いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

彼岸花の咲く道を

2011-10-12 23:31:50 | お出かけ
またしても、9月秋のお彼岸に撮った彼岸花のアップと遅れに遅れて。

でも、まだ日本の何処かでは咲いてる所もあるのではないか・・・と思いながら。



秋のお彼岸の中日、県北の見慣れた景色の中をお墓参りに行った。

毎年のことだが、我が家の辺りでは少なくなった彼岸花が黄色に色づいた田んぼの畦に

鮮やかな赤い1本の道の様に咲いている光景が、あちらにもこちらにも見られる。




去年の秋の彼岸が最後となった父と一緒のお墓参り、車からのどの景色を見ても、

いつも立ち寄る道の駅でもお昼ご飯食べるお店に入っても、車イスに乗った父が思い出され・・・

春の彼岸にもお盆にも同じように父の居ないお墓参りだったのに、

なぜか?今回の方がいろいろな場面が次々と思い浮かんでならなかった。



秋の田舎らしい豊かに実った稲穂と彼岸花の咲く風景がそんな思いを誘ったのかもしれない。

ただ、それは決して寂しいとか悲しくなるような思い出と言うわけではなくて、

お昼ご飯を食べるお店では鰻丼だ焼肉定食だ~と年寄りらしからぬ物を好んで注文してたとか、

車の中でも周囲を見てあ~だこう~だとよく話しかけて来てたとか・・・




多分、これから先もこの道を通る年に3回はきっと似たような気持ちになるんだろうな。

彼岸花の咲いている秋のお彼岸は特にそうなる気がする。




彼岸花にはマンジュシャゲとかマンジュシャカという呼び方の他にも地方に寄っても多数あるらしい。。

又、「ちょっとな~、それってどうよ~」って呼び方もある。(あえて書かないけど)

子供の頃、母に「あれは綺麗なけど毒があるから触ったらいけん!」と言われたものだったが、

この花には子供の頃からどこか惹かれる美しさがあって、いつも写真を撮りたくなるのだ。





コメント (4)
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