【10】
後始末は彼らが手伝ってくれ、七時過ぎに中野駅まで送ってもらい、田無の私のアパートには八時過ぎに帰ってきました。今日一日の楽しかったことを思い出しながら、でも伊豆へ行ったらまた泳げと無理矢理言われたら困るな、でもやっぱり水着を買って持って行こうかななどと他愛もないことを考えながらアパートの階段を上ろうとしたと気暗がりから声をかけられヒーッと思わず小さな悲鳴をあげてしまいました。
「遅かったな、いい女になってるからそばに来るまでわからなかったぜ」
工藤君が私の帰りを待っていたようです。
「何処へ行ってたんだよう。電話をかけてもいつも居ないし、それにそっちから全然連絡してきやがらねえし」
工藤君は私の顎を彼の手でしやくるようにしながら低い声で脅します。
私は怯えで身体が震えるのを押えられません。
「ごめんなさい、毎日ある人の所に女中がわりに行かされてるんです」
「男にか、お前そいつに女にされてるんか」
彼は私がやくざのような男に捕まっているのかと想像してるようでちょっと警戒した口振りになりました。
私は彼をアパートに入れたくないし、自分は太郎さんの女になったのだと言う意識ができています。
「ねえ、だからここへもしょっちゅう男の人が来るから帰って、お願い」
「嘘つきやがれえ、俺と別れたいと思って好きなことを言いやがって」
言うなり私の頬を平手でバーンと叩きました。悲鳴を上げて私はしやがみこみました。彼は私の両手を掴むと泣きながらしやがみこんで許しを請う私を横の路地へ引き摺っていきました。
日曜日のせいで誰もいないのか、あたりから物音もしません。
「格好といい、声といいまるっきり女になりやがって」
彼は地面に倒れた私の側にしやがみ私のワンピースの裾を捲り揚げ、しげしげと眺めながら言います。
「最後に一回だけサービスしろよ、そしたら許してやるから、それともお別れに思い切り痛めつけてやろうか」
私は覚悟を決めました、彼はフエラチオだけで終わってしまいます。
「お願い、言うこと聞きますから堪忍してください」
私は彼ににじり寄り、立って私の方に向けたGパンのチャックを下ろし彼のものを引き出すと、口に含みました。
これで私は太郎さんだけの女になれるんだ、「太郎さん許してください」と念じながら口と舌を必死に動かし、工藤君への最後のご奉仕をしました。
出所 「インナーTV」1994年第2号
第2号に掲載された章は以上です。
次からは第3号のものをアップしていきますね。
後始末は彼らが手伝ってくれ、七時過ぎに中野駅まで送ってもらい、田無の私のアパートには八時過ぎに帰ってきました。今日一日の楽しかったことを思い出しながら、でも伊豆へ行ったらまた泳げと無理矢理言われたら困るな、でもやっぱり水着を買って持って行こうかななどと他愛もないことを考えながらアパートの階段を上ろうとしたと気暗がりから声をかけられヒーッと思わず小さな悲鳴をあげてしまいました。
「遅かったな、いい女になってるからそばに来るまでわからなかったぜ」
工藤君が私の帰りを待っていたようです。
「何処へ行ってたんだよう。電話をかけてもいつも居ないし、それにそっちから全然連絡してきやがらねえし」
工藤君は私の顎を彼の手でしやくるようにしながら低い声で脅します。
私は怯えで身体が震えるのを押えられません。
「ごめんなさい、毎日ある人の所に女中がわりに行かされてるんです」
「男にか、お前そいつに女にされてるんか」
彼は私がやくざのような男に捕まっているのかと想像してるようでちょっと警戒した口振りになりました。
私は彼をアパートに入れたくないし、自分は太郎さんの女になったのだと言う意識ができています。
「ねえ、だからここへもしょっちゅう男の人が来るから帰って、お願い」
「嘘つきやがれえ、俺と別れたいと思って好きなことを言いやがって」
言うなり私の頬を平手でバーンと叩きました。悲鳴を上げて私はしやがみこみました。彼は私の両手を掴むと泣きながらしやがみこんで許しを請う私を横の路地へ引き摺っていきました。
日曜日のせいで誰もいないのか、あたりから物音もしません。
「格好といい、声といいまるっきり女になりやがって」
彼は地面に倒れた私の側にしやがみ私のワンピースの裾を捲り揚げ、しげしげと眺めながら言います。
「最後に一回だけサービスしろよ、そしたら許してやるから、それともお別れに思い切り痛めつけてやろうか」
私は覚悟を決めました、彼はフエラチオだけで終わってしまいます。
「お願い、言うこと聞きますから堪忍してください」
私は彼ににじり寄り、立って私の方に向けたGパンのチャックを下ろし彼のものを引き出すと、口に含みました。
これで私は太郎さんだけの女になれるんだ、「太郎さん許してください」と念じながら口と舌を必死に動かし、工藤君への最後のご奉仕をしました。
出所 「インナーTV」1994年第2号
第2号に掲載された章は以上です。
次からは第3号のものをアップしていきますね。