心からの感謝・感謝

今年締めくくりの２日間、美味いお酒で楽しく飾れた。
山形美人と“磯自慢”と“富士錦”と“岩魚の骨酒”に痺れたのは昨夜の忘年会。
地元「元湯館」で、若かりし頃“狂気の時代”を共にした師匠や兄弟子たちとの１泊忘年会。
ちなみに山形美人の正体は今年元湯館が嫁に迎えた若女将。

今朝はさすがに頭ズキズキ。
うずく頭を抱えながら、これまた３０年来お世話になっている床屋さんへ行く。
あれこれ話をしながら身も心もスッキリとして、自宅へ戻り女房の買出しのお供に精を出す。

ちらほらと空から白いものが舞い落ちる。
こんな夜は日本酒だ。
今宵の肴は、これまた３０年来の友人からいただいた小ぶりだが中味ぎっしりメスの“活ズワイガニ”。
ちょっと濃厚な飛騨の純米酒「蓬莱」でいただきました。
ご馳走様でした。

あっという間に１年が過ぎました。
このブログ「南町の独り言」も２度目の年越しを経験します。
昨年も、今年もほんとうにいい年でした。
こんな調子で生きていくのですから、人生なんてほんとうに短いんでしょうね。
しかもやり直しの効かない１回だけの人生、思うがままに生き抜きたいものです。

１年間ありがとうございました、感謝します。
また来年も良い年でありますように・・・。

憎しみから生まれるもの

パキスタンのベナジル・ブット元首相が暗殺された。
アルカイダの仕業であるとか、パキスタン軍部の謀略だとか犯人探しに騒がしい。

初の女性首相でもあるベナジル・ブット氏の父親、アリ・ブット氏も首相経験者だ。
父親もクーデターによって処刑され命を落としている。

暗殺されたベナジル・ブット元首相は、核兵器に対して批判的な政治家であった。
パキスタンの「核開発の父」とも呼ばれているカーン博士の構築した“核のブラックマーケット”の疑惑解明にも積極的で、次期選挙で勝利した暁には博士の尋問も計画していたという。
カーン博士はイラン・リビア・北朝鮮などに核兵器の製造技術を密売していたことはすでに認めている。
情報筋ではパキスタン政府もこれに１枚咬んでいたとしている。
そんなことが暴露されようものなら政府にとっては死活問題である。

アルカイダにとってはベナジル・ブット元首相は親米派の犬である。
パキスタン軍部にもアルカイダの信奉者は多い。
ご存知のようにアルカイダは米国同時多発テロの犯人。
親米派のベナジル・ブット元首相らが勢力を盛り返してもらっては困るのである。

憎しみからは憎しみしか生まれてこない。
皮肉にも暗殺されたベナジル・ブット元首相の父親アリ・ブット氏の下でパキスタンの原爆開発計画がスタートした。
テロ集団アルカイダをかくまったアフガニスタンのタリバンを発足当時から支えてきたのはパキスタン国家でもあった。
愛する父親の、愛する祖国の行為が彼女を死に至らしめてしまった。

パキスタンの核開発はインドの核兵器対策からスタートしている。
イギリスから独立したパキスタンとインドは宗教や領土問題を抱えて独立以来ずっと争い続けている。
ベナジル・ブット元首相暗殺事件も長い歴史の中で起こった憎しみから生まれた連鎖の事件のひとつである。

憎しみからは憎しみしか生まれないことを、私たちは平和の国日本にいて今日も学んでいる・・・。

Merry christmas と Happy new year

昨日は仕事納め。
朝一から静岡市内で昔から世話になっている方々への檀家回り（？）に走りました。
車内のラジオからアメリカの師走風景のルポが流れていました。
「日本では年末の挨拶は“良いお年を”と結びますが、アメリカではどんな挨拶をしますか？」
「そうですね。Happy new year かな。例えば　I wish you a Merry Christmas  and Happy new year  こんな使い方をしますね。 」

なるほど、なるほど。
文化の違いは挨拶の使い方でも分かりますね。
アメリカでは新年のお祝いよりもクリスマスが本命です。
日本のクリスマスは子供とカップルのイベントで、我々のようなミドル族には別世界の出来事です。

サラリーマンにとって年末の一大事は仕事納めです。
昔は最終日半日かけて事務所の大掃除、終礼は茶碗酒で乾杯なんぞをしたものでした。
今ではとても考えられないことですが・・・。

午後は連合に戻ってみんなの邪魔にならないように私目も事務所掃除のお手伝い。
すっきりとした事務所で終礼を済ませ、ロケット弾のように事務所を飛び出ました。
３０年来の旧友たちと年末忘年会です。
いつものように『１泊２日露天風呂つき１万円以内の宿』を探し出して馬鹿騒ぎをする仲間たちです。
今年は清水区三保の「三保園ホテル」です。
“カニ食べ放題で９９００円”なぜこんな価格でできるのか不思議ですね。

ゆっくりと１年間の疲れを解きほぐし、心身ともに癒されました。
ありがとう、感謝します。

郷土料理百選

日本各地にはまだまだ未知・未体験の料理が・・・・。
食いしん坊の私にとって新らしい年に向けた目標がひとつ増えた。

しもつかれ？　おっきりこみ？　へらへら団子？　かんこ焼き？。
どんな料理だろう・・・興味津々としてきて、考えただけでワクワクしてくる。
農水省が選定した「郷土料理百選」。
北海道から沖縄まで全国各地から選ばれた“食べてみたい・食べさせたい・ふるさとの味”がずらっと並ぶ。

来年の目標！未知・未体験の料理から５品制覇！
さてさて、どの郷土料理から狙っていこうかな。

教育お国事情

県教組と連合静岡構成単組が協力して集約した２４万５千筆あまりの署名簿をもって、静岡県知事に要請活動を行ってきた。
県知事からも教育現場の実態を踏まえて前向きな意見。

理想的な教育とはなにか？実に難しいものがある。
いつもご教授願う“木島先生”のブログ『木島老師のひとり言』に、日本と中国と米国の大学事情が書かれていたので紹介したい。
読んで楽しく、勉強にもなるブログのひとつであり、ぜひご一読を。

題名は「枯れ果てた学びの花園」。
レジャーランドと化した日本の大学。
猛烈に鍛える中国の大学。
授業評価委員会の査問があり、真剣に教育に取り組まないと大幅な給与カットや解雇もありうる米国の大学。
それぞれのブログページを見ていただくとなるほどと納得し、なにやら日本の現状が悲しく切なく思えてくる。

初々しい小学１年生から教育を積み重ねていけばいくほど変化していく子供たち。
真っ直ぐに伸びればいいのになぜに曲がってしまうのか？
学校だけに責任を押し付けていては解決しない問題だ。
教育は人づくり、人づくりは国づくりである。
私たち大人も自戒の念をこめて反省しよう。

“神憑り”の裏業

神奈川県警の幹部が関与していたという霊感商法。
その実態が明らかになってきた。

精神的ストレスの強い現代社会、ホッとしたい、癒されたいという気持は誰しもある。
千円から３千円の“癒し”体験コースが入り口だ。
担当者が客の悩みをじっくりと長時間かけて聞いてあげる。
客は悩みを話すことで「すっきり感」を味わう。
担当者は客との会話の中から個人情報を拾っていく。

何回かそんな体験コースを重ねるうちに“神様とのつながりの強い”という先生を紹介される。
初対面の先生から知っているはずのない様々なこと（家族構成など）を言い当てられた客は、先生を信用し、心酔していく。
もちろん言い当てられた内容とは、それまでの体験コースで自分が打ち明けたプライベート情報の組み合わせである。
どんどん深みに嵌っていくと、遠く離れていても効果があるという“遠隔ヒーリング”にまで多額の祈願料を払うようになるという。
いつまでもオレオレ詐欺がなくならないように、人を騙す裏業ばかりが増殖していく。

ストレスだけが溜まっていきますね。
ヒーリング・サロンにでも出かけましょうか？

迷惑メール対策？

いつからか家庭用PCの個人アドレス宛てに毎日１００通以上のメールが届くようになった。
出張などで家を３日も空けるとドサッと入っていてチェックに苦しむ。
ウィルスガードは活きているからウィルスの心配は無いと思うが、必要なメールも消しているかもしれない。
届く迷惑メールのほとんどは英字メール。
なぜ、こんなことになってしまったのかまったく判らない。

誰か詳しい人が居たら対応策を教えてください。
個人アドレスは変えたくありません。
お願いします。

平和運動

静岡県平和・国民運動センターの定期総会に招かれた。
来賓挨拶でこう話す。

『世界を滅ぼすであろうと教えられてきたものがふたつある。
一つは「核爆弾」で世界中に2万7千発もばら撒かれている。

もう一つは「人口爆弾」で1900年には16億人にすぎなかった人口は今や66億人。
国連では2100年には112億人にまで達すると予測している。

最近、これにもう一つの爆弾が加わった。
「環境爆弾」である。
地表温度が上がり、大気のCO2が増加し、局地的な豪雨が発生し、北極の氷が融け始めた。
私たちが住む地球自身が悲鳴を上げ始めたのである。

今やどの爆弾が爆発してもおかしくない時代、やはり世界中の人々がそれに気づいていただいて、それぞれが出来ることから始めるしかない。

どうぞ、よろしくお願いいたします。』

クレジット悪質商法をつぶせ

１２月１７日のブログ「リフォーム詐欺に気をつけよう」では、あやうく引っかかりそうになった私自身の経験を述べた。
昨夜は、「クレ・サラ被害をなくす県民会議」主催の“割賦販売法・特定商取引法改正に向けた緊急シンポジウム”に参加した。
なにやら難しい題名だったが、よくよく聞いてみると“クレジット悪質商法”のことである。

「訪問販売」の被害者が増加し規制が強まる傾向にあるが、法の盲点を突いた「店舗販売」「展示会商法」、そのまた上をいく「従業員商法」が増殖中だ。
無防備で無知な主婦や老人を言葉巧みに誘いこみ、お金がないという客には“契約書型クレジット”への勧誘行為を強引に行う。
気が弱く断ることの出来ない人は案外多いものである。

シンポジウムでは被害者の実体験も語られた。
カーポートをクレジット契約したが、カーポートが作られないままに販売業者が居なくなり、クレジットの支払だけをさせられていた例。

新聞の求人広告を見て呉服展示会のお手伝いで就職したが、結局自分が商品を買わせられる羽目に追い込まれ１０００万円ものクレジットを組まされた例。

いずれの被害者も、『知っていればこんなことにはならなかった』『なんであの時、そんな気持（買う）になってしまったのか判らない』と仰っていた。

他人のことと笑えない。
すでに被害者なのに被害者であることに気づいていない被害者も多いのではなかろうか。
それほどに、次から次へと騙しのテクニックは磨かれている。
こちらも負けじと闘おう。
まずは現在労福協が展開中の署名活動への協力と、組織内外への広報・教宣活動の強化・強化。

韓国大統領選挙

韓国の大統領選挙で野党ハンナラ党の李明博（イ・ミョンバク）氏が勝利した。
野党と聞くと日本では革新政党をイメージするが、ハンナラ党は歴然とした保守政党である。

なにをもって保守と呼ぶかは難しいが、日本の場合（自民党）は自主憲法制定がひとつの目印でもある。

韓国においては対北朝鮮政策に如実にあらわれる。

これまでのハンナラ党は反北とまではいかないが、金大中、慮武鉉政権の「太陽政策」には批判的であった。

しかし李明博氏率いるハンナラ党の対北政策は大きく親北への舵を切った。

それに反発してハンナラ党の元・総裁李会昌氏が離党し出馬、保守勢力は分裂したまま選挙戦に突入した。

優位に立つはずの革新陣営候補をも大きく引き離す李明博氏大勝利の背景にあったものは、従来の保守・革新という枠を超えた“格差社会”というテーマであった。

日本と同様に悪化する中小企業経営、契約労働者ら非正規雇用の拡大を背景に、所得格差の是正や雇用の改善など経済問題がクローズアップされたなかでの戦い。
これらの課題克服を韓国初の経済界出身大統領の手腕に委ねた国民の選択であろう。

日本でも小泉－安倍－福田首相と保守政権が続いているが、微妙に保守の形が変わりはじめている。

来年は世界的に大きな選挙が行われる年である。
３月に台湾総統選挙、５月はロシア大統領選挙、そして１１月はいよいよアメリカの大統領選挙である。

日本の総選挙も必ず行われる。

いよいよ世界が大きく動き出す。