女装子愛好クラブ

女装小説、女装ビデオ、女装動画、女装記事などを紹介していきます。

すっかり女の姿になって、広間の鏡の前に立った時、これが、学生服で来た自分だろうかと

2023年11月30日 | ★女装体験記
風俗奇譚 1974年1月号の「女装愛好の部屋」に緑川婦乃江さんという学生の方が初女装したときの体験談が書かれていました。

 ★念願を果たした感じ
 はじめて女装をしたわたし、前々から一度でもいいから女の人になりたいと夢みていた私、それが現実にクラブに入会し、堀江さんにお化粧してもらった時には、もう、足は震え、胸は高鳴る動悸(どうき)のため、夢中のひとときでした。
 冷たい肌ざわりのブラジャー、スリップや、きゅと腰が締まるようなパンティーを、そしてストッキングをはいた時の感じは、なんとも言えないワ。

 だから、すっかり女の姿になって、広間の鏡の前に立った時、これが、学生服で来た自分だろうかと、満足すると共に、お化粧中の緊張が少しずつ緩和されるころ、私は、この上ない満ち足りた気分に陶酔していました。

 正直いって、入会はしたものの、不安と恥ずかしさでいっばいだった私を、会長さんや堀江さんが優しく打ち解けさせてくださったので、それまでの不安が消え去りました。そして三、四十分ぐらいの間に、あっけなく私は女装していたのです。
 すると、不思議にも、今まで永い問の胸のモヤモヤが消え去り、なんとも言えないすっきりした気持ちと満足感でいっぱいなのです。

 次の機会には、もっとかわいい女のコになって、諾かのお姉さんになりたいナ。でも、まだ一人前じゃなし。だけど、こんな私でもかわいがってくれる人欲しいナ。
 会長さんはじめ会員のかたにかわいがってもらえるような女のコになるように努力するつもりです。
   〈東京・緑川乃婦江〉   

    出所(写真も)『風俗奇譚』 1974年1月号
学生服で富貴クラブを訪ねたということ、大学生でしょうか。
ただ、1974年頃は大学生では学生服を着ている人は少なかったと記憶しています。
となると、高校生?。
それでは会費も払えないかな....。
この記事が出てからちょうど50年。
乃婦江さんも60代後半のシニアさん。
どんな女装ライフを歩んでこられたのでしょうか。
すごく興味がありますね。

 
コメント (2)
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ダウン症の『バービー』発売、「ダウン症の女性をよりよく表現」顔の特徴取り入れ

2023年11月29日 | 女装以外の情報いろいろ
このニュースを読んで、人形の世界にも多様性があってもいいんだと決めたマテル社を、私はリスペクトいたします。
そしてバービー人形がダウン症の方たちとそのご家族を温めることを願っています。

ファッションドール『バービー』などをあつかう玩具メーカー米マテル社の日本法人マテル・インターナショナルは27日、ダウン症をテーマにしたバービードール「バービー ファッショニスタ イエローブルーフローラル」と、ダークヘアの「キラキラバービー ピンクフリル」を29日より数量限定で発売することを発表した。

 同社初のダウン症をテーマにした「バービー ファッショニスタ イエローブルーフローラル」は、全米ダウン症協会の協力のもと、デザインされた。発表によると、ダウン症の女性をよりよく表現するために、顔は丸みを帯び、耳は小さく、鼻筋は平で、目はアーモンド型に少し傾いている特徴をドールに取り入れたという。また、ダウン症のシンボルという蝶や、ダウン症の認知度を表すという「ブルー」と「イエロー」の配色などが、ワンピースのいたるところに取り入れられている。

 さらに、ピンクのペンダントネックレスには、ダウン症の人が持つ21番染色体を表す3本の矢印が描かれており、外を向いていることで、立ち上がり、前進することが表現されている。歩行をサポートするピンクの足首用装具(AFO)も付く。

 ダークヘアの「キラキラバービー ピンクフリル」は、胸元のフリルが特徴のメタリックなピンクのミニドレスを着たダークヘアのバービー。ぴったりと体にそったシルエットのドレスで、ピンクのスパンコールや胸元のフリルが華やかさを演出している。

 同社は「ファッショニスタシリーズ」として、さまざまなボディタイプ、肌の色、目の色、髪の色、ヘアスタイルがミックスされ、最新のトレンドからインスピレーションを得たファッションのバービードールを展開する。幅広いドール遊びやファッションを通して、個性を大切にして表現していく楽しさを伝えているという。


出所:オリコンニュース→★
バービー人形の写真は出所のHPでご覧ください。
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韓国の女装子・Jinaさんがpantyhoseを穿くシーン

2023年11月27日 | ★youtube
このブログでも何回もご紹介してきたjinaさんです。
今回は、下着姿で登場です。
そこからパンティストッキングを穿くお姿をなんとお見せになってくれています。

Going out wearing a pink jacket and pleated miniskirt/Jina crossdresser
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もうどうしようもないほど興奮の極です。そして興奮を静めるため……この時が最高の気分です。

2023年11月23日 | 女装子さん語録
おはようございます。
勤労感謝の日です。
お休みです。
個人的には、11月は初旬に長期出張に出かけた後も、土日もいろいろと出かける用事があり、1日ゆっくりと身体を休める日がありませんでした。
ということで、待望の休日です。
昼寝をして、夕方はスーパー銭湯に行ってくる予定です。


さて、風俗奇譚に寄せられた投稿をご紹介します。
25歳のサラリーマン、栄子さんからの投稿です。
(1974年の風俗奇譚からの引用ですが、詳細は後で追加します)

 ★女になった時の興奮
 私は25歳のサラリーマン、173x65の体格は、女装をする条件としては、最も不向きでしょうが、母親が婦人服の自製、販売をしております関係で、仕立上がりの服を小・中学のころの私に着せては、そのできばえをながめていたもので、いつの間に か習性となり、一日一回は婦人ものを身につけずにはいられなほどになりました。

 そんなぐあいで、中学生のころから、夜遅く、下着からいっさいを身につけ、頭は、カツラがないのでネッカチーフで包んで、夜の町を歩き回ることがしぱしばでしたが、ときどき母親に見つかり、今からそんな女のまねばかりすると、この先どんな人間になるやらと、きびしくしかられるのですが、高校生のころには、ますますその傾向が強くなるのです。それというのも、婦人服を身につけた時の、なんともいいようのない興奮。その結果、オナニーをする時の 気分は最高です。

 私は、四人兄姉の末っ子なので、高卒後は自分でアパート住まいで勤いています。ですから、自由に自分の、女装趣味を生かし、働いたお金で初めて婦人服やらカツラ、化粧品を買った時、天にも昇るうれしさでした。そして今では、会社から帰宅するとすぐ女装するし、商店街など歩き回るのが日課みたいになっております。女になれた気分を満喫して、アパートに帰るころは、もうどうしようもないほど興奮の極です。そして興奮を静めるため……この時が最高の気分です。

 こんな私を愛してくださるかたがあったら、お手紙ください。男と女としての交際をいたしましょう。 〈東京・〇〇栄子〉


お母さま、男の子に女性服を着せることはやめておいた方がよかったでしょうか......。

>アパートに帰るころは、もうどうしようもないほど興奮の極です。そして興奮を静めるため……この時が最高の気分です。
うんうん、わかりますよ。熱い火柱がスカートのなかで燃えているんですよね。

女装子のみなさま、晩秋の好天の休日です。
外出を楽しみ、帰宅してからもお楽しみください。










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一人の男性への思慕を心の奥底に秘めて、日々を女として暮らしていく④

2023年11月21日 | 女装子さん語録
貴子さんのお手紙の紹介も最後となりました。
ここで貴子さんは富貴倶楽部で出会った朝丘弥生さんの思い出を書かれています。

 富貴倶楽部が活動を止められたと貴誌で知りました。私も以前に何度か中野にあったお部屋に伺った事がありますので、お便りの最後に、ある女装者のことを書いてこのお手紙を終わろうと思います。

 富貴倶楽部の思い出と重なって思い出されるその方は、お名前を朝丘弥生さんとおっしゃいました。風俗奇譚(字が間違っているかも分かりません)という雑誌が以前発行されていましたが、その誌上に文章を書かれたり、グラビアにも登場される倶楽部の花形ともいえる方でございました。(ですからこうして実名で申し上げてもお怒りにならないだろうと思っています。)

 彼女は倶楽部の常連で、若くはありませんでしたが女装に打ち込まれている姿は若い私には女装者の鏡のように思えました。優しく女らしい方で、きっと女性ホルモをお使いだったのでしょうが肉体的にも女性に近い方でした。

彼女の裸身を拝見したとき、同じ女装者として胸が張り裂けそうな感動を覚えたことを今も思い出します。丸みを帯びた女性らしい体の線、膨らんだ乳房、突き出した乳首、柔らかい肉、そのどれをとっても彼女の女ごころの結晶のように輝いて見えました。

 今から思えば、私と同じトランスセクシュアルで男性に女として仕える方でした。
 女装して旅行もされる行動的な方でしたが、関西に若い恋人がいらっしゃると言うことで、旅行鞄に美しいピンクのネグリジエやスリップを詰められ、「彼が好きな色なの。」とにっこりしていわれたのを覚えています。
 その当時、特定の愛人がいなかった私には、彼女の幸せな様子が羨ましく思えたものでした。

 彼女の消息については現在まったく知りませんが、一時期病気をされた後奇跡的に良くなられて復帰されたと聞いています。
もし、お元気なら今も現役で女装人生を送っていらっしゃるはずです。その様に心から願っています。

 富貴倶楽部にその様な方がおられたという思い出を書きました。富貴倶楽部がなくなることは残念ですが、富貴倶楽部が女装という悲しい性に生きる者の心の支えであったという事実は永遠に語り継がれ、どこかで受け継がれていくと信じております。
 それでは、いったん筆を置くことにいたします。          敬具
   1991年6月
                              〇〇 貴子


>旅行鞄に美しいピンクのネグリジエやスリップを詰められ、「彼が好きな色なの。」とにっこりしていわれたのを覚えています。

「彼が好きな色なの。」
いいですねぇ。
私も女装子さんに言わせてみたい。
女装子愛好男子として最高ですね。
そして、弥生さんも彼が好きな色のランジェリーを買うときの心のときめきがたまらないのでしょうね。
誰かのために素敵なランジェリーを買う。
寝室でそのランジェリーを恥じらいながら見せていく。
そして、そのランジェリーとともに甘く抱かれる。
このプロセスも大切な愛の交歓となります。

貴子さんはいまどうされているでしょうか。
ご健康で女としての生活を営まれていることを願っています。
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一人の男性への思慕を心の奥底に秘めて、日々を女として暮らしていく③

2023年11月20日 | 女装子さん語録
昨日はちょっと遠出をして紅葉を見に行き、帰りに日帰り温泉でのんびりしてきました。
さて、貴子さんのお手紙の続きです。

最近の自分の変化について言うと、街に溢れる女性用の商品に自然と心のときめきを感じるようになったことではないかとを思います。
女装なさる方々は同じように感じられると思いますが、女の目で見ると女性用品は実に華やかで、それらを自由に使用できる女性たちは男に比べて何倍も幸せな人生が送れると思ってしまいます。

ぎすぎすした男社会に強制的に生かされる男の不幸を象徴するかのような、男物の変化のない暗い色彩と対称的だと思います。
幸か不幸かこの様に生まれつき、精神的に女である私はそれらのものに心をときめかし、この身に纏うことができるのですから本当にラッキーです。

薄絹のランジェリーのソフトで優しい感触、ジョーゼットのふんわりしたワンピースの快適な着心地、お化粧品の香り、赤、ピンク、黄、緑そして大好きな色である紫などの華やかな色彩と優美なデザインなどなど、これらに囲まれて女性として生きられる自分は何と幸せでしょうか。

女性を同性として見るとうと変ですが、そのような目で彼女らをみています。とくに、私と同年輩のセンスの良い中年の女性に出会うと美しい人に対する同性としての憧れに似た感情が沸いてきて、私もあの様に装いたいと思ってしまいます。

この様な出会いがあった日はお化粧台に向かうことが多くなります。
そして、彼と約束した日が待ち切れないでデートの催促をしてしまいます。
お相手の都合も顧みないで、いけないと思うのですが、これも女の性なのでしょうか。


>私と同年輩のセンスの良い中年の女性に出会うと美しい人に対する同性としての憧れに似た感情が沸いてきて、私もあの様に装いたいと思ってしまいます。
立ち居振る舞いが素敵な女性にあると、こちらもなにか幸せな気持ちになってきますね。
貴子さんであればなおさらでしょうね。


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一人の男性への思慕を心の奥底に秘めて、日々を女として暮らしていく②

2023年11月18日 | 女装子さん語録
貴子さんのお手紙の続きをご紹介します。

この部分の手入れで、交渉のときにお相手を傷付けないように周辺部の剃毛も欠かさずしております。
入浴時に横座りになって、丁寧に大切な部分が傷付かないように慎重に剃刀を使っていきます。
朝夕や入浴時には肌の手入れも欠かせないものです。汚れが無い伏態に保つように心掛け、乾燥を避けるためにつねにスキンケアを欠かさず続けております。

髭や体毛はもともと薄いほうですが、入浴時にチェックするよう心掛けています。
なおお風呂は、1日も欠かさずに使っています。浴室という密室で手入れした肌や少女のような微かなふくらみを持つようななった乳房や乳首を自ら愛撫して、彼に肉体のすべてを委ねるときの夢に浸ることはわたくしの最大の楽しみになってます。

胸の膨らみを作るために、女性ホルモン入りのクリームでのマッサージを続けています。ピルなどの飲用も試したことがございますが効果もあるものの副作用のリスクも高く、とくに私には合わないと思い短期間でやめました。
ホルモンクリームのマッサージは微々たる効果しかありませんが、私の内にある強い乳房願望を満足させることや、精神的女性化にとって欠かせないものとなっています。

精神的に女の生活を送るということは、以上のようなことに限りません。日頃の立ち居振る舞いのすべてに女性的なものが自然にでてくるようになりたいと心掛けております。もちろん、一部の人達のように演技っぼく、いやらしくならないようにはしています。
話し方も擾しい気持ちで、荒々しい男言葉を努めて避けて使うことにしています。意識してそうしているということではなく、精神的女装生活を重ね、心の働きが女性そのものにちかずくなかで、その様にできるようになってきたと感じています。

私が送っている女装生活はもちろん私だけの秘め事ですが、他人から見ると、物腰の柔らかい人と見られているようです。


>精神的女装生活を重ね、心の働きが女性そのものにちかずくなかで、その様にできるようになってきたと感じています。
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」という言葉があります。
貴子さんは心を変えることで、女としての運命をつかんだのかもしれません。

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一人の男性への思慕を心の奥底に秘めて、日々を女として暮らしていく①

2023年11月16日 | 女装子さん語録
おはようございます。
ここ2日はどんよりした曇り空でしたが、今日は快晴です。
しかし、寒さは厳しくなってきますね。
今週からショートコートを着て出勤しています。

さて、幸せな貴子さんのお手紙をご紹介しました。
おかげさまで多くの方がこのブログに来ていただき、読まれました。

そして、『ひまわり』1991年11月号に貴子さんが第二信をお寄せになっています。
今日から3回に分けてご紹介しますね。

拝啓
 ごぶさたしております。ひまわり編集部の皆様にはますますご活躍のことと思います。ひまわりの新しい号、楽しく読ませていただきました。登場しておられる皆様の女装にかけるひたむきさに心から共感の拍手を送りとうございます。
 また、私の拙い手紙も貴誌に掲載いただき、うれしくも、恥ずかしくもあり、複雑な心境でございます。デートのおり、彼から「ひまわり、読んだよ。」といわれました。
そして、「公開でラブレターを貰ったようなもんやな。ありがとう。」と言ってくれました。
2通めの手紙については、まだ彼には内緒です。内容が赤裸々すぎて何と言われるか心配ですが、私の心のまんまですからね……。
ここまで私の女の性を解きほぐしたのは紛れもなく彼なのですから、叱られたら「今のわたしは丸ごとあなたの作品よ。」とでも言うつもりです。

一人の男性への思慕を心の奥底に秘めて、日々を女として暮らしていくようになったのは彼と出会ってからのこと。
そうした日々を重ねれば重ねるほど、心は女のそれに同化していくのです。
彼の女として生きるようになった初めの頃から、たとえ男の暮らしが捨てられなくとも、女の装いに戻った時のために精神的には常に女でありたいと思ってまいりました。

たとえ男の肉体に宿った女でも、女は女として自分を受容して神様からいただいた自分の人生にあらがわないで生きたいからです。そして、女らしくあるために日々の暮らし方の中に様々な課題を自分に課すようにしています。

例えば、トイレを使うときも女性的作法を心掛け、とくに女性としての大切な道具となる部分の清浄にはつとめています。
もう少し、この部分にふれますと、女性器として使用するときの不必要な苦痛を避けるために、可能な時には張方を挿入しておくようにしております。クリームをたっぶりぬったそれを挿入するときは、彼によって女にされる時と同様に快感の渦が身体を駆け巡るように思えます。

また、それを挿入した状態で過ごすことは、それが仕草や心の働きにたいする刺激になって、精神的な女性化が深まるような気がします。


>トイレを使うときも女性的作法を心掛け
姿はB面でも心はA面。
こうして仕草を優しくしていくのですね。
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かしこ

2023年11月14日 | 女装子さん語録
承前です。

手紙というものは、便せんに向かって一文字一文字書き綴ります。
そのなかで自分の想いや情念が浮かび上がるのですね。
貴子さんの想いがこもった文章に惹かれました。

そして、私がいいなと思ったのは、結語の「かしこ」。
女性が使う「かしこ」を使えることに微かな喜びを感じている貴子さんを想像しています。

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1991年 幸せな女装子・貴子さんからのお手紙

2023年11月13日 | 女装子さん語録
おはようございます。
今日から1週間が始まりますね。
みなさま、B面でもがんばりましょう。

さて、先月に国会図書館に行き、1990年代の『ひまわり』誌を読んできました。
『ひまわり』は『くいーん』や『風俗奇譚』と違った味わいがあります。

そのなかで、私が魅かれた投稿は1991年4月号『読者 そのまんま告白』に掲載されたにあった貴子さんのお手紙です。
ここで貴子さんは女装子さんとして幸せを感じている自分を素直に綴っています。

拝啓
 ひまわり編集部の皆様にはますますご健勝のことと存じます。
 毎号のひまわり、楽しく愛読させていただいております。貴誌にはたくさんの女装者が登場され、それぞれの人生を懸命に生きておられる姿に、はからずもこの様に生を受けた私どもとして本当に心強いものを感じます。
 Mrレディなど美しい女装者がテレビにも映画にも登場したりして、日陰者だった女装着の存在にも世間が関心を示すようになってきたかの観があり、いつの日か女装者が第三の性として認められることも夢ではないと考えたりしている昨今です。
(中略)

次に、私自身の近況を報告します。
多くの女装者がきっとそうであるように、私も自分自身ではコントロールできない力に動かされて女装の道にはいりました。
一口で女装するといっても、私にとっての女装は本来は女だから女の衣装を着ると表現する方が正しいと思います。
私は決して美しくはありませんから、ただ美しく女装できるからするということが女装のきっかけでは最初からなかったののです。
うまく表現できませんが、心の内に宿した女心の発露として女装するのですから、どんなに抗っても女装を止めることはできませんでした。
私はそんなわけでいつしかどっぶりと女装の世界に浸ったまま、中年の叔母さんになってしまいました。

今の私は一人の男性の女として女装人生の最も幸福な時期を迎えています。
性転換願望とともに、男性の手で身も心も愛されたいという願望はとても強く、かなわない夢に身悶えした夜をどれくらい私は過ごしてきたことでしょうか。
これまで、持った殿方との肉体交渉も、一人の男性に愛人として尽くしたいという夢を掛けたもので、そのつど私は真剣でした。
でも、私のような女装者には適わない夢でした。
それが、彼に出会って実現したのですから、この幸せを話さないではいられないのです。

彼との交際はこの年末が来れば5年になります。その間月1回位のペースでデートを重ねています。
彼をえてからの私の頭の中は彼のことで一杯です。
一人の男性のものである私、一人の男性にかしずく私というちょっとマゾヒスティックな思いが、私を幸福で安定した気持ちにさせてくれます。
彼に心も肉体も捧げた後、彼が私の体に残していった余韻に私は女の幸せを感じ、次のデートまで彼への思慕を膨らませていくというのが今の私の生活のすべてです。

そんな日々の中で、私は次第しだいに変わっているようです。
表現することは難しいのですが、限りなく生来の女が出てくると言ったらいいのかしら、精神的には完全な女になっています。
こうして、彼とデートの日がきて、彼に抱かれ女にされるときの喜びは最高です。
女として愛しい人にすべてを委ねているという深いふかい精神的満足感の中で、いつも彼のリズムにぴったりと重なって絶頂に達し、私は自分の体液で身に纏っているランジェリーを濡らしてしまいます。

すこし、気持ちがハイになっていて恥かしい話を書いてしまい、彼にも叱られそうですが私の幸せを知って貰いたくて書きました。
男の肉体に宿った女の性を嘆き悲しみ通してきた半生を経てやっと巡り合った今の女の幸せです。
彼のために心優しい女としてすべてを彼に捧げ尽くして燃え尽きたいと考えております。
                               かしこ
  1990.11.24
          兵庫県 芦屋  〇〇 貴子


(引用者として、読みやすくするため改行を行いました。また名字は伏せました)

>>
こうして、彼とデートの日がきて、彼に抱かれ女にされるときの喜びは最高です。
女として愛しい人にすべてを委ねているという深いふかい精神的満足感の中で、いつも彼のリズムにぴったりと重なって絶頂に達し、

精神的満足感があるこそ、女としての深いオーガズムを感じるのでしようね。
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