朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

宴のあと

2009年08月31日 21時12分04秒 | 政治
総選挙が終わった。
まあ、だいたい事前に言われていた通り、
民主党が300議席超で圧勝。
実際、近畿で比例代表の候補者をもっと立てておいたり、
僅差のところでもう少し粘っておれば
あと10議席くらい取れていたのかな、という感じか。

いくつか感じたこと。
○「女性は産む機械」の柳沢、
 「原爆はしょうがない」の久間、
 笹川、(自民党公認ではないが)中山といった
 暴言・妄言を繰り返した連中が落ちたのは喜ばしい。
 ざまあみろ。

○渡辺喜美の「みんなの党」が意外に伸びたように思う。
 比例代表で、重複立候補者が規定得票に届かず認められない、
 というのも2議席あったらしい。
 全地域に擁立している訳ではないが、
 だいたい共産党と社民党の間くらいの票を得ている感じ。
 民主党ほど「バラマキ」でなく、
 官僚支配からの脱却を主張する、というラインが
 ある程度受け入れられたのだろう。

○民主党が選択されたことで、
 恐らく、今後様々な混乱が生じると思う。
 それを「形ができるまで、ある程度仕方がない」と
 我々が容認できるかどうか。
 ここで「混乱している、やはり民主党に政権担当能力はなかった」という
 自民党べったりのマスコミ・財界の主張に、
 安易に乗らないようにしなければならない。

 今回、座して死ぬのを良しとせず、
 どうなるか分からないがとりあえず変化を求めた。
 その結果を少し気長に見た方が良いと思う。

○おまけ。
【ニコニコ動画】放送事故 公○党惨敗で桂ざこば師匠が某学会を皮肉る
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足りなければ、欠員にすれば良いのでは?

2009年08月29日 13時36分09秒 | 政治
民主、追い風強過ぎ? 比例候補足りず他党「棚ぼた」も(産経新聞) - goo ニュース

前回も東京で自民党が当選し過ぎ、
社民党の保坂が「棚ボタ」で当選する、ということがあった。

しかし、この運用、そもそもおかしくはないか?
各党で当選する人数は得票数から決まるのだから、
その人数だけを当選させて、
もし名簿に人がいなければその分は欠員にする、という訳には
いかないのだろうか。

こんな運用やちょっとした法改正で
すぐにカバーできそうな部分を放置しておいた上で、
「だから比例代表制は良くない」という安易な理屈に走られそうなのが、
少数派の自分としては嫌だ。

# あとこの記事で、
 「小沢の責任問題」に匿名の幹部なぞを出して触れるあたり、
 産経の自民偏重極まった感じ。
 そこまで大勝するのも小沢のおかげだろうが。
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第74回雀三郎つるっぱし亭

2009年08月28日 19時03分23秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は電車に乗って本を読んだりして時間をつぶし、
18時半ごろ鶴橋へ着いて「つるっぱし亭」。


「つる」(さん都):△

この人の「つる」を見るのは3度目になるが、
声の調子が高く、明るく感じた。
これは今まで感じなかったところ。

不自然な科白が何箇所かあったこと、
隠居がアホの言葉を受けて答える際の間が短いこと、
見台を叩き過ぎることが気になった。

あと、「つー」の手は
もう少し伸ばした状態から流す方が、大きく見えて好み。


「猫の忠信」(雀三郎):○+

それぞれの登場人物がきっちり描かれているのだが、
特に次郎吉の「イチビリ」の雰囲気が良い。
全体を通して安定しているので、楽しんで見ていられる。

科白では途中で「よう似た」という言葉が出てきたところに
少し違和感を持った。
このネタは、「俺があいつか、あいつが俺か」まで
常吉は一人だと皆思っているし、
客にも思わせるのが良いと思うので。
(だから「真田の抜け穴」という話が出てくる。)


「青菜」(文華):△+

久し振りに見たが、良くも悪くも相変わらず、という感じ。

マクラで子どもの頃の話などをして、
客席の雰囲気を作る。流石。

植木屋が若干軽く、あまり職人っぽくない。
もう少し「職人が言い慣れないお世辞を言っている」感じが
出る方が良いと思う。

妙な擬音語を繰り返したり、
それに言及したりしてウケをとる。
卑怯っちゃ卑怯だが、まあ、この人らしい。
何となくそれを受け入れてしまうのは、
やはりこの人の愛嬌なのかなあ。

後半の大工との掛け合いもリズム良く運び、
サゲまでよくウケていた。


「幽霊の辻」(雀三郎):△+

マクラ長かったがイマイチ。
ネタも若干、トチリあり。
あまり乗り切れなかったのかな。

茶屋のおばあさんの言葉に男が反応して、
だんだん怖くなっていく、というあたりは
さすがにきっちりと作っていた。

サゲは幽霊の手をつけて科白で落としていた。
特に仕草はなくても良いかも。
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「なにわの海の時空館」など

2009年08月27日 07時50分05秒 | 
火曜日はあちこちぐるぐると。

梅田で地下鉄の一日乗車券を購入し、
まず阿倍野でパスポートの申請。

本町に戻り、中央線でコスモスクエア、
歩いて「なにわの海の時空館」へ。
「大坂の水油」という企画展が目当て。

海の上にメインの展示スペースがあり、
そこまでは海中を通っていく、という施設。
ムダにコストのかかる作りだなあ。
企画展・常設展示
(要は「菱垣廻船」を実際に建造してみたことを
 記念して作った資料館なのだと思う)
はまあ良かった。

【なにわの海の時空館】



せっかくコスモスクエアまで来たので、
少し足を伸ばして噂のWTCコスモタワーへ。
入居者を見ると、大阪市の水道局やら外郭団体やらが多く、
あとは空フロアがけっこうある感じ。
ここは都心から遠いし、
地震が起きたら液状化しそうな地盤だし、
ここに府なり市なりの重要機能をもってくるのは
止めた方が良いと思うのだがなあ。

【WTCの遠景】


【WTCの展望台から見る海遊館】



少し戻り、九条で降りて歩いてみる。
昔「松島新地」があったところ。
中央大通りから一筋入ると、
昔風の建物に源氏名?の看板が出ており、
1階には妖しげな色の灯りが点いて「飲食業」の女性が座っていた。
往時とは比べるべくもないのだろうが、まだ残っているんやねえ。

そこからはまっすぐ帰宅。
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「創作落語論」所感

2009年08月26日 06時52分54秒 | 落語・講談・お笑い
5代目つばめ「創作落語論」読了。

※画像をクリックすると、楽天のページに飛びます


# かわら版には「中公新書」と書いてあったのだが、
 見つからなくて困った。
 正しくは「河出文庫」。


書きっぷりの雰囲気が堀井憲一郎に似ている、とまず思った。
(勿論、時代は逆だが)
思っていることを細かく点描していく感じ。

「創作落語論」というタイトルではあるが、
別に新作に限った話ではなく、
古典落語を聞いたり演ったりする時にでも役立つような話が
けっこうある。
内容は全体的には、まあ、そう違和感はない。
書かれた当時とは状況が変わっている、ということもあるだろうな。

引っかかったのは、「落語は大衆と共にある」というところ。
これが筆者の根底にあるようなのだが、
どうもこの「大衆」という表現には納得しづらいなあ。
具体的な存在として想定できない存在では、と思う。
結局、「大衆と共にある」状態を具体的に作るのは無理で、
「ある定席でこういう話をするとよくウケる人」といった程度に
具体的にしないと、
演者として行動できないのでは?

あと、弟子と大友浩の解題が各章末に入るのは良し悪し。
個人的には、「余計」という感覚が先に立った。
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撤収完了

2009年08月24日 06時29分44秒 | 身の回り
1週間ぶりか。
とりあえず整理だけでも。

先週日曜。
昼からトリイホールで「ブラック毒演会」。

「短命」:△-
「四段目」:△-
「大工調べ」:△
「聖水番屋」:△

昼食に少し飲んで見に行ったせいもあり、
半分くらい寝ながら聞いていた。
客数も少なく(20人前後かな)
ブラックの調子もいまいち、という感じ。

京都に移動し、
去年と同様、百万遍の交差点から大文字を見る。


月曜、青春18で東京移動。
途中は新幹線でショートカットしようと思っていたが、
結局全部在来線で乗り切った。
浜松~熱海を直通電車に乗れたのが大きい。
ただ、この距離走るのにトイレがついていないあたり、使いづらいな。


火曜から金曜は引越しの準備など。
荷物は結局、段ボール30箱程度になった。
CD・テープが意外に増えている。
大阪での片付けもまた大変そうだ。

箱詰めそのものは大して時間がかからないので、
昼からは近所のマンガ喫茶で
ネットをしながらマンガを読んだりしていた。
いろいろ評判になっているマンガを見てみたのだが、
絵柄が気に入らなかったり(登場人物の違いが分からん)、
ストーリーの展開がかったるかったりして
新たに「今後これも読むようにしよう」と思うものは特になく。


土曜は午前中荷物搬出。
少し掃除をして、夜は後輩OB諸師と御徒町で飲み会。
日本酒メインのさして高くない飲み屋
(以前、喜多八の勉強会や鈴本に行った後によく寄っていた)
で、看板までワアワア。
その後朝までカラオケ。
もう若くもないので、途中からはあまり歌わずぼうっとしていた。

5時ごろに出て帰宅し、ゴミを出したりして
9時に退去立会い。
ちゃっちゃと終わり、
さすがにしんどいので普通に東京から「のぞみ」で帰る。


そんなところか。
コメント (1)
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ラクゴリラの会

2009年08月15日 10時12分04秒 | 落語・講談・お笑い
昨日はワッハのライブラリで時間をつぶしたりして、
夕方「ラクゴリラ」の会。
開場予定の時間に行ったのだが、
既に開場されており、半分くらい埋まっている。
結局開演前にほぼ満員。ざっと100人くらい。


「播州巡り」(石松):△-

活舌が良くない。
何を言っているのか、いまいち伝わらないところがある。
6年もやっているのだったら
このあたりはもっと改善されていて欲しい。
まあ師匠にも、ちゃんと見て直してやる能力がないのかも知れないが。

ところどころウケていたが、
話すスピードが安定しない(意図的に変えている感じでもない)ので
聞きづらい。


「いらち俥」(こごろう):△

どうもやる気が空回りして上手く乗れない、みたいなマクラを振る。
ネガティブで、言わないに越したことはないのだが。

ネタは、まあ、そう悪くなかった。
乗り切れなかった分、丁寧に喋っていたのか、
彼の高座から感じることが多い「うるささ」「押してくるしんどさ」を
感じずに済んだからかも。
オチはつけずに、適当なところで切って降りていた。


「孝行糖」(文三):△

文三が悪い、というより
上方「孝行糖」の筋・設定が悪いと思う。
江戸の方が良いなあ。

まず、江戸なら与太郎にあたる人物を
「大工の吉兵衛さん」としているのだが、
下手とはいえその仕事でどうにか生計を立てている人間に
「飴を売りに行かせる」というのは不自然だと思う。
「与太郎」というある種の類型がない上方では、
やはりこのネタは成り立たないのでは、と思う。

筋としては、お奉行所に行く前の
吉兵衛さんの家での会話の場面が長過ぎるし、
吉兵衛さんのやったことが
「お奉行さんに呼ばれるようなではない」という繰り返しも、
聞いた瞬間に「そんなことで呼ばれる訳がない」と思えるものでもないので、
分かりづらい。

家主さんや周りの人は温かくて悪くないが、
吉兵衛さんが良いのか、よく分からないなあ。
「イチビリ」の感じもあまりないし。


「ナンモンガイ~新世界編~」(花丸):△+

以前「ナイモンガイ~天神橋筋商店街編~」というのを作ったらしい。
(繁昌亭に出たときに使うためだろう)
そのパターンで、動楽亭(動物園前)に出る、というときに
生喬に「作るらしい」と噂を流されて、作ったものだそうな。

日本人とアメリカ人の会話にしているが、
別に喜六清八でも良いと思うのだが。
アメリカ人の口調が気になって、
「様々な店でいたずらをする」ことによる積み重ねが
あまり感じられなかった。

ネタは面白かった。
いくつか無理のあるところもあったが、それも含めて。
ただ、途中から「ないものを言う」といういたずらから
「新世界の様々な事物を紹介する」ところで遊ぶ、
という感じに変わっていったような気がする。
そこは少し残念。


「仔猫」(生喬):△

米朝・吉朝ラインでの科白が頭にあるので、
やはりムダな科白が多いなあ、という感じ。
地の文もけっこう多いと思った。

表情付けを濃くしたり、
部分部分でもウケをとりたいのかも知れないが、
そのあたりは抑えた方が良いネタだと思う。
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繁昌亭昼席

2009年08月14日 09時45分21秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は繁昌亭に行ってきた。
好きな演者が比較的揃っていることと、
襲名後の米團治がどんなものか見ておこう、と思ったため。

平日だが、お盆中ということで
補助席も使うような入り。
客が多い
→ギャラが多い
→(代演でなく)演者がきちんと出て、きちんと演る
→面白いのでまた客が来る
という良い循環に入っている感じがする。


「つる」(二乗):△

持ち時間10分ということだが、特に違和感なく抜いて、
ウケもとっていた。
ご隠居さんとの会話をもう少し削り、
「まっちゃん」(だったか)との会話や
「つる」と言うところを丁寧に演る方が好みだが。


「ろくろ首」(七福):△+

マクラ・ネタとも、口調や雰囲気があまりプロらしくない。
ただそれが、この人の良い部分なのかな、とも思った。

よく聞く「ろくろ首」(米朝系?)とは違う設定・台詞回し。
2時に首が伸びるが3時には戻る、とか、
最初は顔合わせだけに行ったのだが
そのまま養子先の父親が引き止めてしまった、とか、
紙縒りを引っ張る件がない、とか。

特に養子先に行ってみて泊まることになってしまうあたりで、
地の文が多いのはイマイチ。


「平の陰」(恭瓶):△-

なんか鶴光くさい。
手紙を持ってくる側はあっさりしていて良いのだが、
兄貴分の描写でいろいろ手を入れ過ぎ、不自然に感じられた。
無理に変な科白を入れたり、強く喋ったりせずに演った方が、
次第にウケが大きくなるように思う。


「奇術」(Wonderful佳恵):△-

喋らない、普通の奇術。
紙をちぎる動きが遅い、
金魚を金魚鉢に入れるときにこぼす、など、
奇術の腕は分からないが「見せる」部分での穴が多い感じ。
最後の術で高座に紙を撒き散らすのが、
特に汚らしいなあ。
色替りにはなったが。


「千早ふる」(八天):△+

男と隠居の会話は、リズム良く運んでウケていた。
隠居の物語に入ったところで、あまり雰囲気が変わらない。
もう少し変わる方が好み。
後で「千早ふる」の歌の説明に戻るときに
落差ができない感じがする。

物語の中では、男が疑問を呈したところに
「なったんだから仕方がない」の繰り返しでウケをとっていく。
ただ個人的には、見台を叩くのは好きではない。


「青菜」(梅團治):○

「売れていない」みたいなマクラ。
ウケていたが、本当に彼のことを知らない客が多い前で
別にそんなことを言う必要もないのでは、と感じた。
今日は大丈夫だったが、
「面白くないのでは?」と先入観を与えてしまう恐れがあると思う。

ネタは特に何か強調して「ここでウケをとろう」としている訳ではなく、
ご隠居さんを穏やかで落ち着いた人として描写し、
植木屋さん(喜六、にしていたが)を普通に職人として造形しているだけだが、
きちんとウケている。
後の植木屋さんと大工の会話も同様。
自然な科白・会話で状況が可笑しければ、
それで落語として面白い、ということだろう。


「漫談(河内音頭など)」(レツゴー正児):△

喜寿だそうな。
自分の通ってきた学校の校歌を歌い、
最後に幸枝若ばりの河内音頭(雷電と八角)をうなる。

歯が悪いのか?少し言葉が聞き取りづらい。
声はよく出ていたが。


「田楽喰い」(福楽):△+

暑くて出てくるのがイヤになる、とか、
時間が押しているので何をしようか、といったことを
マクラでうだうだ喋る。
ネガティブな発言が多いのだが、あまり不愉快にならないのは
この人の愛嬌みたいなものがあるからだろう。

ネタは若い連中の会話から、
「田中の兄貴」のところで酒を飲み、田楽を食べる、という流れ。
若い連中の会話はもう少し短くできそう。
田楽は「れんこん」「にんじんだいこん」の後、
アホが探り探り(本当に「ん」のつかない野菜を福楽が探している感じだが)、
繁昌亭らしく「てんてんてんまのてんじんさんのはんじょうてい」、
京都の薬屋の言い立て、最後に火事。
言い立てはやはり感心してもらえるなあ。

うまく抜き出して、短い時間でまとめていたと思う。


「鰻谷の由来+踊り(姐さん)」(生喬):△

珍しい噺。
もっともらしく喋っており、部分部分ではウケをとっていたので、
まあ良いと思う。
そもそも何がやりたいネタなのか、よく分からんが。
踊りは良い色替り。


「稽古屋」(米團治):△-

マクラは入門や襲名の際の話。
いろいろな人の物真似(枝雀・ざこば・米朝・春團治・文珍)も入れている。
工夫は買うけど、
吉朝に比べると似ているとは思わんなあ。

以前から、この人の落語には違和感があったのだが、
科白の間・強弱などが人間の普通の会話のリズムと異なっているのが
原因なのでは、と思った。
普通の人間とは異なる「落語世界の登場人物」を作って、
そのリズム・アクセントの付け方で喋っている。
それを「不自然」と感じてしまう、ということなのだろう。
「この人はこんなリズムで喋る人なんだ」「これは日常会話ではない」と思うと
違和感は少し減った。
でも変。

この人の「稽古屋」、
マクラで「稽古屋でも色事は教えてくれない」といった説明をするのだが、
野暮ったいし意図が分からず、くどくて好きになれない。
「色は指南の他」というサゲは、
所詮「色は思案の他」との地口だと思うのだが。

あと、全体にアホではなく稽古屋のお師匠さんに焦点が当たっている
(「手習子」の踊りの稽古場面が長い、とか)
感じがする。
このネタの軸は「色事をしたいがために稽古に通うアホ」にあると思うのだが、
そこが弱いと感じた。

別に、米團治になったからと言って
良くなっているとは思えないし、将来も良くならないだろう、というのが
久し振りに見ての感想。


終わって外へ出ると、
出演者が並んで送ってくれた。
このあたりの心遣いが続く間は、
繁昌亭はガラガラにはならないと思う。

米團治は兎も角、
全体には満足して帰った。
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8月13日(木)のつぶやき

2009年08月14日 00時15分00秒 | つぶやき

幸福実現党が衆議院撤退って本当かなあ。毎日のことだからガセネタかも。
posted at 08:49:00


【追記】
goo連携前にtwitterでつぶやいた内容を反映してみる。
情報は集積しておきたいので。
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責任政党?

2009年08月13日 07時59分36秒 | 政治
ネットであちこち見ていると、
自民党の「責任政党」みたいな広告のタグが目に入って
精神衛生上宜しくない。

「責任政党」対「無責任政党」民主党、という
構図にしたいのだろうが、
その枠組が受け入れられるものかどうか。

そもそも、与党が「責任政党」と言えるのか?
今の貧富の格差や、地方の疲弊、
小泉後の首相たらい回し、消えた年金問題などを
国民は忘れていないだろう。
そのような状況を生み出し、
悪しき状況に対して有効な手を打たなかった与党が、
「責任政党」などと自称するとは
厚顔無恥も甚だしい。
実際のところ、
「ずっと無責任政党」対「次の無責任政党」程度の枠組みに
過ぎないのでは?

また現状、
「今までの政治が悪すぎるから、
 (無責任でもいい、)
 一度非自民の政権にしてみたい」
という心情が国民を満たしているように思う。
ここに悪政の担い手たる自民党が
「論理的に考えよ、我々(自称)責任政党を選べ」と言っても
あまり効果はないと思うのだが。
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