女装子愛好クラブ

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名古屋妻の幸せ③

2021年12月10日 | ★女装体験記
それから一ヶ月、彼はほぼ毎日メールをくれて、「君のことばかり思い出して
いる。早くまた会いたい」というようなことを、くり返し書いてきました。
彼には東京に奥さんや子供もいるのだし、女名前でメールを返すのはまずいか
とも思ったのですが、それだけ熱心にアプローチされると素っ気ない返事もで
きず、私もハートマークとかをいっぱい使ったメールを、毎日返信していました。
もちろん最初は、多分に面白がって作文していたのですが、女の子姿でそんな
ことをしていると、自分の書いた文章にどんどんのめり込んでいき、気がつくと、
私はすっかり「恋する乙女」になっていました。

それにしても、気になるのは、別れ際に彼が言ったひと言です。
ホモセクシャルな性行為にはまだ抵抗があったのですが、彼にキスされたとき
感じた気持ちから、自分の中にもそういう願望があるのは、もう否定できなく
なっていました。
理性ではその日が来ることを恐れながら、感情ではその日を待ちわびている。
そんな状態の中、行動としては、その日のための準備を着々と進めていました。
ネットで「勉強」して、体の中をきれいにする方法を覚えたり、コンドームや
潤滑ローションなどを買い揃えたり、通販でディルドーを取り寄せて「拡張」
というのをやってみたり‥‥。
女装者であることを承知の上で受け入れてくれるエステが名古屋にあると知り、
かすかなツテをたどって紹介してもらい、脱毛やお肌のお手入れに通ったりも
しました。

そして、いよいよ1ヵ月後、思い切りおしゃれして、彼に会いに出かけました。
彼が泊まっているホテルのラウンジで1ヵ月ぶりに会って、レストランで食事
したのですが、彼は相変わらずやさしくて、ある意味、前以上に緊張している
私を気づかってくれます。
「この前より、一段ときれいになったね」「仕草や表情も、この前より女の子っ
ぽくなってる」
そんなひとことひとことに、私は頬を赤らめながらもリラックスしていきまし
た。そして、こちらを見てくる彼の笑顔にうっとりしているうちに、誘われる
まま、彼の部屋へ。入ると、ちゃんとダブルの部屋がとってありました(会社
に出張経費を請求するとき、どうごまかすんだろうと思ったのですが)。

そこにあった二人掛けのソファに並んで座り、しばらく話していると、彼の手
が私の肩にかかり、抱き寄せられキスされました。この前は唇を合わせただけ
だったのが、今回は私の口の中に彼の舌が入ってきて、私もそれに舌をからめ
ていました。
そのキスはずいぶん長くつづき、私はいつしか彼の膝の上に抱かれていました。
ブレストフォームでふくらませた胸をもまれた時には(そんなはずはないのに)
乳房から全身にしびれが走った気がして、体が震えました。
キスが頬や耳、首筋に移り、彼の手でジャケットやワンピースを脱がされてい
く時の、怖いようなうれしいような感覚に心をふるわせているうち、私はブラ
とパンティだけにされていました。
「かわいい下着だね」
彼の言葉と、その視線に耐えられず目を伏せると、体がふわっと浮き上がりま
した。
気がつくと、私は下着姿で彼に“お姫様だっこ”され、ベッドまで運ばれてい
ました。
ベッドの上から見ていると、彼も服を脱ぎ、すぐに私に覆い被さってきました。

それからまたしばらく、キスと愛撫をつづけ、いよいよ‥‥と言いたいところ
ですが、お互い初めてのことでもあり、この夜は結局、本格的な結合までは至
りせんでしたでした。
その原因は主に私の方にあるというのに、彼は「まだ慣れないから、下手でご
めんね」としきりに謝ってきます。
そんな彼に申し訳ないような気がして、また、男のいじらしさのようなものも
感じて、私が彼のものをくわえてイカせてあげました。
もっと嫌悪感があるのかと思っていたのですが、彼に対して抱きはじめている
愛おしさが、それを打ち消してくれました。というか、彼のものが口の中で
「ぐいっ・ぐいっ」と大きくなるたびに、彼から女として認められていくよう
な気がして、私自身も興奮していました。
じつは、挿入がうまくいかなかった時点でコンドームをはずしていたので、彼
の精をナマで受け、そのほとんどを飲んでしまったのですが、それさえ少しも
いやだと思いませんでした。むしろその瞬間(変な言い方ですが)達成感のよ
うなものを感じ、「おいしい」とさえ思いました。
でも彼の方は、そんな私の行為にいたく感動したようで、終わったあと、「あ
りがとう」と何度も言いながらキスし、私の体をぎゅうっと抱きしめてくれま
した。その太い腕や厚い胸板に包まれ守られている感覚を、私はまぢがいなく
大好きだと感じていました。こんな気持ちが味わえるなら、これからも、いく
らでもそれをしてあげたいと思っていました。

「君はイカなくてもいいの?」という彼の言葉にほほえみ返しながら、この夜
はそのまま服を着て(もちろん仕事場に寄って、またそれを着替えて)家に帰
りました。本当はお泊まりしたかったのですが、帰れないと家に電話を入れる
には、もう遅い時間だったからです。
でも翌朝は、「このところ仕事がつまっているから、今夜は帰れないかもしれ
ない」と言って家を出ました。仕事の締め切り間際には徹夜仕事になることも
よくあるので、そう言っておけば、疑われる心配はありません。
コメント
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