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女装子愛好クラブ

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女装小説「アルバイト」11

2025年04月14日 | 女装小説
女装小説「アルバイト」の掲載を再開しますね。
原田健クンあらため原田トモヨさんは所長の愛人になってしまいました。

【11】
八月の初旬、その日も朝早くから空は澄みわたり、いかにも暑くなりそうな感じでした。
 所長のセドリックの助手席に修くんが座り、私一人が後部座席で身体を横たえていました。
 早朝の出発だったので、途中小田原のドライブインで朝食をとりましたが、元気な二人に比べ私は、都内を過ぎる頃からもう車酔いをしてぐったりで、トーストを食べるのがやっとの状態でした。そんな私を食事中修くんが親切に優しく気遣ってくれました。
 食事を終えて彼がトイレに行ってる間に所長は、
 「昨日ちょっと苛めすぎたかな」
 と冗談めかして顔を寄せてきました。
 私は彼の言葉にはにかみながら、
 「ひどい人、でもだいじょうぶ」
 と彼を見上げました。彼は素早く私の口に軽く自分の唇をぶっつけてきました。
 「さあ早く行こうよ」
 いつのまにか横に米で私たちの動作をすっかり見ていた修くんが声をかけました。
 ドライブメーンに入る時には、修くんにもたれ掛かるようにして入ってきたのですが、車に戻るときは所長がまるで先程の修くんに張り合うように今度は彼自身で私の手を取って離そうとしません。私もそのまま腕を彼にまかせ身体をもたれかせるようにして車までもどりました。

昨Bは今朝の出発が早いことや、彼らの待ち物も整えなければならないし、ということで私も中野に泊まることになっていました。そのようなわけで旅行の準備万端整えて冷蔵庫の整理を兼ね、残り物で作った晩ご飯を珍しく早く帰ってきた所長も一緒に三人で楽しく食べ、修くんは八時半になるとベッドインしました。
 私は食器の洗いごとも終え、台所の後始末をしていると、シャワーを浴び終わった所長が紙袋を手に持って身体にバスタオルを巻いたままやってきて、
「トモヨの水着買ってきたぜ、ちょっと着てみてそのまま僕の部屋においで」
 と私にその紙袋を渡しました。
 私は居間の横の私用の蒲団を敷いた和室に行き、紙袋を開き水着を取り出しました。
 イエローにブルー、グリーン、ピンクのパステトーンの花模様が描かれたワンピース型でスタイルは大人しく色調が鮮やかなわりに上品な感じがして、とても気に入りました。水着とともに忘れずに買ってきてくれていたアンダーショーツをまず穿き、私の貧弱な男性を丸めるように股下に押し込みますと膨らみも目立たず、まず男だとばれる心配はなさそうでした。
 でもその水着を着て鏡に写してみますと骨が女性よりも華奢なせいでそんなにごつごつした感じはしませんが、やはり痩せ過ぎとヒップの貧弱なのが気になります。
 恥ずかしくてとても彼のところへ行く勇気が出ず、蒲団の上に座っていると彼がやってきて、
 「何をぐずぐずやってるんだ、トモヨは相変わらずだなあ」と言いながら私の身体をさっと抱きかかえました。修くんが起きるとまずいので私は声を立てることができずそのまま軽々と彼の部屋まで運ばれベッドの上に放り投げられました。
 「ひどーい、もう」
 投げられたあられもない姿で抗議する私を彼が観察するように眺めるので、あわてて起き土がって座り直そうとするのを無理矢理押さえつけて見つめ続けます。
 「いやあ、そんなに見ないで、お願い」
 「素敵だよ、トモヨの白い細い腕と足、このほんとに弱々しいところが堪らないよ」
 「でも胸やお尻、貧弱すぎるもの」
 「なに言ってるんだ、このお姫様みたいなのがトモヨの魅力じゃないか」
 言いながら彼は私の身体を抱き寄せて唇を彼の唇で塞いだと思うと舌を入れてきました。そして片一方の手を私の水着のバストに差し入れ乳首を摘み始めました。
 「ふっ………ひっく.......」
 声を立てないようにと唇を噛むのですが耐えきれず閉じたままの私の口から呻きが漏れてしまいます。
 彼は水着をつけたままの私の腰を、折れよとばかりにきつく抱き締めたり、そのまま私の口を荒々しく飲み込むように吸ったり、また余った片手で私の乳首を弄んだり、水着越しに恥ずかしい部分を摘んだり、お尻を優しく撫でるかと思えば思い切り力を入れて掴んだりもうしたい放題に私の身体を弄びました。
 私は腕白坊主に捕まった小猫のように無抵抗でか細い悲鳴をあげながら翻弄され続けました。そのうち水着もアンダーショーツもまとめて脱がされて全裸にされてしまいました。 私ができる抵抗はただ一つ。バスタオルがとれ、丸裸となった彼の股間が私の目の前に来た時、それにむしやぶりつくことしかありませんでした。
出所 「インナーTV」1994年第3号


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