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「その花が咲いたら、また僕は君に出逢う」 あらすじ・感想

2018年10月15日 00時00分00秒 | 美少女ゲーム

2018年9月発売タイトル第5弾は、 Campusの「その花が咲いたら、また僕は君に出逢う」でした(*'▽')

気が付けば、もう1作目から全部プレイしてます。ここまでくると、新作はやらねばという義務感が湧いてきますw

その花が咲いたら、また僕は君に出逢う 概要
お馴染み麻保志学園シリーズ第14弾(フルウソ含む)。今回は“花になりたい”と願った魔法少女の恋物語です。

その花が咲いたら、また僕は君に出逢う キャラクター紹介
匂坂秋人
本作の主人公。二学期になって麻保志学園に引っ越してきた。以前の学校では成績上位だったが、麻保志学園の授業レベルが予想以上に高すぎてついていけないのが悩み。ただ、地頭は良く、飲み込みは早い。
やや気弱な性格で周囲の人の顔色を窺って遠慮しがちになってしまう。そのせいか、周囲の人たちと上手く話をすることが出来ずにいたが、クラスメイトの永瀬優希のおかげで、少しずつではあるが馴染んできているようである。

永瀬優希

麻保志学園に通う女子校生。明るく元気で優しい性格。しっかり者で面倒見がよく、男子も女子も分け隔てなく接するため、クラスメイト達からの信頼も厚い。成績は平均より上という程度だが、人に教えるのは上手。秋人にも転校初日に学園案内したり、勉強についていけない彼の面倒を見たりと何かと世話お焼いている。
甘いものと猫が大好き。好きなものの話になると語りだして止まらなくなってしまうため、それをよく知る友人たちは、彼女が語り始めると放置する(無視しているわけではなく、時々ツッコミは入れる)。花も好きで、一番好きな花はコスモス。学園の敷地内にあるコスモス畑がお気に入りで、花が咲く季節以外にも時々訪れるらしい。
実は魔法使いであり、秋人のことも以前から知っている様子だが・・・。

トゥーラ&ルラール

優希に魔法を教えた魔法使いの師匠が使役している使い魔。優希のお目付け役として、まだ未熟な魔法使いである彼女の生活を師匠の代わりに見守っている。魔法や魔法使いに関する解説もしてくれるが、基本的に皮肉なことしか言わないため、話を聞いていると若干イラッとするw

その花が咲いたら、また僕は君に出逢う あらすじ
それは幼い頃の記憶。少年は、いつも一人でいる少女に惹かれていた。元気で優しくて皆から好かれていたはずの少女。そんな少女がある日突然一人でいるようになって、時折寂しそうな表情をしていたため、少年はそれが気になっていた。ある日、少年は少女を元気にしようと少女に鮮やかなコスモスの花束をプレゼントした。赤色には乙女の愛情と調和、黄色には自然美、白のコスモスには綺麗。どの花言葉も少女にピッタリだったから。すると少女は嬉し涙を流しながら少年に“ありがとう”と伝えた。少年はその少女の笑顔が見られただけで、ただそれだけで良かった。
夏休みが明けて最初の登校日。麻保志学園に登校した永瀬優希は、ホームルームのときに担任から紹介された転校生・匂坂秋人を見て驚いた。もう会うはずのないと思っていた人。心の中で様々な感情が湧き上がる中、彼女は彼に声をかける勇気が出なかった。しかし、慣れない環境下で戸惑っている秋人を見て放っておけなくなった優希は、放課後、教室を出ていく彼を追いかけ、人にぶつかって倒れこんでいた秋人に手を差し伸べた。
一方、自己紹介やその後のクラスメイトとの会話を上手くできなかった秋人は、落ち込みながら教室を出て廊下を歩いていたが、考え事をしているうちに慣れない校舎の中で迷子になってしまった。そして、どこに行こうか迷っていると、見知らぬ男子生徒がぶつかってきて秋人は倒れてしまう。そして、倒れた自分に手を差し伸べてくれた優希を一目見て、初対面のはずなのに胸の奥がチクリと痛んだ。その後、優希に校門まで案内され、クラスメイトと上手く話せなかったことについて彼女から励まされ、少し前向きになったのだった。
翌日、優希から誘われて改めて学園を案内してもらった秋人は、恋桜など学園内の色んな場所を回った後、途中で会った友人と楽しそうに話をする優希を見て、疑問に思ったことを彼女に訊ねた。何故、友人よりも自分のことを優先したのかと。すると彼女は、授業中に困ってたようだからずっと気にかけていたと答えたものの、それ以外にも理由があったのか、最後に小さく何か言葉にするが、秋人にはそれを聞き取ることが出来なかった。彼女は苦いものを噛み締めたような仕草をした後、“匂坂くんに見せたいものがある”と言い、秋人をコスモス畑へと連れて行く。そして、まだ開花はしてないものの、そのコスモス畑の景色に圧倒された秋人は、“楽しい学園生活を送ってほしい”と自分に言ってくれた優希に対し、“麻保志学園に来てよかった”と伝えた。すると、優希は、“秋になってコスモスの花が咲いたら、また私とここに来てくれませんか?”と誘い、秋人もそれに応えたのであった。
翌日、相変わらず授業内容についていけてなかった秋人は、放課後、教室に残って1人で勉強していたが、そこへ優希が心配してやってきて、勉強を教えてもらうことになった。そして、優希の教え方が上手だったため、授業内容に追いつくまでの間、勉強をみてほしいとお願いすると、優希は快く引き受け、お互いの連絡先の交換をした。その日の夜、ようやく秋人の連絡先を教えてもらった優希は、初めて彼に送るメッセージについて悩んでいた。そこへ、秋人の方からメッセージが届いたため、その内容を見てみると、あまりに堅苦しいことを言っていたため、思わず笑ってしまった。そのおかげで肩の力が抜け、自分も秋人のように頑張ろうと思ったが、秋人からのメッセージを見てニヨニヨしているうちに返信するのを忘れてしまい、結局メッセージを送ったのは、30分も経過してからだった。
それから2週間後、優希との勉強会のおかげでようやく授業についていけるようになった秋人は、友人も増え、充実した学園生活を送っていた。そして、それは優希にとっても同じであった。秋人との時間が増え、“いつまでも、こんな時間が続けばいいのに”とそう思ってたが・・・。
ある日の放課後、友人と一緒に遊びに行こうとしていた秋人は、その途中で優希が屋上へ続く階段を昇っていることに気付き、友人を先に行かせ、後を追いかけた。しかし、屋上に着いても誰もおらず、不思議に思っていると、頭上からコスモスの花びらが舞い落ちてくる。舞い落ちてきた花びらを手の平に乗せた秋人は、その花びらが気になったものの、花びらが強い風に飛ばされ遠くへ行ってしまったため、優希を見たというのは自分の勘違いだと思うことにし、友人が待つ校門へと向かった。後日、優希にそのことを話してみると、彼女は一瞬目を大きく見開き驚いたような様子だったが、すぐにいつも笑顔に戻り、もしかしたら幽霊だったのかもねと言って誤魔化した。その日の夜。秋人は麻保志学園に転校してからずっとお世話になっていることから、以前から彼女へのお礼を何にしようか考えいた。その時、彼女が以前教室で話していたモンブランが美味しいお店やアクセサリーのことを思い出し、それらのお店に誘ってみるのはどうかと考えた。そして、翌日の放課後、いつものように優希と一緒に勉強会をした帰り、秋人は思い切ってお礼がしたいと誘ってみると、優希は快くOKしてくれたのだった。
そして、迎えたデート当日。秋人は優希を彼女オススメの喫茶店(かつて桜月がバイトしていたお店)でモンブランを御馳走した後、オープンしたばかりの猫カフェにも連れて行き、喫茶店のときからずっと暴走状態だった優希も満足気な笑顔を見せていた。そして、最後にアクセサリーショップに行き、優希の様子を見ながら、彼女が気に入った物をプレゼントしようと考えていたところ、彼女がコスモスのバッグチャームを見て気に入った様子だったため、それをプレゼントすると伝える。優希は今日はいっぱい奢ってもらったからと断ろうとしたものの、秋人から形が残るものを返したいと言われたため、受け取ることにした。その時の彼女の笑顔を見て、秋人は胸の高まりを感じ、自分の優希への恋心に気付いた。そして、優希も秋人と別れ家に帰った後、今日1日の幸せな時間を思い返しつつ、秋人と一緒にいたい、またやり直したいと願っていたのだった。
デートした翌日から、自分の恋心に気付いた秋人は、自分からも優希に話しかけるようになり、一緒に過ごす時間も増えていった。それと同時に彼女と会う直前には必ず不思議な金属音を聞いていた。そんなある日の放課後。この日は優希に用事がある日だったため、勉強会はなく、秋人は1人で帰ろうとした。しかし、校舎を出ると、また不思議な金属音がして、その音の方がした上の方を見上げると、いつかのように1枚の花びらが落ちてきた。その花びらを手にした秋人は、何故か優希のもとへ行かねばならないという使命感に駆られ、頭の中に思い浮かぶ優希に似た幼い少女のことが気になりつつ、再び校舎に戻り屋上へと向かった。そして、屋上に着くと、そこは不思議な空間へと変化しており、その空間の中心部には優希がいた。彼女はそこで呪文のようなものを唱えていて、魔法を使った瞬間、秋人は頭痛がして、思わず声をあげてしまう。優希はその声に振り向くが、そこに秋人がいたため、驚いた。その時、秋人がプレゼントしたコスモスのバッグチャームから音が鳴り、秋人にもその音が聞こえていたことを知った優希は、このバッグチャームが自分と彼を繋いでしまったことに気付き、また同じことを繰り返してしまうのではと絶望する。
絶望する優希を見て、秋人は昔のことを思い出す。そして“ゆきちゃん”とかつて自分が呼んでいた彼女の愛称を口にした。優希は自分が犯した過ちのことを秋人が思い出したと思い、秋人を遠ざけようとする。幼い頃、優希は魔法の制御に失敗し、近くにいた秋人に重傷を負わせ死なせるところだった。それをまた繰り返してしまう。秋人は好奇心で近づいた自分が悪いと言うが、優希にはそれは受け入れられなかった。あれからずっと血だらけで倒れている秋人のことが脳裏に浮かび、何度も練習してもそれが頭から離れない。そして、また魔法のことを知られてしまった。自分の魔法の腕が上達すればするほど、秋人に秘密を知られてしまう。止まっても進んでも最後には振り出しに戻されてしまう。そんな絶望するしかない事実に気付いたから。だから、もう秋人と会ってはいけないと考え、幼い頃そうしたように、秋人に忘却の魔法をかけた。秋人は彼女が自分に何をしようとしたか気付いたが既に時遅く、優希の魔法によって再び彼女の記憶を失くしてしまうのだった。優希の“大好き”という告白を聞きながら。
優希が消えていなくなった麻保志学園では日常が続いていた。優希と仲が良かった女子生徒2人も優希が最初からいなかったかのように2人でいつも一緒にいてバカ騒ぎをしていた。秋人もまた友人たちと普通に学園生活を送っていたが、その友人たちと一緒に勉強会していたとき、自分が取り出したチョコのことで、ある疑問が生じた。頭を使ったときには甘い物を食べるといい・・・そう言ってくれたのは誰だったのか。友人たちは知らないと言い、秋人も自分にそんな知識はなかった。その違和感はますます強くなっていった。そして、優希と仲が良かった2人組を見て、自分は“何か”ではなく“誰か”を探しているのだと気づく。そんなある日のこと。教室でふと甘い香りがしたような気がした秋人は、その匂いを知っていた。その匂いを知ったのは学園に転校してくる前。そんな風に考えて教室を見渡すと、窓際に花瓶に刺さった一輪のコスモスの存在に気付く。今にも花びらが全て落ちて枯れそうなコスモスから目が離せなくなった秋人は、思い出せそうで思い出せない“誰か”の記憶を探り、その“誰か”とした“約束”を思い出した。思い出せない“誰か”に“花を見よう”と言われたことを。そして、それがキッカケとなり、秋人は優希の記憶を全て取り戻した。教室の窓際のコスモスに気付けなかったのは魔法によってそう仕向けられたから。では、窓際のコスモスの花びらが全て落ちてしまったら、どうなるのか。また優希のいない世界になってしまうのではないか。そんな考えに捉われた秋人は、もう2度と同じことを繰り返したくないと思い、優希を探すために教室を飛び出した。自分が転校してきてからずっと過去のことで悩み苦しんでいたであろう優希。それを考えたら本当なら会わない方が良かったかもしれない。けど、そうじゃない。優希の全てを知った上で、君の傍にいたい。そんな秋人の想いが通じたのか、屋上で彼女にプレゼントしたコスモスのバッグチャームを見つける。そのバッグチャームは不思議な金属音を再び鳴らし、秋人はそれを手にした。すると、2人を繋ぐバッグチャームは秋人を優希の居場所へと導くのだった。
それは幼い頃の記憶。優希の家に魔法使いが訪れた。最初は怪しんで追い返そうとした両親だったが、不思議な力を見せつけられ、受け入れるしかなかった。優希は魔法使いになりたいと思い、魔法の練習を始めた。魔法を使う上で必要な条件は3つ。1つ目は様々な魔法に関する知識を持っていること、2つ目は魔法の行使に耐えられる肉体を持っていること、そして、3つ目は失恋をすること。当時の優希には、3つ目の条件についてはよく分からなかったが、両親が喜んでくれるという理由で魔法の練習を頑張っていた。魔法使いの講師はそんな彼女にもう1つ重要なことを教える。それは、“魔法という存在は秘密にしないといけない”ということだった。魔法の存在を教えたらどうなるか、それを魔法使いの先生は教えてくれなかった。だから、優希はどうなってしまうのか怖かったため、今まで仲の良かった友人たちと距離を取ってしまう。独りぼっちになってしまった優希。寂しい気持ちになったが、河原に咲くコスモスに囲まれていると一人じゃない気がしたため、彼女はコスモスが好きになっていた。そんなある日のこと。いつものようにコスモス畑に1人でいると、1人の男の子が声をかけて花束をプレゼントしてくれた。それが秋人だった。秋人のまっすぐな気持ちに嬉しくなった優希は、ありがとうと笑顔でお礼を伝え、それと同時にそう簡単に秘密を知られることはないんだということに気付き、秋人と一緒にいる時間が増えていった。秋人と一緒にいる時間を幸せに感じるようになった優希は、それが“恋”だと気づく。
優希が失敗をしたのは、秋人が当番のときに花が枯れたときだった。自分のせいだと落ち込む秋人を元気づけようと、魔法で花をよみがえらせることを思いつく。みんなにバレないよう、誰もいなくなった放課後を狙って教室に戻り、植木鉢を持って屋上に向かった優希は、そこで魔法を使う。しかし、まだ不慣れだったため、なかなか上手くいかず、魔法の詠唱に集中していた。だから気づかなかった。秋人が自分を追いかけて屋上へと来ていたことに。詠唱中に秋人の声がして驚いた優希は、魔法のコントロールが出来なくなってしまう。秋人は好奇心から優希の魔法に触れてしまい、重傷を負って倒れてしまう。血だらけで倒れている秋人を見て、優希は気が動転していたが、秋人に名前を呼ばれて我に返り、秋人を助けようとし、再び魔法を使う。しかし、再び失敗してしまったらどうしよう・・・そんな不安にかられていたため、魔法が使えなかった。その時、1枚の紙が鞄から滑りだしてきて、優希の目に触れ、彼女はあることを思いだした。その紙は“魔導契約書”。契約の対価を支払う代わりに魔法使いがどんな願いも叶えてくれる魔法の道具。魔法使いの先生から、何かあったときのためにと貰っていたものだったが、これなら秋人を助けられると思い、“魔導契約書”と契約を交わそうとする。しかし、“魔導契約書”は本来、魔法使いに対して使うものだったため、契約を交わす相手は、普通の人でなければならなかった。優希はそのことに気付き再び絶望するが、その時、秋人が掠れた声で「また、あの花畑を一緒に」と言ったため、契約書がその言葉に反応し、契約に成功した。契約者は秋人で、請負人は優希。契約内容は秋人を助けること。しかし、その対価は、秋人が優希についての全てを忘れることだった。支払う対価を見て優希はまたも絶望するが、これが秋人を傷つけた罰なのだと思い、その対価を受け入れて契約を履行した。すると、優希は“好きな人に存在そのものを忘れられる”という何よりも辛い失恋を経験したことで正式に“魔法使い”となり、その力を以て秋人の傷を癒し、別れを告げたのだった。
そして、今もまた同じことを繰り返していた。しかも、今回、優希が行使した魔法は、秋人に自分のことを忘れさせるというだけではなかった。それだけでは足りないため、学園全体から優希の存在を消す必要があった。しかし、そうするには優希の魔力では足りない。だから、自分を他のものに置き換えることにした。それが教室の窓際にあった一輪のコスモスだった。しかし、この魔法を完成させるには、時間も必要だった。その時間は、教室に置いたコスモスが枯れるまで。だから、この日の夕日が沈むまでがタイムリミットだった。皆から忘れ去られても自分だけは覚えている。この街を去って自由になっても、永遠に苦しむことになる優希は、出来るなら自分も全てを忘れてしまいたいと思っていた。けど、これは秋人を傷つけた罰。それが許されるわけがない。この街を去り、先生のように世界中を旅してまわれば、今度こそ終わる恋。そう思っていた。すると、優希のいるコスモス畑に秋人が駆けつけた。
別空間で現在詠唱している魔法によって鎖に縛られている優希は、近づいてくる秋人を拒絶した。しかし、秋人はそれを跳ね除け、君のいない場所に僕の幸せなんてない、君にもう一度会わせてくれ、優希ちゃんと彼女の名前を叫ぶ。すると、手にしていたバッグチャームが光だし、コスモスが一斉に咲きだした。もう花が咲く季節のはずのコスモスがまだ蕾だったのは、優希が魔法でそう見せていただけだった。すると、優希も姿を現した。これ以上、辛い思いをしたくない優希は、尚も秋人を拒絶し、もっと強力な魔法で全てを忘れさせると脅すが、それでも秋人は怯まなかった。何故なら、優希を失う以外に、怖いものなんてないのだから。秋人は、君の痛みと苦しみを一緒に背負って歩きたい、僕にとって君だけがたった一つの“花”なんだと自分の想いを伝え、優希にコスモスの花束を贈ると、彼女を縛り付ける魔法使いの呪縛の鎖が千切れた。そして、魔法使いのルールという鎖から解放された優希は、2人が出会った幼い頃のように、コスモスに囲まれて秋人から贈られた花束を抱いた。2人が出会った時と同じ光景になったところで、秋人は今度こそ彼女に自分の気持ちを伝える。優希のことが好きだ、付き合ってほしいと。すると、優希も私だって大好きと応え、2人は数年越しの初恋を叶えたのだった。
【アフターストーリー】
恋人同士になった2人は、翌日一緒に学園に登校して教室に入る。優希がかけた魔法は完成していなかったおかげか、全員優希のことを思い出し(正確には使い魔2人の協力のおかげであり、忘れてたということ自体が無かったことにされている)、2人が付き合い始めたことに関して喜び祝福してくれた。優希にとっては、長い年月を苦しんでようやく得られた幸せな時間。しかし、そんな幸せな気持ちとは裏腹に彼女はまた自分が罪の意識から消えてしまいたいと思ってしまうのではないかという不安も抱えていた。秋人と一緒にいたい。秋人をもっと近くに感じたい。そう思い、秋人を自分の部屋に誘って“えっちしたい”と伝える。それを聞いた秋人は、彼女の不安を受け止め、優希を抱くことにしたのだった。
優希との初体験を済ませ、心も身体も通じ合い、幸せな日々を過ごす秋人。しかし、彼には1つだけ悩みがあった。それは進路のこと。教師から渡された進路調査票を見て悩んでいると、優希から声をかけられたため、将来魔法使いとして麻保志学園の職員になると話していた彼女に、気になっていたことを聞いてみることにした。どうやって魔法使いになったのかと。すると、優希は魔法が使えるのは魔法使いの遺伝子を持った人のみだが、ときどき突然変異か何らかのキッカケで使えるようになる人もいて、それが自分だったと話す。そして、魔法管理局の魔法使いと出会い、魔法の練習を始め、次第に孤独になり寂しさを感じていたときに秋人と出会い、恋に落ちたことを教え、秋人と結ばれて嬉しいと伝えるのだった。
秋人に魔法のことが知られ更に傷つけてしまった優希は、秋人にさよならも告げずに別れた後、誰にも知られずに魔法の練習をするために麻保志学園にやってきた(元々この学園には未熟な魔法使いが一般人に隠れて修行できる場所を与えるという目的があった)。それから数年後。秋人の転校先に麻保志学園を推したのは、優希の師匠だった。それは、優希と秋人が一緒にいられるようにという配慮であり、つまり、2人は優希の師匠の手の平の上で踊らされていたようだった。優希はその事実を後になって師匠の使い魔からそのことを教えてもらっていた。そんな話をしつつ、優希は夜の学園に秋人を連れ出し、2人の思い出の場所へと連れていく。そこは優希のお気に入りのコスモス畑だった。優希はここでケジメをつけたいと考えていた。
きっとあのまま秋人が自分を見つけてくれなかったらきっと後悔していた。昔、一人ぼっちだった自分を笑顔にしてくれた。それから再会して魔法のことを知られて何度も突き放しても自分のことを好きでいてくれた。だから、改めて言葉で伝えたい。“ありがとう。私は秋人と一緒にいられて、すっごく幸せだよ”と。優希がそう伝え、2人はキスをするが、彼女は秋人に問う。秋人は私のことを“花”だと言ってくれた。その花は、まだ枯れていないのかな、綺麗に咲いているのかなと。秋人は、ずっと苦しんできた彼女の不安を無くさせるためその質問に答える。優希は綺麗な花なんだと。だから僕と一緒にいなきゃ駄目だ、もう絶対に離したりしないと。すると、優希は再び“ありがとう”と伝え、2人はお互いを守るように抱き合うのだった。

その花が咲いたら、また僕は君に出逢う 感想
本編では、どうやっても叶わない魔法使いの初恋を描く切ない物語を(スタッフが同じだからか、何となく初恋*シンドロームと似ていますが)、アフターストーリーで周りが呆れるほどのバカップルぶりを発揮してイチャラブを。その落差が非常に激しいですが(笑)、どっちも良かったです。本編のラストはなかなか感動的で、このシリーズで感動したのは、「天文時計のアリア」以来かもしれません。アフターストーリーは、それまでの障害が嘘のようにひたすらイチャイチャしてエッチしてますw 並のイチャラブゲーよりもバカップルぶりを発揮してるし、こちらの内容もイチャラブゲー好きな自分としては満足いくものでした。まぁちょっと優希ちゃんのタガが外れて暴走してた感はありますが、それも優希ちゃんらしいということでw 普通のデートシーンとか無かったのは残念ですけど、Hシーンはエロくてとても良かったです。
優希ちゃんは世話焼き好きでしっかりしてて一見隙がないように見えるけど、自分の好きなもののことになるとすぐに暴走して周りが見えなくなるという癖がありますが、あれだけ目を輝かせて好きなものを語る優希ちゃんを見てると、微笑ましい気持ちになりますね。彼女の友人たちみたいにw 主人公のことも好き過ぎて暴走して、あれだけのことをしようとしちゃうし。まぁだから、主人公に何かあったら魔法を暴走させる危険性も孕んでいるけど、その主人公が何事もなくずっと一緒なら大丈夫そうですね。というか、主人公がいなくなったら、それこそ何をしでかすか分からないから怖いw ともあれ、主人公好き好きオーラがハンパない優希ちゃんが可愛かったので、内容も含めて満足しました。初恋*シンドロームのときも満足したし、同じスタッフでまた新作を作ってほしいです。
Hシーンは5回。しかし、主人公が絶倫なせいか、本番Hは11回と倍以上ありますw おっぱい見せるかどうかについてですが、おっぱい見せない本番CGは2回だけなので、ほぼおっぱい見せます(初恋*シンドロームでは前戯含めて全てでおっぱい見せてましたが)。優希ちゃんは公式では普通乳扱いですが、明らかに巨乳だったし、おっぱいもいっぱい見せたので満足しました。何より、優希ちゃん自身が今まで辛い思いをした分、自分の初恋が叶って我慢できなくて暴走してるのか、すごくエロかったし、中出し妊娠を意識させるセリフが多いのも非常に良かったです。唯一、パ〇ズ〇フェ〇がなかった点が残念でした。まぁフェ〇のときにおっぱい見せてたし、本番Hの回数の多さとおっぱい見せる率の高さでそれをカバーしてるから良いか。本当は見たかったけど!w ともあれ、Hシーンは非常に良かったです。( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!
さて、サブキャラについてですが、あの使い魔2人組、今までの麻保志学園シリーズでは明かされなかった魔法使いに関しての解説をするのは別に良いんだけど、会話がいちいちイラつかせるし、何よりHシーンの直後に出てくるから非常にウザイ。Hの余韻に浸れないところが残念でした。だから、余計な演出としか思えなかったなぁ。アフターストーリーでの出てくるタイミングが最悪すぎるわ。ただ、最後はバカップルになった主人公と優希ちゃんに呆れて2人についてノーコメントになったところは少し溜飲が下がったけどw 全てを跳ね除けるバカップル最強説www
それと、優希ちゃんの友人の女子生徒AとBって結構おっぱい大きいですよね(爆) 見た目的にはBの方が好きですがw っていうか、主人公の友人の男子生徒AとBもそうだけど、わざわざ立ち絵を用意したなら、名前付けてあげればいいのにって思うw あと、何気に女子生徒Cの恋が叶いそうで良かったと思いますw 出来ればビジュアル見たかったけど・・・何故Cは立ち絵が無かったんだw
あと、主題歌の「君に花」は良い歌ですね。久しぶりに心に響く歌を聴きました。こういう切ない曲を歌わせたら、Ceuiさんの右に出る人は居りませんな。ウソシリーズの主題歌はフルウソでCD化されたけど、他の麻保志学園シリーズの主題歌もCD化してほしいですね。
そんなわけで、本編では感動を、アフターではバカップル・・・もとい、イチャラブを満喫できるので、シナリオゲー好きにもイチャラブゲー好きにもオススメできて、内容はとても良かったと思います。もちろん、ロープラならではのシナリオの短さによる物足りなさはありますが、それでもこの作品はロープラとしてなら十分すぎるボリュームです(そもそも、Campus作品は毎回ロープラとは思えないくらいのボリュームですがw)。優希ちゃんが好みだっていうのなら、やって損はないと思いますよ。可愛いです!

麻保志学園シリーズのあらすじ・感想についてはこちら↓
ハルウソ】【天文時計のアリア】【ナツウソ】【罪恋×2/3】【Triangle Love】【Deep Love Diary】【アキウソ
不運と幸運と恋占いのタロット】【初恋*シンドローム】【フユウソ】【忘却執事と恋するお嬢様の回想録
フルウソ】【ハレウソ】【二人と始める打算的なラブコメ

麻保志学園シリーズのグッズ購入品及び頂き物はこちら↓
「Deep Love Diary」初心なお嬢様千佳さんにぶっかけちゃえタペストリー
「フユウソ」RTキャンペーン第3弾りいちゅ先生直筆サイン入りイラスト色紙『和泉葵』
「フルウソ」和泉葵B2タペストリー

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『その花が咲いたら、また僕は君に出逢う』を応援しています!

同じコンビでまた新作を作ってほしいですね!期待しております(*´ω`)b


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2 コメント

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Unknown (tule-ta)
2018-10-17 12:08:05
アフターストーリーのバカップルっぷりがすごかったですねぇ
喫茶店でお互いにケーキを「あーん」で食べさせあったり、ラブラブイチャイチャを周囲に見せつけて友人達から呆れられたり、砂糖瓶の中身を丸ごとぶちまけたような甘々さ
エロシーンも意外とたっぷり入ってロープライスとしてはかなりボリュームがありましたね
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こんにちはです~。 (こばと)
2018-10-17 12:14:47
本編後半がシリアスだったのに対し、アフターストーリーのイチャラブ展開という両極端なシナリオは、まるで優希ちゃんのこうと決めたら一本道な性格を表しているかのように、シリアスな雰囲気皆無で、使い魔2人も呆れるほどでしたねw

Campus作品は、ロープライスだけどシナリオがそこそこ長い上にHシーンもかなり入っててボリューム満点というところが好きです。今後もこういう部分は続けてほしいなと思いますね。
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