南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

本音で語ろうよ

2010-01-31 18:54:33 | 政治

政治家のみなさん、もう「政治は金だ」とはっきり言いましょう。
アメリカの大統領選挙でも、どれだけのお金を集められたかが、勝敗の分かれ目でした。
黒人であろうがなかろうが、生まれついてのお金持ちであろうがなかろうが、そんなものは関係ないんです。
もともと大金持ちのクリントン陣営ですが、結局資金が尽きて負けたんですね。
オバマ陣営はインターネットを巧みに使って国民から多くの支持と莫大な小口献金を集めることができたから勝てたんですね。

アメリカがフェアなのは「政治は金だ」と明確に割り切っているからです。
日本がアンフェアなのは、表と裏がまったく異なる「建て前」の世界にあるからです。
立候補しようとすれば国会議員選挙なら300万円、県会議員なら60万円、市会議員で50万円の供託金がまずは必要です。
金のかからない政治を目指すならば、まずそんなものも無くさねばなりません。

いくらボランティア選挙といっても、立候補届けやら運転手やらで最低限の運動員は必要です。
生活にゆとりがある支援者ばかりなら無償でお願いできるでしょうが、若い新人候補者にはそんなゆとりある仲間はいません。
日々の生活費の足しになるくらいは保証しなければならないでしょうが、たとえ千円であろうともお金を渡して運転手を頼んだら、そのほかいっさいの選挙運動をお願いすることは許されません。
そんな選挙法も直さねばなりません。

肝心要の国政が、「政治と金」の問題からなかなか前へ進みません。
小沢一郎の政治資金による土地取得が問題視されていますが、自民党の町村さんや、みんなの党の江田さんの土地取得まで話題が広がっており、収拾がつかなくなりそうです。
「政治に金は必要だ」から始めないと、この国はますます駄目になってしまうかもしれません。
もちろん不正な金集めは断固として処罰することは当然ですよ。