南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

政治とカネ

2010-01-16 19:24:17 | 政治

新年早々政治のステージが慌ただしく動いています。
政権交代を果たしはしましたが、まだまだ難問山積状態です。
目下のところ大きな懸案事項は3つあります。
ひとつは「普天間問題」、ひとつは「外国人参政権問題」、そして「小沢問題」です。
この3つの問題について私たちはどう対応すればいいのでしょうか。
餅は餅屋に任せろ、とばかりに“あなたまかせ”にすることも可能です。
しかしそうだとしても一つ一つに対する個人的見解は持たなければなりませんし、必要なときにはそれぞれの持ち場立場で行動に移さなければならない場合もあります。

今日は“政治とカネ”について考えて見ます。
昨年私たちは県知事選挙において川勝平太氏を自らが擁立し闘いました。
選挙戦を戦うためには最低限のおカネが必要です。
そんなおカネはもちろん川勝さんにもありませんし、私たちは鳩山財閥も小沢マネーにも縁がありませんでした。
選挙運動はボランティアでやれるとしても、事務所費や印刷費や電話代はどうしても調達しなくてはなりません。
結局県議団のみなさんを中心にした個人献金でそれらをまかなうこととしました。
もちろん労働界の有志の皆さんにも大変なご協力をいただきました。
結果、それはもの凄いパワーを生み出しました。
自らのおカネと、自らの汗と、自らの知恵を、それぞれが振り絞って闘ったことが最大の勝因でした。
しかし少数の方々のみにあまりに大きなおカネの負担を掛けたことも事実です。
そんな反省から、今年「連合静岡政治連盟」を設立いたしました。
1月7日に設立届けを提出していよいよスタートを切ります。

この「連合静岡政治連盟」の目的は簡潔明瞭、私たちの目指す地域社会をつくるために、ともに活動してくれる政治家を育てるための“資金づくり”です。
“資金づくり”とはいっても企業団体献金ではなく、ひとりひとりの意志に基づいた個人献金をあつめるための受け皿です。
昨年の県知事選挙に関する収支報告書もガラス張りで公開しますが、この「連合静岡政治連盟」についても誰からも後ろ指指されないような理想的な政治団体としてまいります。
私たちは政治の重要性を本当に感ずればこそ、このような問題にまで踏み込みました。
今日も某産別組織の旗開きでは、例年のように青年部による寸劇とカンパ活動が会場で行われました。
このカンパは政治的カンパではないために匿名カンパも許されますが、政治カンパはそうはいきません。
たとえ100円でも献金してくれた方の名前と住所を必要とします。
そんな手間暇はかかりますが、それを乗り越えてでも成功させたいと思います。
(ちなみに今日のカンパ金合計は12万6千円だったとお聞きしました)

小沢問題はおそらく日本の政治風土の氷山の一角です。
政治とカネの問題を一掃するためには、政治家はもちろんですが、国民の意識も大きく変える必要があります。
その先駆けとなれるよう皆さんの力で「連合静岡政治連盟」を育ててください。