コノマチデ

先日　大将が　仕事中なのに

電話で　どなたかと　すごく

楽しそうに　話してらしたので

珍しいなぁ～と思いながら

いつものように

朝市直送の魚を　捌いていると

「ホレッ」と　急に電話を渡されたので

？？？な　まま　出ると

そのハッピートークのお相手は　

北海道在住の

大将のお姉さまからでした

旬の　南瓜を送って下さった

お礼の電話だったようで

お姉さんの声が

聴こえてくると

何故か　ブワ～ッと

見たコトはないけれど

思い馳せる　広大な

北の情景が　目に浮かびました


ワタシの母は　新潟出身なのですが

はるばる　この佐世保という

西果ての街の　父のもとへ嫁ぎ

ここが　自分の居場所だと

自分達　家族の故郷だからと

父なき今も　未だ　不思議なコトに

佐世保弁に　馴染みはしないものの

マイペースで　暮らしています


誰のココロにも　想う　故郷

それは　生まれ育った場所であったり

大切なヒトと　出逢った場所であったり


なんで　ココに居るんだろう

もっと　遠くへと　

知ることのない　違う場所へと

時には　そんな　夢を見たり　　

現実逃避を　したい瞬間も



でも　見渡して　

受け入れて　

今　自分が居る場所　

ここに居る意味


それは　偶然ではなく

きっと　なるべくして

在るべくして


糸を　手繰り寄せた

からこその

運命　必然


いつもと変わらないような

でも　確実に

季節は移り変わっている

この街の　大きな空を

見上げながら

そんなコトを


ふと