南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

戦争を回避する道

2010-01-07 17:44:12 | ユニオン
昨日のALWFトップセミナーで講演いただいた金子勝先生の話し。
小泉政権の影、自公政権での成長戦略の過ち、そして民主党に期待はするものの日増しに感ずる不安感、どこをとっても共感できた久しぶりに面白いお話でした。
特に過去の大恐慌時代と比較して、この不況から脱出するための戦争を繰り返さないためには、の下りでは思わず話に引き込まれてウンウンとうなずいてしまいました。
去年の9月12日のブログ「観念から生まれる新社会」と相通ずるものがありました。
ここで私は「価値観の大転換」を謳いましたが、金子先生はさらに具体的に猛烈なエネルギー革命が必要だと述べています。
そのことにより市場に需要が生まれ、産業構造の大転換につながり、雇用が創出されると説きました。
あわせて経営団体や連合に対して、「雇用の創出に関しては、もっともっと外へ向かって闘っていく姿勢を持て!」と発破をかけていきました。
連合も2009年1月に「180万人雇用創出プラン」を発表していますが、金子先生の指摘するようにその実現に向けてまだ闘ってはおりません。

340万人を超える失業者や、雇用保蔵(企業の過剰雇用者数)600万人とも言われる深刻な実態を抱えた現在、連合をはじめとした労働団体もいよいよ決起するときだと思います。
連合静岡がNPO地域活性化支援センターと協働して挑戦した「静岡県緊急雇用対策事業」では、わずか20人足らずの短期雇用しか生み出せませんでした。
もっとスケールの大きな雇用の大転換を図れるような中央レベルの運動を期待します。