goo blog サービス終了のお知らせ 

させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

香り高き生き様など

2013-10-06 23:52:40 | 日々のこと


今日は

祖母の

三回忌でした


時間が

経てば

経つほど

過去や

人となりは

美しく

鮮やかに

記憶へと

変わっていきます


もう

二度と

共有できぬ

時間と

引き換えに

想い出という

とびきりの

ギフトを

くれるのです


ご住職の

ご講話も

毎度のコトながら

慈悲深く

聴き入ってしまいます


故人との

想い出の記憶を

掌るモノを

六根と

云い

その中でも

香りの記憶は

特に強いモノなのだと


仏教のセカイでは

香りイコール

そのヒトの

生き様なのだ




なるほど


故人に

限らず

いつも

香りは

そのヒトらしさ

そのもの


祖母の最期を

看取った時の

不自然な程

清潔な

病室の匂いも

さることながら



祖母の家の

玄関に

いつも飾ってあった

白百合


日本舞踊を

していたコトもあって

いつも綺麗に

結い上げてもらっていた

髪油の匂い


やはり

目を閉じて

浮かぶのは

「生」の証し

みたいな

ココロを

落ち鎮めてくれる

香り

ばかり


甘い記憶

やわらかな記憶

その

細い糸の先には

キレイな

香水瓶みたいな

時間が

ゆらゆら

揺れていて


見惚れている間に

知らず知らず

月日は

流れていく


これから

どれだけの

香りの記憶に

包み込まれて

いけるだろう


これから

どれだけの

香りの記憶を

キミは

切り取って

くれるのだろう


吾の





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする