半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

感性価値創造イニシアティブ

2007年07月13日 | 研修会

 「感性価値」ということばを知っていますか?

 戦後の日本経済を支えてきた“ものづくり”の価値軸(性能、信頼性、価格)に加え、第4の価値軸である「感性価値」の着眼点をもって新しい“ものづくり”を創造していくことが今後の日本の経済・社会の発展に寄与する、というものです。
 これまでの大量生産・大量消費を中心とした“ものづくり”の中で日本は世界的にも最高水準の技術力をもちましたが、技術的水準は中国やインドでも日本とかわらないものができるようになってきています。それに加え我が国では人口減少や少子高齢化が進み、経済や社会の活力が失われてきています。
 そこで、日本独自の伝統や文化等に基づき創造される感性を日本はもちろん、世界に向けて発信していく。生活者の感性に働きかけて共感や感動を得ることで商品やサービスの価値を高めていく。それが日本の新たな生き残る道となるよう目指していく。この「感性価値」を広めていくための人づくりやものづくりを進めていくことを今後経済産業省が重点施策として取り組んでいくそうです。
 そういえば4年前に経済評論家の森永卓郎さんの講演を聞いた際に「イタリアという小国が何故経済的に成り立っているか。洗練されたファッションで時代の最先端をいくミラノに代表されるように他では真似できないブランド創り、付加価値を創造することに特化しているからです」といった趣旨のお話を聞いたことを思い出しました。

 実は今回、何故いきなり「感性価値」などという難しい話題を選んだかといいますと、今日上田市で経産省や長野県、信州大学、これに取り組む企業などが集まり「感性価値イニシアティブ」シンポジウムが開かれ、それに参加してきたからです。
 基調講演やシンポジウムについては、少々アバウトで期待はずれの感も否めなかったですが(それも「感性」といえば、致しかたありませんが・・・)、今後自分自身の仕事や新しく取り組むかもしれないビジネス、顧問先のコンサルなどに新たな視点をもって活かせるのではないかなと大変参考になりました。
 大変面白い着眼点、切り口ですので、この「感性価値」に着目し、取り組むことで経済や社会に貢献できる多くの企業が生まれてくるような気がします。

 


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