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※毎週土曜更新を目標にしています。

参議院要否の別れ道

2007年06月30日 19時44分40秒 | 政治
延長国会は結局、与党の思うとおりに進んだ。
担当の委員長が民主党だったら、委員会審議なしに決議する、という
裏技まで使って、通したかった法案を通過させたようだ。
まあ、参議院選挙の日程を変えてまで会期を延長する、ってのも
裏技だろうが。

参議院はバカにされているよなあ。
安倍は、自分の思うとおり参議院は議決してくれる、とナメているんだろう。
扇が不快感を示すのもむべなるかな。

選挙だが、これで与党が勝ったのでは、
この参議院を「法案を通すための手続」としか捉えていない、
安倍の姿勢が肯定されたことになるだろう。
ますます、参議院不要論が高まるのではないか。
時あたかも、公務員を削減しようとする風潮。
参議院の審議で内容が変わったり、
「参議院の目が気になるから丁寧な法律を作ろう」など、
参議院に付加価値がないのであれば税金のムダだろう。

しかし、それは正しいのか?
首相が解散権を持つ衆議院と違い、
参議院には与党と言えども行政に従属しない姿勢が可能ではないのか?
それが、三権分立の緊張関係を保つのではないのか。
緩みきった、そして国会をナメ切った安倍政権に鉄槌を下すべし。
そのためには、参議院での与野党逆転が必須だろう。
それが、参議院の存在価値を示す最低条件。

そして忘れてはいけない。
「女性は産む機械」と発言した柳澤は、
未だ現職の厚生労働大臣なんだぞ。少子化対策の責任閣僚なんだぞ。
ここで参議院選挙で自民党を勝たせてしまうと、
この男のこの暴言も「みそぎを受けた」ことになってしまう。
「国民は忘れるものだ」と、いつまでもナメられている訳にはいかない。
何としても、参議院で自公政権を敗北させなければ、
国民主権・議会制民主主義は形だけのものになってしまうだろう。
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