ネイルチップは情事の動かぬ証拠

女装子との情事が終わり、男はバスルームに入る。
ワイシャツの襟や下着に口紅がついていないを入念にチェックする。
丹念にシャワーを浴びて、香水の匂いを洗い流す。
ボディソープの香りにも気を付ける。
そして、スーツを着てネクタイを締めてホテルの部屋を出る。
「これなら絶対にバレない。大丈夫だ」
男は女装子たちから仕事人と呼ばれている。
仕事人であれば、家に不審なものを持ち込んではならないのだ。

しかし、一度ひやっとしたことがある。
帰宅は深夜。
忍び足で浴室に入り、再度シャワーを浴びようと裸になった。
すると、足の裏に何かがついている。
「ん？」と思い足の裏を見てみると、真っ赤なネイルチップだ。
彼女がつけていたもの。
それがベッドの上の熱戦ではがれて、床に落ちたのだろう。
それを知らず知らずのうちに踏んでしまったいた。

ネイルチップが浴室に落ちていたら、これは動かぬ証拠。
コロンボ警部であれば絶対に見逃さない。
家庭争議から離婚ということもありうる。
危機一髪、本当に危機一髪、危なかった。
その次から男は足の裏もチェックするようになった。

山手線に挟まれました

新宿駅南口のダイコクドラックで買い物をした後、渋谷に向かおうと山手線内回りホームに降りていきました。
すると、大崎行き山手線電車が止まっているじゃありませんか。
大崎行きは空いているはず。

コロナ感染防止の観点からも、この電車に乗った方がいい。
でも発車チャイムが鳴っている。
慌てて階段を下りると発車チャイムが鳴り終わりました。
「もう、乗らないでください」と駅員さんのアナウンス。
でも、いままでのプロ通勤者の勘は「まだ乗れる」と囁いています。

前を歩いているＯＬさんが乗った。
続いて乗りこもうとしたら、その彼女が電車に入ったところで立ち止まった。
「早く奥に入れ...」
と思ってたら、左腕に強い衝撃。
続いて、右肋骨にガーンときた。

山手線に挟まれた。
車内のお客さんが私を見る。
恥ずかしい。

その視線から逃れるために、慌てて現場から離脱。
でもしばらくすると、痛みが出てきた。

皆様、発車チャイムが鳴り終わったら、ゆめゆめ無理して乗らないことです。
コロナも怖いけど、山手線のドアはもっと怖い。

新色の口紅淡く入社式

東京新聞の昨日の俳壇に入選された句です。

新色の口紅淡く入社式


シーンが目に浮かびます。

4月1日、入社式会場に向かう彼女たちとすれ違う。
緊張した面持ちと、まだ慣れていない化粧。
そして、彼女彼らの若さを眩しく感じている私。

毎日、口紅をつけること。
毎日、ストッキングを穿くこと。
毎日、パンプスを履くこと。

今日からビジネスウーマンの人生が始まります。
コロナで大変な年の入社になりましたが、
がんばってください！

5月、緑の木立に囲まれた品のあるホテルで集会がありました

24節気があります。
いまは『小満』
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味です。
動物や植物にも活気があふれます。

先週、不忍池湖畔の緑のことを書きましたが、この季節のピーチ倶楽部の集会で思い出すホテルがあります。
それが港区芝にあるMホテル東京。
ぴーちの集会はだいたい土曜日なのですが、この回は平日金曜日開催です。
私はあいにくの宇都宮出張でありましたが、少しく早めに切り上げて新幹線で帰京。
東京駅から山手線に乗り換えて目黒に。
そこからホテルバスで5分。
Mホテルは木立に囲まれた品のあるホテルです。
こちらは立派なビジネスマンの格好ですから、誰も怪しまない。(当たり前だ)
ドアマンも会釈してきます。
広いロビーからは活気が溢れる木々が眺められます。
時間があればティーラウンジで緑の庭園をみながら、お茶を喫したいところです。
しかし、会場では部屋いっぱいに溢れた女装子さんが仕事人と呼ばれる私を待っている(はず)。

指定されたスウィートに向かいました。
ドアが明けられるとそこには主宰のYさんと男性会員さんが数名。
「コーイチローさん、出張のはずでしょ。早かったですね」
「ええ、まあ......」
「平日は女装子さんも仕事されているので、集まりはおそいんですよね」
「はあ....」

5月末の日の入りは遅い。
スウィートの窓から見る、夕日に照らされた緑の木立は綺麗なものです。

そして、スウィートルームが『小満』になるのは、
とっぷりと日暮れてからであり、それは丑三つ刻まで続くのでした。

下着女装子さんはスーツの下にパンストを穿いてもよいくらいの「梅雨寒」です

おはようございます。

埼玉県地方は曇天です。
寒いです。
5月も下旬になってヒーターをつけるとは思いませんでした。

梅雨のような1週間でありました。
夏物スーツでは寒すぎる。
慌てて、秋冬スーツを引っ張り出しました。

女装子さんもお風邪を召しませんようにお気を付けください。
まあ、下着女装子さんはスーツの下にパンティストッキングor30デニールタイツを穿いて防寒してくださいね。

明日は暑くなるという予報が出ていますか？
その時は冷感パンストをお穿きください (＾ｰ＾)v

新刊のご紹介『性転師 「性転換ビジネス」に従事する日本人たち 』

おはようございます。
埼玉県は昨日の雨も上がり、きもちのよい青空です。

日曜日の朝刊には書籍広告があります。
そのなかに、おっ！と目を止めた広告があります。

『性転師　 「性転換ビジネス」に従事する日本人たち 』（伊藤元輝著　柏書房刊）です。



性別を売る「性転師」。彼らは天使か。悪魔か。
性同一性障害の当事者に「早い・うまい・安い」が売りのタイ・バンコクでの性別適合手術を斡旋、仲介する、通称「アテンド業」。彼らはいったい何者なのか? なぜ彼らは生まれたのか? 性転換ビジネスにおける陰の実力者である性転師たちの実態に迫るノンフィクション。
性器の摘出/形成をおこなうこの性別適合手術(かつては「性転換手術」とされていた)を日本で受けるには、高額な医療費がかかり、医師が少ないため手術まで1年以上待たなければならない。「手術難民」化した当事者の需要をビジネスチャンスととらえ、外国・とくにタイ王国での手術を斡旋、仲介しているのが「アテンド業」とよばれる斡旋業者だ。
本書は、この「アテンド業者」たちと「性転換ビジネス」の実像を描き出す。
アテンド業者には個性的な人々がそろっている。バブル期にトラサルディーのジーンズで一世を風靡したこともある、アテンド業の草分け的存在の商売人、駐在員から転身したタイ在住最古参、手術を受けた「元客」でYouTubeやオフ会を通じて安心感を提供するやり手営業マン──バックグラウンドが異なる業者たちが「性転換ビジネス」に従事し、日々しのぎを削っている。そして、アテンド業が生まれた背景や日本国内の手術事情の深層にも迫り、性転換手術の問題点、課題を洗い出していく。

【目次】
序章 パッポン通りの性転換師
性転師の坂田とバンコクのゴーゴーバーを訪れる
第1章 性転師の仕事
タイ・バンコクに飛び、「アテンド業」に密着する
第2章 第一世代の性転師
坂田と「同世代」のアテンド業者2社に話を聞く
第3章 第二世代の性転師
「元客」のアテンド業者4社&副業性転師を訪ねる
第4章 性転師誕生前夜
日本国内の性転換手術事情の変遷を追いかける
第5章 タイと性転師
性転換大国・タイ王国の側から考える
第6章 性転換ビジネスの未来
性別適合手術と性転師の「これから」を見つめる
終章 「外側」から見た性同一性障害の話を。
ある「ボランティア」をする彫師と話す
出所:amazon

.>性別を売る「性転師」。彼らは天使か。悪魔か。
かなりおどろおどろしいコピーですが、目次を見る限りではきちんとしたルポルタージュのようです。
機会があれば読んでみたいと思います。

不忍池の緑を思い出す

5月も半ば。
木々は葉を青々と広げています。
樹木たちの生命力の強さを感じるのが、いまの季節の楽しさですね。

2000年頃、ピーチ倶楽部の月例集会は不忍池湖畔の某ホテルで開かれていました。
開始時間は5時。
冬は真っ暗ですが、今の季節はまだまだ明るい。

上野駅公園口で下りて不忍池の周りをゆっくりと歩いていきます。
湖畔の緑が気持ちいいこと。
毎年、5月になると不忍池を思い出します。

まあ、そのあとホテルのスウィートルームで女装子さんと女装子愛好男子が入り乱れて、気持ちのいいことをいっぱいするんですけどね。

2009年の女装ムービー『エッチを狙え！ ～イヌネコ。～』

これも古い女装ムービーですね。
2009年の作品です。

★あらすじ
男性に触れられただけでじんましんが出る体質の幸（宮内知美）は、28歳の今もバージンのまま過ごしている。
そんな幸に寅一（内山眞人）は思いを寄せるが、寅一のいとこのマキノ（矢吹シャルロッテ）が、幸が教師をしている高校に転校してくる。
そんなある日、幸とマキノは雷に打たれて人格が入れ替わってしまい……。

★解説
男性恐怖症でバージンの女性教師と、バージンだが超イケイケの女子高生の人格が入れ替わったことで巻き起こる騒動を描くエッチなラブコメディー。人気漫画家、葉月京による「イヌネコ。」を原作に、『青いうた のど自慢 青春編』の金田敬監督がコミカルな演出でさりげなく愛の本質に迫る。3代目ミニスカポリスの宮内知美がフルヌードで主人公を熱演するほか、ワキ毛アイドルこと矢吹シャルロッテら女優たちのお色気パワーが全開。
出所:シネマトゥディ

amzon →『エッチを狙え！ ～イヌネコ。～』

髪を切りたい

理容室は濃厚接触ですよね。

私はヘアカットオンリーのところにいくのですが、30センチの近さで床屋さんに刈ってもらっています。

短めにいつも切ってもらっていますが、この床屋さんに行ったのが3月半ば。
もう2か月も刈っていません。

ぼうぼうです。

特に短くしていると、伸びてくると耳に被るのがうっとうしい。

ああ、さっぱりしたい。

でもコロナのリスクは怖い。

ジレンマに悩んでおります。

ブログのご紹介『女子の格好でお店訪問』

外出できないので、女装子さんのブログを集中的に読んでいます。

そのなかでも女装外出のお話がいいですね。
女装は最初はインドア、そしてパス度が高まるとアウトドアにでかけます。

お写真もいろいろとバリエーションが出てきます。


最初に見つけたのは、香川県にお住いのゆうこさんのブログ『女子の格好でお店訪問』です。
関東にいると四国のことはあまりわかりませんが、ゆうこさんはいろいろなところにお出かけになっているので楽しく地理的知識が広がります。

『女子の格好でお店訪問』byゆうこさん


ゆうこさんはお着替えする場所で苦労しています→★