させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

リレー

2010-05-12 03:06:42 | 日々のこと

真夜中に ふと目が醒め

完全燃焼して 眠っていたつもりが

しなきゃいけないコト山積みの

不完全燃焼だったコトに

気づいて苦笑いしてます

近頃 いっそう時間が足りない気がします

誰のもとにも 平等にある24時間

あっという間だと思うのは

充実しているからか

はたまた 時間配分が下手っぴだからか・・

受け止め方も 自分次第

あれこれ考えながら 洗濯機を回し

朝食のサンドウィッチを作る

母からの 味のリレー

シンプルな玉子とハムとキュウリの

マヨネーズたっぷりなヤツ

いつも三角に切るか

長方形に切るか 悩む

しんと静まりかえったキッチンで

もぅすっかり目覚めているであろう

二駅先の 港町の朝を 想う

海鳥が 飛び交う明けていく空

穏やかな 深い蒼の海

活気に充ち溢れる 朝市の喧騒

近隣の繁華街の 宵越しの余韻

そして すでに湯気と出汁のかおりでいっぱいの

仕込み真っ最中であろう よしだ屋の厨房

時間が 足りないだのなんだの

考える間もなく きっと慌ただしい 朝のヒトコマ

ずっと昔から そしてこれからも続いていく 

朝のリレー

伝統の継承

研ぎ澄まされた時間

さぁどうしよう

有効に使おうか もぅ一眠りしようか

ホットミルクを 飲みながら

ひとまず 大好きな詩を読もう

そぅ 谷川俊太郎さんの

「朝のリレー」

カムチャッカの若者が

きりんの夢を見ているとき

メキシコの娘は

朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が

ほほえみながら寝がえりをうつとき

ローマの少年は

柱頭を染める朝日にウインクする

この地球では

いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ

経度から緯度へと

そうしていわば交代で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと

どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる

それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする