仙ほど、楚々とした風情ではないけれど、白い控え目な花が愛らしい。

茎の長さは短くこじんまりとした花姿をしている、元々そんな品種なのか?それとも栄養不足?






家の前の田んぼの畦にずっと前から咲いている。古典的な八重咲きの品種らしく、

日本では戦前から植えられていたそうな。

おそらく昔ここの田んぼを作っていたお花好きのおばちゃんが植えたものだと思われる。。



そして、この水仙は緑色に劣化した株が多い品種なんだとか、ウイルスによる花色変化とも言われているらしい。

いつも、変わった咲き方の花びらだな。。。と思って見ていたけど、今回調べて納得!



先日アップしたヒヤシンスが咲いているすぐ横に、ちょっと派手めの水仙が年々数を増やして咲く。



水仙って見た感じはあまり強い花のように見えないけど、これが中々に生命力旺盛みたいだ。

山の落ち葉が自然の肥料になっているくらいのもので、植えっぱなしでも球根は年々太り、子供の株を増やすようだ。

ただ、どうしてこんな場所に・・・球根を植えた覚えの無いちょっと離れた所に新しく株が増えるのが不思議だったが、



水仙って種でも増えるんだってね!水仙は球根でしか増えないものだとばかり思っていたのに・・・

種が飛んで落ちて花が咲くまでには数年かかるらしいけど、そういうことってアリなんだ!

予ねてからの不思議が1つ解決した~。何でもちょっとググってみるもんですね~。



名前が何とも色っぽい「口紅水仙」、ハッとするような華やぎのある花姿がとても印象的。

これは多分、父が何処かから貰って来て植えたのだろうと思う。



それにしても水仙も品種の多さに驚く、口紅水仙と呼ばれるものでも全く趣きの違うものもあるし。

日本の気候と合っていて育てやすく、好んで育てる人が多く結構人気の高い花だからなのかも。




こんな優しげな見かけに反して、水仙は花も葉っぱも球根も全てが有毒なんですってね!

葉っぱの部分をニラと間違えて食べて中毒を起こした話は聞いたことがあるけど、全ての部分に毒があったとは・・・



どちらかと言えば、家の周りに植えている物はひ弱な感じで、田んぼの畦とか田んぼ跡に、

植えっぱなしの物の方が勢いが良くて花も綺麗なような・・・と思っていたら、

水仙は花が終わって茎や葉っぱが枯れてしまうまで刈らない方が球根が大きく太るんだそうな。

私がいつも家の周りの水仙は枯れかかったら早々と刈り取っていたのがマズかったのだと分った。

良かれと思ってして居たのに・・・花の性質を知らないと逆の事をしてしまう結果になるんだね~。








コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする