「 ワタシ
ふるさとが
無いんです」
とても
ちいさな声で
彼女は
呟いた
軍人の父と
慣れた頃には
もう次の
新しい赴任地へ
引っ越さなければ
いけなかった
身寄りの少ない
彼女
遠く海の向こうから
縁があって
この地へ
舞い降りた
天女みたいに
いまでは
佐世保ライフを
満喫しているようで
旬の食べものに
地域の風習など
電子辞書片手に
面白可笑しく
こちらが
教えてもらうほどだ
ふるさと
それは
産み落とされた場所や
駆け回って
幼少期や青春時代を
謳歌した場所と
捉えがちだけれど
きっと
地理的なモノじゃなく
叙情的なモノ
そんな気がする
ヒトとの出逢いや
ココロに沁みる
コトバや体温に
触れた時
そこが
その一瞬が
ふるさと
になる
ワタシにとって
佐世保は
辞書的にも
実質的にも
ふるさと
になる
大切なモノが
すべて
ココに在る
そう
思えるから
今度
彼女に逢ったら
伝えてみよう
「ふるさとに
出逢えてよかったね」
と
(写真は
desighn 373さん
させぼプロジェクト
sasebo postcard
ノスタルジーなイラスト
と
センチメンタルな風景写真
手に取ると
ますます
佐世保愛が
カラダの中に
湧きまくるのです
バードモナミで
お取り扱いさせて
いただいてるのは
こちらの
6種類です)