南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

ヨコノチカラ

2010-01-23 20:04:40 | ユニオン

東京で新潟県労福協との意見交換を終えて、この3日間にあった様々な集まりについて考えさせられながら帰ってきました。

21日の湖西地協新春交流会では、参加者をシャッフルしてテーブルにつかせて懇親会がスタート。
司会者がクイズを出題すると、テーブルごとに大きな模造紙へ解答を書いていきます。
シャッフルされた参加者たちは初対面の人たちも多く、最初はもじもじしていましたがそのうちに皆でワイワイガヤガヤと答えを考え始めます。
あっという間に仲間の和が生まれ、お友達になっていきます。
出題にもなかなか工夫がされており、主催者の苦労が偲ばれました。
例年のやり方だと、いつも同じ労組のメンバーで固まってしまうために工夫されたと聞きました。

22日は地協事務局長会議でした。
用意された議題が終了してからのフリーの時間に、参加役員からひとつの悩みが寄せられました。
地協運営には関係ありませんが、組合活動をするうえでは大切な内容でした。
それに関して他のメンバーや事務局からもいろいろな考え方が話されました。
結論が出たわけではありませんが、とても中身の濃い会議となりました。

22日の夜は、富士・富士宮地協の新春の集いです。
この地協は新しい議長の下で、今年度から新しいチャレンジを計画中とのこと。
よくよく考えてみると地協の仲間たちのことがよくわからない、どんな会社なのか、どんな単組活動をしているのか、まずはお互いをもっとよく知るところから始めたいと語ってくれました。
1単組30分はかかるから、泊り込み研修を企画したいとのことです。
私は大賛成、できればゲストで呼んで欲しいと頼み込んだところ、すかさず断られてしまいました
ひと言もしゃべらないから再検討を・・・とお願いしてきましたが、さてさてどうでしょうか。

今日の新潟県との会議もなにかを決定するという以前の会議です。
お互いが持ち合っている知識や情報を共有化しようとするものでしたが、せっかくの休日を潰しただけの成果はありました。

右肩上がりの時代には、ずば抜けた力量を持つひとりのリーダーにすべてを委ねていけば良かったのかもしれません。
少々のトラブルは成長の影に隠れて見えなくなりますし、まどろっこしい議論をするうちに好機を逃してしまいます。
そんな時代に慣れきった私たちは、いつしか自分自身で考え、決断する癖を失ってしまいました。
そんな幸せな(?)“あなた任せ”の時代だったのでしょう。

しかしこれからの時代は完全に変わります。
“タテの時代”から“ヨコの時代”に移ります。
独立の気概を持った個々人が組織の中で連携し、独立の気概を持った組織同士が連携し、独立の気概を持った街同士が連携することによって、より優れたものに成長できると確信しています。
みなさんと一緒に“ヨコノチカラ”を身にまとっていきましょう。