女装子愛好クラブ

女装小説、女装ビデオ、女装動画、女装記事などを紹介していきます。

三代・徳川家光の「女装」

2024年11月11日 | ★女装の本・雑誌
この間、歴史家の磯田道史さんがTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」に出演して、いろいろと面白いお話をされました。

私も磯田さんのお話は好きなので、そこから著書も読むようになりました。
磯田道史著『日本史を暴く』(中公新書)は、3代将軍・徳川家光が女装していたという記事がありました。
まあ、いつの時代でも異性装が好きな男はいるものですね。

三代・徳川家光の「女装」
 よく時代劇で、殿様が改易され領地を召し上げられるシーンがある。それで気になるのは失業大名のその後である。どうやって暮らしていたのか。
 三代将軍・徳川家光に改易された大名に青山忠俊がいる。これは気の毒な改易であった。主君・家光の「女装」を注意して青山は改易されたといわれている。

 事件が起きた。青山がふと御前に出ると、家光が、鏡を立てならべ化粧をしている。踊りをするのだという。当時はかぶき者の奇抜なファッションが流行していた。男が女のように化粧し、踊り狂っていた。青山は激怒。「こんなことに熱中されるとは!」。家光から化粧鏡を奪い取ると、庭に投げ捨てた。さらに「これが天下を保つ方のご所業か」と捨て台詞を吐いた。
 家光も怒った。人前で子ども扱いして論すとは「無礼なり」。青山を老中から外し、減封した。さらに、父親の秀志が死去すると、青山を整居・改易処分とした(『徳川実記』)。 それからの青山家は悲惨だ。

出所 磯田道史著『日本史を暴く』中公新書


興味のある方はお近くの図書館で借りてみてください。


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美人女装子・恭子さまがとんでもないSEXYランジェリーをお召しになっています

2024年11月10日 | ★youtube
私がフアンとなっている恭子さまがセクシーランジェリーをお召しになって、高級ホテルのスウィートルームを優雅にお歩きになっています。
5年前の動画ですが、気づきませんでした。
眼福でございます。


Crossdresser Kyoko, Lingerie (Powder pink) video
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金髪セレブ・ミッシェル夫人の被虐願望③

2024年11月09日 | 女装小説
大人になっておもらししてしまった。それも人前で....。
この精神的苦痛にミッシェルは大きな喜びを感じます。


マゾヒストたちの最大の願望は、肉体的な苦痛を受けることよりも、むしろ精神的な屈辱を味わうことにあるのだと、俺は考えている。 密室で打擲されるよりも、人前で打擲された方が、精神的な辱しめが加味されるし、その方が被害者たちには嬉しいのだ。
ミッシェルだって、多分そうであろう。
彼女は、失敗してから、次に小川のある位置に車が停まるまで、泣きつづけていた。しかし、彼女が涙を流しながら昂奮していたことは、その首筋の紅潮ぶりをみても、はっきりわかるのである。
俺は車を停め、
「スリップ一枚になれ」
と命じた。
ミッシェルは、云われた通りにした。
俺は、バスタオルと石鹸とを持ち、彼女に手を貸して、小さな渓へと降りて行った。
水は、冷たかった。
「さあ、ぬぐんだ・・・・・・」
俺は云った。
「あっちへ行ってて! みないで・・・・・・」
彼女は哀願する。
「だめだ。みてる前で洗うんだ・・・・・・」
俺は冷たく命ずる。
彼女は戸惑っている。
「スリップもぬぐんだ」
ミッシェルは、飴色をした生ゴムのパンティ姿になった。 肛門のあたりに、なにか揺れるものがあった。
「さあ、ぬぐんだ!」
俺は怒鳴った。
「なんて、恥しいことを、この私にさせるの!」
彼女はまた、泣きじゃくっている。
「ご主人さまの命令に、そむく気か? それならそれで、覚悟があるぞ!」
「だって、いくらなんでも……」
「うるさい!」
「勘弁して! 向こうをみてて!」
ミッシェルは、水の中に蹲踞った。
しかし、それではぬげない。
立って一気に剥くように、引き下ろすのがコツなのだ。
「ぬげないだろう?」
俺はニヤニヤした。
「こっちに、おいで。ぬがしてやる」
俺は云った。
流れに向かって彼女を立たせ、俺は一気に飴色のパンティを剥いだ。
異臭が忽ちにして二人の鼻を換つ。
ミッシェルは俺に抱きつき、
「あたし……あたし……」
と絶句する。
「洗うんだよ、ミッシェル」
「あたし……あたし……」
彼女は繰り返した。
「洗うんだ!」
俺は突きとばす。
彼女は、よろけた。
渓流に、黄土色の物体が混ざり、そして流れて行く。
「ふん。 これがミッシェルの匂いか」
俺はニヤニヤ笑いをつづける。
「いや! 云わないで!」
(以下略)
出所 『男を飼う 鞭と奴隷の章』(梶山季之著)


ここまでで引用・再録は終了いたします。
昭和時代、こうしたSMプレイは『風俗奇譚』や『奇譚クラブ』に載るのがせいぜいだったと思います。
これを大手出版社の週刊誌に連載し、表に引きだした梶山季之先生には開拓者として敬意を持つしかありません。
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金髪セレブ・ミッシェル夫人の被虐願望②

2024年11月08日 | 女装小説
ドライブインもない荒野の中を疾走するドライブのなか、高級セレブの奥様にエネマをするという責め。
これは効きますね。

櫟弘一郎の日記のつづき。
『・・・浣腸。
それ自体は、排便の目的で、肛門に薬液を注入する行為である。だから浣腸の薬液には、 直腸を蠕動させ、尚かつ滑りをよくする薬品が加味されてある。
だが、この浣腸という行為を、便秘でもない健康な女性に用いて、トイレに行かせず、その我慢に我慢を重ねる苦悶の表情を、眺めて愉しむ・・・・・・というアイデアは、一体誰が考えだ したのであろうか。
女性にとって、トイレに入っている行為自体を、異性から眺められるということは、精神的な苦痛である筈である。
ましてや、人前で水のような便を漏らすということは、屈辱的な拷問であった。 女性は、漏らすまいと、必死になる。
歯を喰い縛る。 俺も、冴子女王の拷問を受けて、稽古したからよく知っているのだが、はじめ注入されたときは、なにか一筋の冷たいものが体内を走った感じである。 次にしばらくすると、下腹を刺すような激痛が襲って来る。
物凄い痛みだ。 トイレに立ちたくて、たまらなくなるような激痛。
ついで、それは疼痛にかわる。

この第一弾の苦悶が過ぎると、 しばらくは落ち着く。
だが、薬液は活動をつづけている。
やがて、お腹の中が、ぐるぐるッ、ぐるぐるっと鳴りだす。
鳴るたびに、鈍痛が走る。
次第にその痛みは、頻繁になる。 大腸を桶の中で、ごしごし洗われているような、居ても立っても居られないような、そんな苦しみ・・・。
このころになると、声も立てられなくなる。声をあげると、肛門が開きそうな感じなのだ。
しまいには、息も吐くことすら、躊躇われて来る。 腹の中は、パンパンにはちきれんばかりで、ぐるぐるっ、ぐるぐるっと大きな悲鳴をあげて腸は蠕動しつづける。
腋の下に、冷や汗が滴り落ちる。
膏汗が、じっとりと浮く。
あとは、気力との戦いだった。

―いま、
ミッシェルは車の中で、その苦痛と戦っている。
ベッドに寝転がっていても、あれだけの苦しみに悶えねばならないのに、まして激しく揺れ動く山道の自動車の中である。
ちょっとした衝撃が、耐えに耐え抜いている彼女の、アナルを弛めさせるかも知れないのだ。
「ああッ!」
夫人は、白い咽喉を震わせた。
額には、膏汗が噴き出ている。
彼女は、息も絶え絶えであった。吐く息すら、我慢している。
〈そろそろ、往生するころだな〉
俺は、ゆっくり車を停めた。 ミッシェルは、目だけで、
<有難う!>
と云い、無言である。
口すら、利けない状態なのだ。
「車から、出れるかい?」 俺は云った。
徴かに、ミッシェルはこっくりした。
彼女は歯を喰い縛り、唇を震わせ、車の把手を手にかける。
そろり、そろりと把手をあげ、ドアを半開きにする。
紫色の恰好のよいパンプスが、地面に触れたか、触れないかの一瞬、突然、ミッシェルは赤児のように泣きだした。
それこそ、火のついた赤ん坊のような、凄まじい泣き方である。
辛抱しきれなかったのだ。
俺は素早く、ビニールを座席に敷き、ミッシェルの洋服の裾を、まくり上げてやる。
飴色をした生ゴムのパンティの中で、ある物音がつづいている。
ミッシェルは、身悶えた。
俺に倒れ込んで、
「ひどい! ひどいわ!」
と俺の胸を拳固で打った。
ベンツの中に、微かな異臭が漂う。
「じっとしていろ!」
俺は云った。
「じっとしていたら、決して外には漏れはしない・・・・・・」
ミッシェルは泣き叫びつづけた。
一通り排泄が終った感じなので、俺はまた車を走らせようとした。
ミッシェルは、
「停めて!」
と、必死になって叫んだ。
「あたし、このままでは、死んじゃうわ!」
「なあに、死にはしないさ。小川のあるところまで行こう」
俺は、車を走らせた。
ミッシェルは、
「ひどい、ひどい、ひどい・・・・・・」
と泣きじゃくっている。
俺の前で失敗したことが、よほど恥しいらしい。俺はニヤニヤして、
「ストッキングをぬいで、サンダルにはきかえるんだ。人目につかぬ小川があったら、車を停めてやる。飛び込んで、よく洗うんだな」 と云った。
出所 『男を飼う 鞭と奴隷の章』(梶山季之著)
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金髪セレブ・ミッシェル夫人の被虐願望①

2024年11月07日 | 女装小説
ワールドシリーズを観戦していると、ドジャースタジアムのバックネット裏の席には金髪の美人が多く見かけました。
外野席でも1500ドルするのですから、この席はとんでもない値段なのでしょう。
ここに平然と座れるのはセレブのマダムということになります。
この金髪セレブを見ていると、昨日まで紹介した『男を飼う』のあるシーンを思い出しましたので、ご紹介します。

主人公である櫟弘一郎がメキシコの大富豪のマイヤー氏の夫人・ミッシェルを苛めるところです。
ミッシェル夫人は強度のマゾです。
苛められたくて、美男子の櫟を買ったのです。
メキシコシテイでミッシェル夫人を車に乗せた櫟はアカプルコに向かって走らせます。
その途中で縛り上げる野外プレイや強制飲水プレイをして、彼女を被虐の快感を味合わせます。
そして昼食後、また櫟は彼女を浣腸で責めることにします。
梶山季之先生は迫真の浣腸プレイを櫟の日記という形を描いています。
お楽しみください。
ご注意:ミシェル夫人は女装者ではなく純女です。また浣腸プレイが苦手なことは読み飛ばしてください。

その日は、モレロス州の首都クエルナバカ市で昼食をとった。
このときだけは、彼女も、朝、会ったときのような、きちんとした服装をした。
ミッシェルは、食事しながら、
「この町は征服者コルテスが住んだところで、メキシコで最も古い寺院がある」
などと教えて呉れた。

俺は、紫のスーツを着た彼女の、あの背中には俺の鞭打ったミミズ腫れがあり、そしてあの朱い唇で俺のウリンを飲み乾したのだ・・・・・・と思うと、嘘のような気がした。
ミッシェルは、給仕が消えると、
「あたし・・・・・今日みたいなこと、長いこと夢みていたの」
と告白し、
「あなたって素敵! あと、どんな風に私を虐めて呉れるのか、愉しみだわ・・・・・・」
と云う。また、
「お願いだから、二人っきりのときは、思い切り乱暴な口を利いて・・・・・・」
などとも云った。

食事のあと、直ちに出発。
ここからは道が悪くなった。
助手席に坐った彼女は、
「ねぇ、つまらないから、先刻みたい にして・・・・・・」
と云う 。

俺は、 しばらく考えて、山道にさしかかる手前で、また道をそれて車を停める。
「なにをして下さるの?」
と、彼女は目を輝かして いる。
「浣腸したこと、あるかい?」
俺は訊く。
「子供のころ・・・・・・一、二回」
「そうか。苦しいぞ」
俺は、トランクから、簡易浣腸器を取り出して、 「さあ、下着をおとり!」
と命令する。
そして白い彼女の尻に、その容器を突き立てて薬液を放出する。
「これをおはき!」
俺は、生ゴムのパンティを取り出す。第四号の風見が考案したもので、どんな体つきの下腹でも、すっぽり包み、太腿の肉にぴったり喰い入って、外漏れしないのが特長だ。
「これを、どうするの?」
と、ミッシェル。
「はくんだよ!」
「は、はい」
彼女は命令に従った。
「このあとは?」
「また助手席で、坐っているのさ」
俺はニヤニヤした。
単調な景色がつづく。
車はときどき大きく揺れた。
ミッシェルがやがて、
「お腹が痛い」
と訴えはじめる。
「それそうだろうな。しかし、アカプルコまで辛抱をおし」
俺は、冷ややかに答える。
車が大きく、ガタガタンと揺れるたびに、ミッシェルは半泣きの顔になる。
薬が、効いて来たのだ。
「ねえ、車を停めて!」
彼女は云った。
「まだ、まだ!」
「ねえ、苦しいの」
「まだ、まだ!」
「我慢できないくらいなの。ほんとよ!」
「なあに、まだ、まだ辛抱できるよ」
俺は、とりあわない。
車は走りつづけている。
まさか、飛び降りられない。
しかしもし、失敗して漏らしたら・・・と彼女は考えているわけだ。
紫のベルベットの洋服が台無しになる?
いや、ベンツが台なしになる……?
「ねえ、お願い」
ミッシェルは、その美しい顔を歪ませながら、俺の手にとりすがった。
額に、うっすら膏汗が浮いている。
「我慢・・・できないの」
「漏らしたら、いい」
「そんな・・・こと・・・できないわ」
「そのため、生ゴムのパンティをはいてるんじゃないか」
「ああ! 苦しい!」
「苦しいなら、出すさ」
「あっ、車を停めてッ!」
ミッシェルは半泣きである。
だが、俺はまだ少し、苦悶させてやろう、と舌なめずりをしながら、車を走らせた。』
出所 『男を飼う 鞭と奴隷の章』(梶山季之著)
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「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊)はkindleになっていません

2024年11月06日 | 女装小説
おはようございます。
『女にされたジョージ』はいかがでしたでしょうか。
出所の「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊)はkindle化されていません。
Amazonを見てみると古書での販売があります。
数日前は658円でした。
でもこれが急に騰がることもありますので、読みたい方はお早めに...

「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊)

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女にされたジョージ③

2024年11月05日 | 女装小説
おはようございます。
『女にされたジョージ』のご紹介も今回で終了です。

女にされたジョージ③
――女装。
 ジョージ・F・シナモンは、その隠れ家で、その密かな愉しみを知った。、
 いや、そればかりではない。
 彼は、リズの亭主であるグリーンから、他人には云えない快感を教わったのだ。
 グリーンは、ギャングのくせに、いわゆる両刀使いであった。
 夜遅く、山小屋に戻って来たグリーンは、二階の寝室へ入って来て、女装しているジョージをみると、
「こりゃあすげえ! 別嬪さんだ・・」
 と舌なめずりし、いきなり、彼を抱いて唇を吸いつけたのだ。
 生まれてはじめて、踵の高い女の靴をはいた彼は、よろけまいとするのに精一杯で、そのうち息を詰まらせそうになる。
 グリーンは、
「お前、まだ男の味を知らねえだろう」
 と云い、ベッドの上に彼を押し倒したのであった。
 ジョージは抵抗した。
 しかし、抵抗しながらも、なぜか自分でも合点がゆかないくらいに、昂奮してしまったのだった。
 グリーンは、パンティを引き剥いだ。
 そしてやにわに、ジョージの繁みに顔を埋めたのだ・・・・。
 彼は、途方もない恍惚境を彷徨った。
 ジョージは、そのときまで、オナニーすら知らない初心な子供であったのである。
 グリーンは、着ているものをぬぎ捨てて、隆起した部分と、ジョージのアナルにクリームを塗りたくった。そして彼におおいかぶさったのである。
 苦痛のー瞬が訪れた。
 ジョージは、のけぞった。
 グリーンは唇を吸いつけながら、ジョージの火のように熱くなった部分を、ゆっくり愛撫するのだった。
 苦痛と洗惚とが、混ざり合って、十六歳の少年に襲いかかる。
 やがて苦痛の方がうすらぎ、恍惚の旋律が高鳴りはじめた。
 少年は、自分がー匹の胡蝶に、化身して行くのを知った。
 瞼の裏に、華やかな幻想模様が浮き上り、ぐろくると渦巻きはじめて行く。
 少年は、低く呻いた。
 と同時に、背筋を刺すような、鋭い快感が走り抜けて行き、すべては終った。
 グリーンは微笑し、
「さあ、これで、お前は俺の女になったわけだ・・・・」
 と云い、今度は優しく接吻して来る。
 ジョージは夢中になって、接吻に応えたのである。


 グリーンはその夜、情婦のリズを放ったらかしにして、ジョージを愛しつづけた。
「いいか。女に惚れるんじゃねえぜ。それよりも、女になって、男に可愛がられた方が、どんなにましか知れやしない」
 グリーンはそう云いつづけた。
 ジョージが微睡んだのは、夜明け近くである。
 リズは、自分の亭主から、ジョージが愛欲の対象にさせられたことを、百も承知しているくせに、平然として、昼どろ目覚めたジョージに、
「さあ、お風呂に入って・・・・」
 と、昨日と同じく、まめまめしく仕えて呉れたのだった。
 昨日とーつだけ違うことは、パンティをはく前に、
「痛むんじゃないかい?」
 と云って、薬品をたっぷり塗り込んだ脱脂綿を、ある部分にあてがって呉れたことだけである…。
 グリーンは逃避行の五日間のあいだ、夜はジョージを独占した。
 ステーション・ワゴンで移動するのだが、大胆にもグリーンは、女装したジョージを連れて、田舎町のレストランに入ったりしたものだ。
 誰も、彼が男であるとは思わなかった。
 可愛らしいハイティーンのお嬢さんと思って呉れたようである。
 
 この五日間の体験は、ジョージ・F・シナモンの人生を、すっかり狂わせてしまったのであった。
 第一に、女性に対する欲望を、すっかり喪わされてしまったのだ。
 逞しい男性に、荒々しく抱擁されてみたいとか、エレクトした部分に入念な接吻をしてみせたいとか、考えるような人間に改造させられてしまったのである。
 次に、男性の着る物に対して、なんとなく嫌悪感を抱くようになったことであろうか。
 父親の命令で、大学に進んだころから、ジョージは最速、その欲望に耐えきれなくなったのだった。
 髪の毛を、女性のように伸ばしはじめたのは、そのためである。
 ちょうど、ビートルズの影響で、男性の長髪は流行しはじめていたから、逆の意味で好都合だった。
 そして、髪の毛が長く伸びると、ジョージはパーマをかけ、化粧をし、上から下まで女性の衣類を身に纏って、完全な女になりきったのだ。
 そして父親に買って貰ったビバリー・ヒルズの家で、女として暮しだしたのだった。
 この家の中で、ジョージはー人の女性であった。そして同棲する相手の男に対して、妻の形で献身的に仕えたのである・・・・。
 梶山季之著「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊) から引用



 苦痛のー瞬が訪れた。
 ジョージは、のけぞった。
 グリーンは唇を吸いつけながら、ジョージの火のように熱くなった部分を、ゆっくり愛撫するのだった。
 苦痛と洗惚とが、混ざり合って、十六歳の少年に襲いかかる。
 やがて苦痛の方がうすらぎ、恍惚の旋律が高鳴りはじめた。
 少年は、自分がー匹の胡蝶に、化身して行くのを知った。
 瞼の裏に、華やかな幻想模様が浮き上り、ぐろくると渦巻きはじめて行く。
 少年は、低く呻いた。
 と同時に、背筋を刺すような、鋭い快感が走り抜けて行き、すべては終った。

このシーン描写はロマンチックですね。
梶山季之先生の筆力の深さを改めて感じます。
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女にされたジョージ②

2024年11月04日 | 女装小説
振替休日っていうのもいいですね。
さあ今日は何をしましょうか?
続きをアップしますね。


女にされたジョージ②
 有名な俳優の息子を誘拐して、身代金をふんだくろうと考えた悪漢たちの仲間にも、知恵者がいた。
 つまりジョージ・F・シナモンを連れて移動するには、人目に立ちすぎる。
 仮に新聞などで、事件が報道されたら、とくに怪しまれるであろう。
 そこで可愛い顔立ちのジョージを、思い切って女装させてしまえば・・・・・と考えたのであった。
 ジョージは浴室で、両脚の毛を剃られ、ついで丹念に顔を剃られた。
 剃ってくれたのは、ギャングの首領の情婦で、リズと呼ばれた栗毛の女性だ。
 リズは毛を剃ると、ジョージに、
「さあ、躰をよく洗って!」
 と命令した。
 躰を洗い、浴室から出ると、リズはナイロン製の女物パンティを手渡し、
「さあ、それをはくのよ」
 と云ったものだ。
 ピンクで、刺繍のある上等なパンティであった。
 パンティをはきながら、ジョージはなぜか奇妙に昂奮していた。
 女性の恥しい下着を身に着けるときの、一種云うに云われぬ快感よ!
 子供のころから、ジョージは女性の華やかさ、優しさに憧れを持っていた。
 そして、機会があったら、それに触れたいと思っていたことも、事実である。
「さ、パンティの次は、ブラジャーよ」
 リズは、同じピンク色のブラジャーを取り出して、
「あら、胸の膨らみがないのね」
 と呟く。
 リズはしばらく考えていて、
「そうだわ・・・・・・」
 と、新しいナイロン・ストッキングを丸めて、ブラジャーの中に入れた。
「さ、これで大丈夫」
 リズは微笑った。
 なるほど、感触といい、膨らみ工合といい、女性の乳房にブラジャーをあてがったようにみえる。


 ジョージは、ひどく昂奮した。
「次は、ガードルね」
 リズは、黒いガードルをパンティの下にあてがい、
「さ、靴下をはいて!」
 と、云うのである。
 肉色の、なまめかしい長靴下。
 ジョージは、どうやってはこうかと、戸惑った。
「靴下の中に、腕を通して!」
 リズは命じた。
「爪をひっかけないでよ! 上等な品だから、すぐ伝線するからね」
 彼女はそう云い、自分で模範を示して呉れるのだった。
 爪先から、おそるおそる足を入れる。
 柔らかい光沢。
 そして、しなやかな弾力性。
 毛を綺麗に剃ったジョージの白い脚が、みるみる肉色のストッキングに包まれて、女みたいになった。
「さ、ガードルに留めるのよ」
リズは、自分で靴下を留めながら、
明日から、自分一人でしなくちゃならないんだから、よく憶えていてね」と云うのであった。 


「スリップの次は服だけど、今日は、これを着てなさいな・・・・・・」
 既製品であったが、それはまるで誂えたように、ぴったりジョージの躰に似合った。
「あんた・・・・幾つだっけ?」
 リズは訊いた。
「十六です」
 ジョージは赧い顔で答える。
「そう、十八にはみえるわね。やっぱりハイヒールの方がいいわ」
 リズは、ジョージの足の文数を訊き、
「やっぱり、私の思っていた文数だったわ。さあ、この中から選びなさい」
 とトランクをあげた。
 みると、数種類の婦人靴が入っている。 ジョージは、白のハイヒールを手に取った。
 洋服がブルーだったので、白の方がマッチすると思ったのだ。
 ジョージは、靴をはいた。
 リズは、うっとりと眺め入って、
「あとは髪と顔だわ・・・・」
 と云い、長い彼の髪の毛を、レザー・カットして、女のようにしてしまった。
 ついで鏡の前に坐らせて、顔にうすく白粉をはたき、口紅をさす。
「どう。みてごらんよ・・・・・・」
 リズは云った。
 ジョージは目をあげて、鏡の中を覗き込んだ。
 そこには、一人の女性がいた。
 自分の目が、信じられなかった。
「これが・・・・僕なの!」
 ジョージは思わず、そう口走ったことを憶えている。
 リズは微笑した。
「どこからみても、女の子ね」
 ジョージは肯いた。
「とても綺麗よ、ジョージ・・・」
 リズは、そう云いかけてから、慌てて、
「そう、そう。今日から貴方は、メリーという名前の女の子なのよ。憶えてらっしゃい」
 と云い、
「さ、次はマニキュアしましょうね」
 と謳うように告げたのである....。
梶山季之著「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊)
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『女にされたジョージ』①

2024年11月03日 | 女装小説
おはようございます。
11月3日、文化の日です。
この日は晴れの特異日ということですが、今日も埼玉はよい天気です。

梶山季之先生が書いた『女にされたジョージ』をもっと読みたいというリクエストがありましたので、何回かに分けてアップします。
富豪の息子が誘拐されて女の子に変装させられる。
それだけではなく、誘拐したギャングにオンナにされてしまう。
そしてそれが富豪の息子の人生を変えてしまう。
これも梶山先生の取材力でしょうか。
出所は梶山季之著「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊)です。


女にされたジョージ①

 ジョージ・F・シナモン。
 誘拐事件で世間を騒がせ、一躍、有名になったシナモン二世は、父親よりも母親似の目鼻立ちのはっきりした、女に紛うような優さ男であった。
 今年十九歳で、一応、加州大学に籍をおいてはいるが、殆んど学校へ行かず、終日、父親に買って貰ったビバリー・ヒルズのー軒の家で、ひっそりと暮していた。
 メイドはいない。
 住んでいるのは、ジョージと男友達で、その男友達の顔は、ときどき変った。
 誘拐されたとき、ジョージは十六歳でまだ童貞であった。
 そして今日もなお、童貞だと云えるかも知れない。
 
――なぜか。
 ジョージは、あの誘拐事件の五日間で、すっかり異性に興味を持たない人間に、させられてしまったのだ。
 ジョージは、郊外の飛行場へ連れて行かれると、黒い布で目隠しをされ、セスナ機に乗せられた。そしてパラシュートを背負わされたのだ。
 だから、どこをどう飛んだのか、彼にはよくわからない。
 とに角一時間ぐらい飛びつづけて、ジョージは不意に席を立たされた。
 飛行機は旋回をつづけ、ある地点に来たとき、
「さ、飛び降りろ!」
 と、殆んど突き落すような恰好で、機外に掘り出されたものである。
 ジョージはこのときほど、吃驚したことはない。
 彼の躰は、矢よりも速く地上に向かって落下して行き、気を襲いそうになったとき、ぐいツと起重機かなにかで、首を捉えて吊り上げられたのである。
 パラシュートが、開いたのだった。
<あ、助かった>
 ジョージはそう思った。
 十六歳でも、父の迎えではなく、自分は誘拐されつつあるのだ...と悟っていたからだ。

 ところが、地上に降り立ってみると、一台のスポーツ・カーが走って来て、
「乗るんだ!」
 と云う。
 彼は林の中の、山小屋風の別荘に連れ込まれた。
「二階へ来い」
 とジョージは、二階の広い寝室に閉じ込められた。
 心細かった。
窓をあげてみると、俄かづくりの鉄格子が取り付けられてある。
 逃亡を防ぐためであろう。


 ・・・夕刻まで、ジョージは放置された。
 そして夕食が運び込まれ、食事が済んだあと、ジョージは寝室から出されたのだ。
 迎えに来たのは、二十七、八のいかにも玄人じみた栗毛の女性である。
 「さ、いらっしゃい」
 彼女は微笑しながら、ジョージを階下の化粧室へ連れて行った。
 「シャワーを浴びて!」
 女は命令した。
 云われた通りに、シャワーを浴びていると、女が海水着姿で入って来て、
 「脚をお出し!」
 と云った。
 ジョージは驚いた。 みると女の手には、無気味な西洋剃刀が光っている。
 「救けて下さい!」
 彼は哀願した。
 女は苦笑し、
 「殺しはしないよ。大事な、私たちのお宝なんだからね」
 と云うのである。
 おそるおそる、ジョージは右脚をさし出してみた。
 すると女は、湯をたっぷり右脚にかけ石鹸を塗りたくりだす。      
<なにをするんだろう?>                   
 ジョージはそのとき、奇怪な幻想に捉われたことを記憶している。なぜか、それは彼がー匹の胡蝶となって、浴室の中を羽ばたいて飛び廻る…といった幻想であったのだ。
 女は、剃刀をかまえた。
「今日から、あんたに、女になって貰うんだよ・・・・」
 彼女は、うっとりした声でそう告げる。
「えツ、女に?」
「そう。男では人目につくからねえ」
 女は、ジョージの右脚の毛を丹念に剃りながら、妖しく微笑した。そして云った。
「でもあんた、綺麗だから、私も、女に仕甲斐があるよ・・・」
梶山季之著「男を飼う<鞭と奴隷の章>」(集英社1969年刊)
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10月も終わりですね。

2024年10月31日 | 女装子愛好日記
今日は10月31日。
アッという間に10月が終わりました。
ハロウィーンも今夜だそうですが、昭和おやじにはピンとこないです。
今年もあと2か月。
急に冷え込むようになりました。
お身体にお気をつけて、お過ごしください。

ハロウィンで仮想&コスプレする女装子さん、楽しい夜をお過ごしください。

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