半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

小諸東中柔道部OB会と “熱い一発”の思い出

2005年08月11日 | ゆかいな仲間たち
 私が小中高と柔道をやってきたことは前回書きましたが、昨日は中学時代お世話になった市川正臣先生を囲んで小諸東中柔道部OB会(通称:柔会=やわらかい?)が開かれました。
 市川先生の厳しい指導の下、同じ時代を共有した先輩・後輩・仲間たちは、酒を酌み交わし大いに盛り上がり、昔話に花が咲きました(柔道部OBとして先生を囲む会は初めての開催。大先輩は中学卒業後31年ぶり、後輩でも25年ぶり、私自身、27年ぶりとなります。)。

 ところで、嬉しいことに今年母校の後輩たちは7年ぶりに県大会で優勝し、22日から愛知県で行われる全国大会に出場することになりましたが、東中柔道部の伝統は、市川先生のご指導から始まったといっても過言ではありません(私が1年生の時に先輩方が2年連続全国大会出場(県優勝)、2年の時は県8位、3年の時は県準優勝でした。)。
 市川先生は、現在東小の教頭先生ですが、当時は20代後半の熱血教師。今の時代では考えられませんが、ビンタが飛んできたり、モノサシで叩かれることは日常茶飯事でした。私自身も2年生の時、レギュラーとして出場した大会の3日前に引き手である左人差し指を3cmにわたり鎌でザックリと切り、先生に「レギュラーとしての自覚が足りない」と左頬に“熱い一発”をいただいたことは今でも忘れられません。
 昨夜も市川先生を慕う大勢の先輩・後輩が集まりましたが、やはり話題はその話が多く、先生も照れておられました。
 しかし、今でも各々が忘れられない懐かしい思い出として語られるその“熱い一発”は、時代は変わったとはいえ教育の根底にあるはずの教師と生徒の『心と心の交流』のひとつの形をまさしく体現していたのではないかと思います。改めて云うまでもなく、そこには生徒を思う教師の愛があり、その時は先生に対し“コノ野郎! ”と思っても、その先生を信頼する生徒がいたのです。
 今、自分が親として願うことは、子どもたちに一人でも多くの信頼できる先生と心の交流をして欲しいこと。そして先生方には自信と愛情をもって子どもたちと接していただきたいと思う。
 そして私たち親も決して子どもの前で先生を馬鹿にしたり、批判したりすることはしてはならず、また先生に対しても些細なことに一々目くじらをたてたりせず、先生の考えで自由な教育ができる環境を提供していかねばならないように思う。
 そのためには何より先生方と親の間に、しっかりとした信頼関係が構築されなければならない。