南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

プラス思考でいきましょう

2011-08-31 19:42:32 | Weblog
人間ドックを受けたのは、素晴らしい健康サポートセンターでした。
施設も器機も新しいし、お昼ごはんもとても美味しいですよ。
しかもサポートしてくれるのはほとんどが癒し系の若い看護士さんや保健婦さんばかりです。
私の血圧もいつもどうりをキープしてくれまして、測定器だけでなく、優しい看護士さんの手をお借りする幸せにめぐり合えました。
初体験の胃カメラも、「釣り馬鹿の浜ちゃん」と同じような体験をさせていただき、久しぶりの感涙にむせび泣きました。
わたくしの“はな”から入るはずのカメラは、どうしても通らずに、ルート変更で“のど”から入っていきました。
「目を閉じていると恐怖心が湧きますから…」との可愛らしい声に従い、INからOUTまでの一部始終を見届けました。
きれいな炎症や、傷だらけの戦友とも合いまみえて、ほんとうによかったと思います。

脳ドックで写された写真からは、順調に加齢を続ける“脳”の姿が鮮明に見てとれます。
総合評価の際には、また新たな出会いを提供してくれる“紹介状”までいただき、こんなにも親切にされたことない私は戸惑いを隠せませんでした。
最後の最後にも可愛い保健婦さんが、懇切丁寧に生活指導をしてくれます。
「美味しいお酒を飲み続けるためにはどうすればいいか、あなたの行動目標を立ててください」
ありがたいご指導に対して私はほんとうに感謝申し上げます。

今日はいい1日でした。
みなさんも50歳を超えたなら、絶対に人間ドックに行きましょう。

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2年前に戻れ

2011-08-30 17:37:47 | 政治
2年前の今日の出来事。
夕方6時ごろから連合事務所には開票待ちのために仲間が集まりはじめました。
時とともに次々と出口調査の情報が集まってきます。
選挙中の雰囲気や、期日前投票の状況などで、かなりいい線になることは予測していましたが…これほどの勝利とは思いもよりませんでした。
東海ブロックの情報も合わせると、比例候補者も全員当選の勢いです。
投票箱のふたが閉まるのは午後8時ですが、なんと8時5分には7区を除き全員に当確が出ました。
その7区も30分後には比例復活で当選しました。
念願の政権交代が実現した瞬間でした。

あれから2年。
本日、政権交代後3人目の首相が誕生しました。
ぎりぎり崖っぷちでの登板です。

2年前の8月30日、「これで“国のかたち”が変わる」と国民の多くは期待感に胸がときめきました。
自民党政権の「中央集権側の政治」「大資本側の政治」「税徴収者側の政治」から、政権交代によって民主党の「地域主権側の政治」「働く人たち側の政治」「納税者側の政治」に転換できると思ったからです。
もちろんそれが簡単にできるものとは思いませんでしたが、「普天間問題」と「政治とカネ」で鳩山政権が8ヶ月でダウン。
続く菅政権はのっけから「消費税発言」でつまづき、「尖閣諸島問題」で傷口を広げ、「東日本大震災」でとどめを刺されて13ヶ月でダウン。
二人の首相のスタンドプレーやマスコミの野次馬的報道で、本筋の政権交代時の「5つの約束」がどうなったのかはさっぱり見えてきませんでした。

今日民主党藤本参院議員事務所から「マニフェストの中間検証」の資料をいただきました。
政権与党として謙虚になって検討された中間検証だと受け止めましたが、読んでみると随所に“新しい政治の姿”も垣間見れます。
もちろん未達成・未着手の政策もたくさんありますから、野田新首相の下で民主党一丸となって精一杯実現に向けて勤め上げていただきたいと思います。
もちろんあと2年間は何があっても首相交代はありません。
万が一その時は例外なく総選挙です。
ぎりぎり崖っぷちの新代表登板、いよいよ最後の挽回のチャンスです。
期待をしております。

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泥臭い“どじょう”

2011-08-29 17:35:53 | 政治
1回目の投票結果。
海江田:143
野田:102
前原:74
鹿野:52
馬淵:24

過半数に達せず1位と2位で決選投票。
野田:215
海江田:177

野田さんの演説で心に残ったセリフふたつ。

相田みつおのセリフを借りて「どじょうがさ 金魚のまねすること ねんだよな」
「私は泥臭い“どじょう”だ。泥臭い政治になるかもしれない」

北海道3区の荒井聡のセリフを借りて「政権運営とは、雪の坂道をまさに、雪だるまを押し上げていくようなものだ」
「今の状況は、雪だるまが転がり落ちている状況だ」

まあ順当な結果でしょう。
それにしても前原さんの演説にはいつものようなキレや迫力が感じられませんでした。
それもまた泥臭い演技だったのでしょうか?

いずれにしても世の中の政治不信は富士の山より高くなっています。
与野党問わず、なんとかしてこの政治不信を払しょくしてください。
政治不信はポピュリズムを生み、独裁者を生み、不幸な全体主義を生み出すやもしれません。

まずは明日行われる国会での首班指名選挙、なにごとも起こらないことを祈ります。

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憂鬱の理由

2011-08-28 18:48:31 | Weblog
ここ数日、気持ちが晴れずにブルーな日々が続いています。
国政のモタモタが理由かとも思いましたが、そんなことぐらいでめげていたらとうの昔に“うつ病”になっています。
よくよく考えてみたらその理由が見つかりました。

気持ちがナーバスになっている理由は3日後に迫った人間ドック入りでした。
今日、脳ドックなる恐ろしげなものの、事前のセルフチェックをやっただけで、ますます気が滅入ってしまいました。
生まれて初めて受ける胃カメラのことを考えただけでも胃が痛くなってきます。

女房は気軽に「悪いところは早く見つけたほうがいいですよ」などと言いますが、私にしてみれば(見つからない訳がない)のであります。
数年前も指摘されたアレコレをほったらかしにしてきましたから、またまたアレコレ言われることはわかっていますし、もしかしたら…と思うだけで血圧が上がってしまいます。
学校に行きたくなくて火をつけてしまう不良少年の気持ちがよく分かります。

「こんなにもストレスが高まって、かえって身体を壊してしまうかもしれない。今からでも断ったほうがいいかも…断れないかな?」
元看護婦の女房はいとも簡単に言います。
「お酒をつつしめばいいんですよ。冷蔵庫にある一升瓶を片付けましょうか?」
逆襲に遭った私はこう約束しました。
「明日から3日間は禁酒にしよう。だから今夜はその一升瓶を片付けるよ」
(片付け方を間違えたらとんでもない悲劇が起きてしまいますから)



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民主党代表選挙共同記者会見

2011-08-27 17:06:08 | 政治
午後2時からテレビ中継された記者会見には5名の候補者が勢ぞろい。
後半から行なわれた政治評論家(?)たちの容赦ない質問に答える場面が面白かったですね。
もしも投票権があったならばと興味深く拝見しました。

地方の首長選挙や、国政選挙時にも、こういったやり方で立候補者の品定めができるといいですね。
時々JC主催で、立候補者を集めてのパネル討論会が開かれますが、司会者の突込みが生ぬるくてなりませんでした。
今日の記者会見のように複数の質問者を配置して、それぞれから厳しい質問をしていけば、なかなか見ごたえのある討論会ができるやもしれません。
そうなったら候補者だけでなく、聞き手の私たちも猛勉強しないといけません。
いつかはそんな討論会を開いてみたいものです。

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菅さんの退陣表明

2011-08-26 23:17:57 | 政治
これほどロングランの首相退陣劇はありませんでした。
いったい何が起こっていたのかを本ブログの過去記事から追ってみました。

2009年7月6日「川勝平太」県知事が誕生。
2009年8月30日「政権交代」が成就。
2009年9月28日「自民党総裁」に谷垣氏就任。
2009年10月27日「鳩山首相」の所信表明演説。
(このあたりまではまだ私にも高揚感が残っていました)

2010年2月22日「政治とカネ」で鳩山政権の憂鬱つのる。
2010年3月31日「参院選静岡選挙区2人擁立問題」で大騒ぎ。
2010年5月6日「普天間問題」が火を噴く。
2010年6月2日「鳩山首相」小沢幹事長を道連れに辞意表明。
2010年7月12日「チーム菅」で民主党参院選大惨敗。
2010年9月14日「首相選択選挙」菅(721)vs小沢(491)で菅勝利。
2010年9月20日「尖閣諸島」問題勃発。
2011年2月6日「愛知県で異変」愛知県知事選挙、名古屋市長選挙、名古屋市議会解散の住民投票。
2月13日に藤本祐司の集いで胸につかえている思いを吐き出しました)

2011年2月17日「16人の反乱劇」16人の民主党国会議員が会派離脱届を提出。
2011年3月11日「巨大地震」が発生。
2011年3月14日「減税日本」の風、名古屋市議選で吹き荒れる。
2011年6月2日「民主党分裂回避」菅内閣不信任案を(一定の目途)発言で否決。
(ここから延々と始まった菅下し、なんという下らない政治劇だったのでしょう)

次期代表をめぐって5人が立候補する見込みです。
自民党時代の密室選考と違う点は評価しますが、党員・サポーター抜きの代表選挙です。
まだ私たちにもなんの説明もないままに日が過ぎていますが、ほんとうにこのままでいいのでしょうか。
どこか冷めた目で見ている私たち、他人事ながら今後のことが心配です。

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独立の気力

2011-08-25 19:31:41 | ユニオン
構想3年、苦節1年の末、ようやくその姿が見え始めてきた連合静岡の教育構想。
まずは「次代リーダー育成塾」ですが、今秋10月より第1期生を募集します。
“人間力”の養成と、幅広い人間関係の構築が目標です。
この塾で育ったリーダーたちが10年後に静岡県内の労働運動を牽引している姿を眼に浮かべながら最後の追い込みに入っています。
講義内容や講師選定にも最大の配慮をし、連合静岡のスタッフが実際に講師とお話を進めています。

もうひとつの教育構想はさらに壮大なもので、県内はもとよりすべての労働者のための「Webサイト」立ち上げです。
労働に関するありとあらゆる知識をわかりやすくWeb上の「知識の書庫」に陳列し、気軽に、どこでも、誰でもが知識を学び、情報を共有できるサイトを目指しています。
またこの「知識の書庫」を利用して、アナログ世界(組織研修など)でのセミナーを企画していくことも考えています。
3役組織や事業団体などからこのシステム検討委員会に派遣いただいた委員のみなさんの協力を得て、この「Webサイト」もほぼ全体構想がまとまりつつあります。
公益事業として期待をされるものでもあり、最終的な判断を仰ぐ段階に入りました。

「学問のすすめ」のなかに、“独立の気力を養うべし”という言葉があります。
“独立の気力”がない人は、自らが汗をかく前に、人を頼んで楽をしようといたします。
教育活動も専門の教育機関に依頼すればそれで済みますし、お金に余裕のあるところはほとんどそれで済ませてしまいます。
しかしそこから生まれてくるものは依存心だけであり、創り上げるプロセスを通して自らを向上させることは望めません。
そして依存する心は人をダメにさせてしまう、と「学問のすすめ」ではこう述べています。
「独立の気力なき者は必ず人に依頼す。
人に依頼する者は必ず人を恐れる。
人を恐るる者は必ず人にへつらう者なり。
常に人を恐れ、人にへつらう者はしだいにこれに慣れ、その面の皮、鉄のごとくなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ」
依頼する人を間違えると島田紳助の二の舞にもなりかねません。
まずは自らが大汗を流すことをいたしましょう。

一身の独立

2011-08-24 14:23:21 | ユニオン
県労福協とともに川勝県知事へ政策要望書を手渡してまいりました。
連合静岡として最も強い要望事項は、なんといっても雇用対策です。
静岡県の有効求人倍率は、統計をとりはじめた1963年から2009年1月までの46年間、全国平均を下回ることはありませんでした。
それがあのリーマンショックにより、09年1月以降ずっと低下し続けています。
直近の6月データーでは、有効求人倍率0.56(全国平均0.63)、全国順位は34位となっています。
連合静岡としての目標は「有効求人倍率1.0を超える」ことですが、これに関しては知事からも同意をいただきました。

静岡県は経済対策を検討する「経済産業政策会議」を19日に開催しました。
その場で知事が「県庁の最高の知恵と人材を生かし、アクションプランを出してほしい」と指示されたことを聞いて、川勝知事のリーダーシップのスタイルが変化していることを感じました。
これまでのスタイルは一人先頭に立って10歩も100歩も先を行く独断専行スタイルでした。
しかしどの分野もこのスタイルがとれるわけでもありませんし、少々心配をしていましたから安心しました。
知事曰く、「これからは皆の歩みの上に揺られていくよ」。

「一身独立して、一国独立すること」
国民ひとりひとりが独立の気概を持ち、自分の運命を国家の運命と重ね合わせることが出来れば、立派な国家が誕生する…。
その喩としてこんな話があります。
「昔、今川義元が桶狭間の戦いで敗れただけで、駿河は滅びてしまいました。
しかし、ナポレオンが敗れても、フランスはフランスのままでした。
駿河の民はただ今川義元にすがっていただけなのに比べ、フランスの民は自国のために自らが奮闘したこととの違いです」

私たち連合静岡も、ただ県に対して要望書を提出しているだけではいけません。
静岡県の労働者のために、自らも奮闘し、惜しみない協力をしていきたいと思います。

論より実行

2011-08-23 12:49:48 | ユニオン
先週行われた「地協議長・事務局長会議」では、この10月に提案予定の第1号議案について、率直に意見交換をいたしました。
この議案は、2007年に提案した「地域に根ざした顔の見える労働運動をめざして」の第3弾です。
2010年は第2弾「労働運動の原点は現場にあり」を提案し、私たちはこの議案書を持って各地協や執行委員との対話集会を開催してまいりました。
各集会では全参加者からご意見をいただきました。
ひたすら聞いて回った対話集会でしたが、どこの集会でも悩ましい現状の姿や、組合活動に対しての課題が多く出されました。

これら「対話集会」での議事録をもとにして、事務局では次の作業を行いました。
まずは私たちがめざす「地域に根ざした顔の見える労働運動の姿」とはなにかを突き詰めていきました。
そして具体的に3つの姿を浮き上がらせます。
ひとつめは“地域に役立つ、地域から頼りにされる存在になることである”
ふたつめは“仲間の輪を広げ続ける…である”
みっつめは“本音で話せる場をつくることである”

次の作業では、しからばこの姿を実現させるために、私たち(地協・産別・連合事務局)は“何を”“誰が”“いつまでに”行うのかの議論を開始させました。
もの凄く気を遣う・頭を使う作業でしたが、ある時(これでいいのだろうか?)と思いました。
これまではこのような作業をして、さらに具体的な「あれをやりなさい」「これをやりなさい」的な提案に仕上げていきます。
1年間かけて現場の声を聞き込んだうえでの議論ですから、現場とかけ離れた活動方針にはならないという自信はありますが、どうも違うような気がしてならなかったのです。

今年度の座右の書と決めている「学問のすすめ」に書かれていることは“独立自尊”でした。
“独立”とは自分のことは自分でやる、ということです。
“自尊”とは、自らを高く持ち何者をも恐れない生き方、のことです。
現場サイドで抱える悩みや課題を、自らが解決策を考え、自らが決定し、自らが実行することなしには真の改革には結びつかないことに、私自身が強い思いを持ち始めたのです。
そこで来年度の第1号議案のテーマを「実現に向けた行動指針」と定めたのです。
ひとつひとつの行動指針についてその具体的な方法や活動計画はここでは定めておりません。

案の定、戸惑いの意見が多く出されました。
対話集会の議事録を添付したのは、行動指針を導いていった道筋ですからどうしても必要だったからです。
しかし発言者の実名入りでしたからそこは削除することに決めましたが、私自身は若干の残念さが残りました。
実態を共有することなしには、“本音で話せる場”にならないと思うからでした。
“本音”とはそういうものだと私は思いますが、ひとりでも反対者がいるからには実名は使えません。

もうひとつは、「言うことは分かったが、具体的に何をすればいいか教えてくれ」という意見です。
これこそがこれから改革を進めるうえでの、最大の壁になるような気がします。
右肩上がりの成長期にあった労働運動は、正直エスカレーターに乗っているようなものでした。
先輩たちがやってきたことを真似ているだけで事足りました。
行事ひとつ見てもまるで10年前と同じだという例はいっぱいあります。
世の中がもの凄いスピードで動いてきましたが、私たちはあまり物事を真剣に考えてきませんでした。

「学問のすすめ」の著者である福沢諭吉の生き方はまさに“独立自尊”の生き方でした。
彼は私たちにこう問いかけています。
「自らの内なる声に耳を傾けなさい。
本当にしたいこと、本当に正しいと思うことだけをやりなさい。
自らを高く持し、何者にも媚びず頼らず、何者をも恐れず、独立独歩で歩みなさい。
そんな生き方を皆さんも試みてください。
駄目な時もあるかもしれませんが、試みることはできるはずですよ」


民主党よ、しかと聞いてくれ

2011-08-22 22:16:40 | 政治
「今回の民主党代表選挙で党員やサポーターにはなぜ投票権を与えないのか。
説明するのが筋だと思うが、私たちにはメディアを通じてしか情報が聞こえてこない。
なにかおかしくありませんか?」

クラスの学級委員長を決める選挙でさえ、もう少しきちんとしています。
そもそも立候補者がいまだ正式に決まっていないのに…どうして月内に急ぎ、党の代表=日本の首相を決めようとするのだろうか。
言いたいことは山ほどありますが、永田町はあまりに遠すぎます。

永田町との接点がないかわりに、連合静岡では毎月1回県連との定例会を開催しています。
私が記憶する限りでは初めてですが、今日の定例会では書面により質問事項を手渡しました。
その内容は、先日行われた連合静岡3役会で議論したものから抜粋しました。
微妙な部分は口頭説明としましたが、どれも重要な事柄ばかりです。
永田町はまとまらなくとも、せめて静岡県連だけは理路整然と歩んでほしいと思います。