たくさんの
出逢いの中から
お気に入りの
ココロを
選びます
それは
とても
デリケート
脆くて
壊れやすいので
丁寧に
扱いましょう
そこに
いままで
自分なりに
あたためてきた
もうヒトツの
ココロを
注ぎ込みます
慌てたり
欲張っては
いけません
容量オーバー
したり
色褪せる
可能性が
あります
少しずつ
少しずつ
あとは
時々
話し掛けたり
見守ったり
過ぎ行く時間すら
いとしく
想えれば
きっと
ココロの中に
ちいさな
化学反応が
起きるでしょう
時には
赤い糸みたいな
結晶が
生じるコトも
あるのです
海岸線の
美しい曲線を
描くように
季節が
バランスよく
巡り来るように
あとは
フタリに
なる時が
熟すのを
たのしみに
待つのです
その時が
きたら
年代物だねぇ
なんて
しわしわの
手と
笑顔で
乾杯しましょう
なお
この
レシピは
だれにでも
叶うモノでは
ありません
ので
あしからず
