南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

東京にて思うこと

2011-11-30 22:09:37 | ユニオン
地方連合代表者会議で東京に来ました。
今日は泊まりですから、久しぶりに労金労組の仲間と一杯やる約束です。
時間は押していますが、だからといって一言も発言しないのも何かと思いましたので、ついつい三言発言してしまいました。
反省しましたが、もう手遅れでした。

それでもなんとか予定時間にはお目当ての居酒屋に入れました。
静岡から出張に来ていた二人も交えて4人で労金運動について花咲かせました。
紅一点のナナエさんにもいろいろ教えていただきました。
今日もいい1日でした。
ありがとう、感謝します。明日もいい日でありますように。

来賓バトル

2011-11-29 22:21:30 | ユニオン
湖西地協の定期大会で面白い場面に出会いました。
なかなか強キャラ揃いの来賓間で丁々発止の見えない火花が散ったのです。

まずは湖西地協白澤議長のあいさつから始まります。
議案書の内容にも触れて、地協事務所の設置に向けて行政への働きかけをしていることなどを力説してくれました。

次は私の番でしたが、事務所に関連してお役所仕事に対するうっぷん話をいたしました。

次は静岡7区の斉木代議士ですが、エネルギーの安定供給や自動車諸税の関係について、少々長めのご挨拶。

続いて新人の田内県議からは、自らの政治理念と重ね合わせて、2重行政の矛盾について真正面から語ってくれました。

遅れて登場したのはお隣愛知15区からの森本代議士で、見るからに濃いキャラの持ち主です。

次なるは浜岡原発停止に政治生命をかけているという三上市長です。
「労働組合は福祉団体ではなく圧力団体と行政では見られているかもね」…など大胆な発言には度肝を抜かれました。

お終いは楠市議、三上市長に負けじと自らの公約である「市民まちづくり条例」について、熱く語っていました。

連合静岡今年の第1号議案「行動指針」のなかにある“本音で語り合う”を地で行くような面白さでした。
いやいやなかなかに楽しい大会でした。
湖西地協の皆さん、お疲れ様でした。

思い出深き温泉宿

2011-11-28 21:01:20 | Weblog
15~6年前のことです。
女房方の家族と一緒に旅行に出かけました。
まだ長男が高校生、娘は中学生の頃でした。
義理の両親も含めて総勢10人のちょっとした団体旅行でした。
山梨の山奥にある評判のいい温泉宿だという触れ込みにみな大喜び。
紹介してくれた義母の友人が途中まで出迎えてくれて、温泉宿までの道筋を丁寧に教えてくれました。
国道52号線から側道に入り40分ほど走ると、見るからに素晴らしい宿が出てきました。
「わぁー凄いホテルだ!」と子どもたちはおおはしゃぎです。
しかし宿の名前が違いますし、どうも教えられた場所でもない模様です。
「もう少し向こうのようだね」と5分も走りましたら、ダム湖のほとりの温泉宿に到着しました。
宿を見た瞬間、みんなの目が“点”になっていました。
2階建ての小さな、しかも古びた温泉“民宿”だったからです。
そりゃそうですよね、1泊2食で7千円くらいでしたから、それなりですよね。
でもその前に見てしまった豪華な旅館…どうしても比較をしてしまいます。
「いつかきっとあの宿へ泊まろうね」と車中で宿を横目に見ながら帰路に着いた覚えがあります。

当時の子どもたちは、5人ともすべて無事に社会人になりました。
私の長男はすでに二人の子持ちです。
義理の両親も80歳を超えました。
3ヶ月前から各人の日程調整をして、15年前の思い出深き、思いの残る温泉宿に出かけました。
もちろんあの豪華な宿です。
残念ながら長男だけは参加できませんでしたが、あれ以来の家族旅行にみな大喜びです。

昨夜はいろいろな話をしながら、ゆっくりと夕食を共にしました。
4人の子どもたちは全員20代、20代らしい生き方を感じました。
必死になって自分探しをしているような生き方です。
昨年大事故にあって命拾いをした義父は、どこかで悟りを開いたかのごとく、とにかく“人のために生きる”生き方に徹しようとしています。
15年という歳月はほんとうに意義深いものだと感じ入りました。
2日目の今日は、あの懐かしい温泉“民宿”を訪ねてきましたが、まだ健在でした。
どちらの宿も私にとっては、かけがえのない良き思い出です。

エネルギー問題を考えよう

2011-11-27 09:01:22 | ユニオン
来年1月より連合静岡内で「エネルギー問題を考えるPT」を立ち上げます。
現在そのメンバー構成や進め方について検討中です。

このエネルギー問題は単に原子力発電の是非を考えることではありません。
文明はエネルギーによって支えられてきました。
古代のエネルギーは森でした。
文明が発達するにつれて森林資源が衰退していき、大変な木材、薪炭不足の時代を迎えます。
それを救ったのが石炭でした。
19世紀は石炭時代となり、産業革命を推進します。
これが人類史上初の化石燃料の導入でした。
これによって人類は慢性的なエネルギー不足から逃れることとなります。
それに伴って人口は爆発的に増加していきます。

さらに時を経て20世紀は石油の時代となりますが、これは石炭の不足からではなく、より優れたエネルギー源への転換でした。
すべての社会インフラが石油を基盤としてつくられていきますが、地球の資源は有限であり、需要と供給の関係から石油の価格も高騰をしていきました。
さらに加えて二酸化炭素の排出から温暖化現象が取りざたされてきて、原子力発電が世界の主流になってきます。

原子力発電にはまだまだ多くの課題が残されていたこともあり各地で反対運動も活発に行われていました。
一方ではウラン資源も無限ではないために、将来の安定的・低コストでの確保を目指して、ウランの利用効率を数十倍も高めるというプルトニウム利用や、高速増殖炉「もんじゅ」の開発などにも注目がされていました。
リスクはあっても21世紀は原子力の時代かとも思われましたが、東日本大震災により事態は一変しました。
福島原発のメルトダウンです。
起こるはずのない災害の勃発で、原発の安全神話は吹き飛んでしまいました。
このままでいきますと日本中の原発はすべてストップします。

さて、これから先をどう考えるか。
再生可能な自然エネルギーへの期待は大きいが、決定的にエネルギー密度は低いんですね。
原子力に変わる新エネルギーの誕生はまだ夢の向こう側です。
21世紀、私たちは何をすべきでしょうか?何を選択すべきでしょうか?
もの凄いテーマの議論がはじまります。

連合本部のPTにおいて提供された膨大な資料を読み始めましたが、大変なボリュームにいささか閉口しております。
みなさんと一緒に考えていくためには事務局の工夫が欠かせません。
さてさて…みなさんには苦労をかけますが、どうぞよろしくお願いいたします。

政治センターと民主国会議員の意見交換会

2011-11-26 14:03:10 | 政治
連合静岡事務局と民主党県連との定例会は毎月1回行われていますが、それはどちらかといえば組織体の打ち合わせに近いものです。
本日開催した意見交換会は、県内の各選挙を取り仕切る位置づけにある「政治センター」各委員と県内民主党国会議員との会合です。
原発担当の細野大臣を除く9人の国会議員が勢ぞろいしたのは久しぶりです。
昼食時間を含めての3時間があっという間でした。

事前に準備した20の質問のうち6項目しか時間が取れませんでした。
意見交換した内容は以下のような項目です。
Q1:与党という立場になってからなかなか地元に帰ってこれないようだが、地元有権者に対しての説明責任をどう果たしていくのか?
Q2:総支部主催の「政策会議」について、支部ごとに開催頻度がまちまちである。未実施支部はどのように考えているのか?
Q3:マニフェストの検証について伺いたい
Q4:エネルギー政策について伺いたい。原発問題の今後と、再生エネルギーの普及に向けた政策もどう考えているのか?
Q5:TPPに関してみなさんはどう考えているのか?
Q6:日常活動で各議員が力を入れていることについて伺いたい。

短時間ではありますが、実に充実した時間を持てました。
こういった意見交換会を「政策会議」でもやられたら面白いだろうに…という感想を持ちました。
みなさん、ご苦労様でした。

何が起きても不思議でない

2011-11-25 21:57:53 | ユニオン
昨夜は浜松地協のみなさんと有意義なひと時を持てました。
県内各地で最前線に立つ仲間たちとの会話から多くのことを学ばせていただいております。

今日は交運労協の定期大会でした。
正式名称は「静岡県運輸産業労働組合協議会」です。
この組織は産別の枠を飛び越えて、運輸産業に関わる労働組合が大同団結してつくられた組織です。
トラック、鉄道、海運、宅配など空を除いた職場で働く仲間たちの集合体です。
こうした横断的な組織がもっと実働的に動き始めたら面白いものができそうです。

大会ではこんなご挨拶をいたしました。
「何が起きても不思議でない時代に突入しました。
だからこそ今、世の中がどういう風に動いているのかに、毎日毎日気を配る必要があります。
今日の朝刊で、私が気になったニュースふたつお話します。

ひとつは国民新党の亀井氏が仕掛けているという新党です。
日曜日の大阪選挙(府知事&市長)結果を受けて、石原都知事+大阪維新の会+日本一愛知の会+平沼+小沢ラインを結んでの新党構想を進めたいとのことでした。
おそらく大阪の選挙結果を予測したうえでの踏み込みでしょう。
成るか成らぬかは別として、民主にも自民にも愛想を尽かした有権者をターゲットとした選挙戦略です。
これだけキャラの強いメンバーが揃ったら、目移りする有権者は相当出てくると思えます。
選挙は政治家の生殺与奪の権を握っていますから、勝つために手段を選ばない人もいます。
しかし選挙は政治家のためにあるものではありません。
国民の意見を政治に反映させるための制度です。
有権者は自らの意見や考えをしっかりと持って選挙に臨む必要があります。。

もうひとつはドイツ国債の札割れです。
金融緩和によって世界中に投資資金があふれています。
その資金は株式などのリスク資産を避けて、日本やドイツや米国国債に向かっていました。
もっとも安定していると見られたドイツ国債が、募集額を35%下回るという入札割れを起こしたのです。
投資資金はどこにいるのかというと各国中央銀行の当座預金に集まっているのです。
日本でいえば日銀当座預金ですが、10月から11月にかけて20兆円余りが積みあがっていました。
株式市場からも資金が逃げており、世界中で株価が急落し、この1ヵ月間で世界の時価総額は6兆ドル失われています。…」

だからどうしようという訳でもありませんが、どうするかこうするかは自らの頭で考えることです。
この世の中に無駄なことはひとつもありませんが、現代においてそれがあるとすれば、何も考えない・何も決めない・何もやらない、ということでしょうね。



日本人的体質?から脱皮しよう

2011-11-24 14:36:22 | Weblog
「失われた20年」と言われますが、この20年間まさに日本は何をやってきて、何をやってこなかったのでしょうか。
その結果が今の日本社会です。

相変わらず低俗な週刊誌はひたすら政治や皇室の批判ばかりを繰り返しています。
もう嫌気がしてなりませんでしたが、ブータン国王夫妻の来日で久しぶりに心が洗われました。
新婚旅行も兼ての来日とも聞きましたが、被災地である福島県も慰問してくれました。
被災地の瓦礫処理すら拒否する日本人に爪の垢でも飲ませてやりたいと思いました。
瓦礫処理ができずにいる被災地では、山積みされた瓦礫からガスが発生して火災の恐れがあるために、ガス抜きの煙突を埋め込んでいると聞きました。
今の日本人の体質を変えない限り明るい未来は描けません。

先送り体質、他力本願、寄らば大樹の陰、出る杭は打たれる、横並び、沈黙は金、総論賛成各論反対…。
これらの体質を変えない限り「失われた30年」は間違いないでしょうね、保証します。

資金集めの「政治セミナー」

2011-11-23 15:24:06 | 政治
しんば参議院議員の政治セミナーに参加しました。
毎年行われるこの政治セミナーは俗にいう「政治資金パーティー」ですが、飲食を伴うパーティーとは一線を画しています。
1万円会費でサンドイッチのみ提供されますが、講演主体のスタイルです。
このスタイルが定着しましたが、良いことだと思います。

政治活動を積極的に展開すればするほどお金はかかります。
そのお金を合法的に適切に集めることができる方法が、この「政治資金パーティー」です。
政治団体への寄付が認められるのは個人だけです。
しかし応援したくても個人で寄付ができるお金には限界がありますから、個人献金だけに頼る政治家は大変な苦労をしています。
労働組合や会社は政治団体に寄付することができませんが、政治団体の主催する「政治資金パーティー」のパーティー券を購入することはできます。
もちろん個人でもパーティー券は購入できますが、個人対象とするならばうんと安くしないと買ってはもらえません。
もちろん大量に売るという方法もあるでしょうが、売り手の手数や政治資金の確保という点では難しいものがあります。

今日の「政治セミナー」には、講師として衆議院議員の松本剛明氏が招かれておりました。
外務大臣経験者でもあり、52歳の若さながら4期当選の強者でもあります。
野田政権になってからの外交の裏話など面白く聞かせていただきました。
しんば参院議員も自らの防衛副大臣当時の秘話や、現在務めている議院運営委員会筆頭理事の苦労話など、涙を誘うような味わいある話を聞かせてくれました。
立食パーティー形式の「政治資金パーティー」よりも数倍価値あるセミナーでした。
いつか「連合静岡政治連盟」でも試してみたいと思いました。

第18回高退連総会

2011-11-22 13:07:48 | ユニオン
「高退連」とは静岡県高齢・退職者連合の略称です。
今回の総会をもって長年会長を務めていただいた金原会長から、藤田会長にバトンタッチいたしました。
金原(元)会長には心より感謝申し上げます。

総会議案書を拝見しましたら、新年度の活動方針提案にあたって、つぎのように書かれてありました。
「3月11日、東日本を襲った大震災は、私たちに多くの教訓と課題を突きつけています。
このような状況下であるだけに、私たちは、今までの生活スタイルを見直すことや、現実に直面している課題に真正面から向かい合い、“みんなで話し合い、できることから行動に移していくこと”を基本としていきます」
まさに我が意を得た思いでした。

私の挨拶の中でも、私のこうした思いを述べました。
「3・11以降、日本社会は完全に変わりました。
まったく新しい時代、まったく新しいシステムで、世の中は動き出すでしょう。
新しいということは必ずしも“良くなる”ことに繋がらず、これまでよりも物質的・金銭的な豊かさを生みだせない社会となるでしょう。
しかし新しい生き方は、物より心、精神的な豊かさを生みだせるような生き方にしていく必要があります。
そのためにはどうするか、私は自らの頭で考え、自らが決定し、自らが活動することだと、仲間のみなさんに説いていきたいと思います」

大会ラッシュ

2011-11-21 22:14:26 | ユニオン
18日の東遠地協定期大会を皮切りに、県内各地協の定期大会ラッシュが始まりました。
構成組織や単組の大会が一段落した後の第2弾です。

今日は富士・富士宮地協の大会でした。
毎年のことですが、こうして県内の各地協を回ると、それぞれの個性に出会います。
それは地域性であったり、リーダーの個性でもあります。
わずか4~5分程度の挨拶ですが、どの大会でも目一杯の思いをぶつけて帰ります。
そうすることで、また皆さんからパワーが貰えるような気がするからです。

他の来賓のみなさんのお話も楽しみのひとつです。
今日は富士市の市長さんがご挨拶くださいました。
やはり3・11以降の日本社会が大きく変わったことを訴えておりました。
日程も重なることがありますので、すべての地協大会に参加することはできませんが、どうぞその際にはご容赦ください。