内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

シャルル・ド・ゴール空港で搭乗便を待ちながら

2019-12-24 17:55:46 | 雑感

 昨年同様、24日のクリスマス・イヴにストラスブールを発った。この日以前に出発できないこともなかったのだが、航空券の値段がぜんぜん違う。24日なると三割ほど下がる。それが第一の理由だった。24日、しかもその午後に旅行に出発しようというフランス人は相対的に少ない。家族でイヴを過ごすには遅すぎるからだ。こちらはそのおかげで、比較的安い運賃で移動できる。
 今年はそれに別の要素が加わった。12月に入ってからずっと続いている年金制度改革反対のストライキである。一月以上まえから予約してあったTGVがちゃんと運行されるかどうか心配だった。先週木曜日19日にSNCFから予定通りの運行を確約するメールが届いて一安心したが、実際に乗るまではほんとうには安心できない。幸いなことに、定刻通り、しかも、隣席は一時的に乗客がいたが、あとはずっと空席だった。
 シャルル・ド・ゴール空港も人が少ない。ネットで予め搭乗手続きを昨日のうちに済ませておいたので、手荷物預けも空港の自動発券機を使い、無人のカウンターでスーツケースを自分で計量し、あっという間にスーツケースはベルトコンベアーで運ばれていった。ストラスブールからここまで、まったくストライキの影響を蒙ることがなかったどころか、いつにもましてすべてが順調だった。
 搭乗便は23時20分発のエール・フランス274便、搭乗開始までまだ4時間半以上待たなくてはならないが、気分は軽い。お土産も買ったし、あとは、好きな音楽を聴きながら、ネットサーフィンと読書をして過ごすことにする。