雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

見方を変えてみると

2015年07月15日 | 徒然
 どこぞの近い国は、人工島をせっせと建設したり、安保法案に対して「日本が戦争を仕掛けてくる」などと声高に叫んだりと、世の中の常識が全く通用しないお国柄だと呆れていたのですが、ふと見方を変えてみたら、納得はできないものの、「もしかしたら、被害妄想かも?」と、一種哀れみに似た気持ちさえ芽生えてきました。

 彼の国は、「自分が真ん中」という考え方で、周囲の国々を東夷・西戎・南蛮・北てきと呼んで見下しているわけですが、これって彼の国の人たちの心の根底にある恐怖心の裏返しなんじゃないかと思えてきたのです。

 日本のように四方を海で囲まれていれば、海が天然の要塞となって、その昔では容易く攻め込まれることはありませんでしたけれど(そのせいで未だに左に寄った人達の言霊思想が蔓延っていますが・・・)、陸続きで肥沃な土地を有している国は、絶えず四方からの侵略に脅えざるを得ませんし、現に北方民族に国を乗っ取られた歴史もあるわけですからね。

 さしずめ、日本列島などは、あちらから眺めれば、東の海に浮かぶ不沈空母あるいは大船団に見えて、いつかまた上陸してくるんじゃないかと戦々恐々としているのかもしれません。

 そういう疑心暗鬼の塊となった精神構造からは、「攻め込まれる前に攻めろ」という戦略しか生まれてこないんじゃないでしょうか?

 国際社会のルールを逸脱してまでも膨張を続けざるを得ない、誰も止められない、ブレーキの無い暴走機関車に乗るしかないのでしょうね。

 ただ、自陣が拡がれば拡がるほど、防御すべき場所が増えて内政が空洞化を始め、蟻の一穴で瓦解するのが世の中の理だということを、嫌というほど知っているはずなんですけどねぇ、彼の国の長い歴史の中で。。。
コメント (7)
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