朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

靖国反対の根拠を天皇に求めるバカ

2006年07月27日 23時41分07秒 | 政治
昭和天皇が「A級戦犯が祀られることに反対」として
靖国への参拝をとりやめた、という話が
(今更のように)出てきている。
虚報じゃないか、という話もあるようだが。
まあ実際、A級戦犯合祀後に天皇が参拝しなくなったのは確か。
しかし、それを左翼紙がことさらに取り立てる神経が分からん。

だいたい靖国とは何か。
「天皇のために死んでいった国民を軍神として祀る」機関ではないのか。
それを、「天皇が参拝をとりやめた→だから首相も参拝すべきでない」という
議論にするのは、根拠さえ揃えれば良いのか。

日本の戦後というのは、国の特定の人のため、国家組織のために
(もっと言えば、「国のために」)死ぬことを拒絶した社会ではないか。
その流れの中に、「国のために死んだ」人に参拝するための「靖国神社」を
参拝するのはとりやめる動きがあるのが本筋だろうが。
それならば、戦前「神」であり、
人が戦死する原動力・原因であった天皇が何と言おうと、
反対すべきは反対するべきなのではないか。
それを、天皇の考えを根拠にして靖国公式参拝を批判するのは、
ご都合主義以外の何者でもあるまいが。

まあ、今更マスコミのご都合主義をあげつらっても仕方がないか。
所詮その程度の連中なんだし。
国民が二流だったら政治家も二流以下だし、
当然、国民に売らんかなのマスコミも二流以下にしかなれないわな。
自分たちの鏡でしかあるまい。

日経記者のインサイダー取引について語るのはバカらしいし。
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六ヶ国協議の場を生かせ

2006年07月18日 20時24分45秒 | 政治
北朝鮮のミサイルが発射された、ということで、
サミットもそれ一色になった感じがする。
安保理でも、「制裁」に結びつく決議はできず、
北朝鮮を非難する内容を全会一致で可決するにとどまった、とのこと。

まあ、あのミサイルが竹島あたりで測量していた
韓国の船に当たったら面白かっただろうな、とは思ったが、
それは戯言。

国内では「ミサイル発射基地を先制爆撃せよ」てな声が出てきているが、
それはムチャだろう。
「専守防衛」(私は軍備による自衛権も放棄している、と考えているが)を
憲法に謳う国家がそれをできるはずがない。
そして、日本よりも今回のミサイル発射で危ない目を見たはずの
ロシアが先制攻撃も何も言っていないのに、
日本が先走って空爆する、なんてのは、
アメリカのやり方を正しいと思って(麻痺して)いる現われだろう。
あるいは、北朝鮮を「仮想敵国」とする発想が染み付いているため。

日本は結局、孤立している。
中国・韓国から北朝鮮よりもよそよそしいと扱われているのが
誰のせいなのか、今更言うまでもない。
日本としては、(北朝鮮抜きでも)六カ国協議の場で自国の立場を主張し、
北朝鮮の「麻薬密輸」や「贋札密輸」を問題視していくしかない。

# 「寄航禁止」にしても、「経済制裁」といわずに、
犯罪に携わっている船舶の寄航を禁止する、というだけで
良いのではないか。
何か示威するがごとく制裁制裁と叫ぶのは不毛だろう。

それを無精して、単独で「経済制裁」などをしても、
効果以上に北朝鮮を敵視させ、中韓ロとの距離を作るだけのこと。
冷静に、どのよう効果を欲しているのか、
それに対して何をすれば良いのかを考えるべき。
今はそれは、「六カ国協議の場での問題提起」でしかないだろう。
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天守物語などなど

2006年07月11日 21時50分52秒 | 歌舞伎・文楽
今月の歌舞伎座は玉三郎メインの「泉鏡花」特集。
一番メジャーかな、と思って「天守物語」を見に行った。

時間つぶしに山野楽器へ。
ベートーベンのピアノ協奏曲全集を探しに行ったんだが、
さすがにグールドで揃えるのはなあ。安けりゃ買ったんだが。
結局それはやめにして、以下の4組。(11枚かな)
「ベートーベン弦楽四重奏曲全集(ブダペスト)」
 :途中だが、外れではなさそう。
「イタリア+ビゼーの交響曲(チェリビダッケ+ベルリンフィル)」
 :「イタリア」は1楽章だけの曲だと思う。
  (「スコットランド」は全楽章聞かないと意味がない)
  500円やからいいけど。
「展覧会の絵+ボレロ(チェリビダッケ+ミュンヘンフィル)」
 :これは大当たり。スローテンポで、腹の底から歌い上げる感じが私の好み。
「シューベルトの即興曲集(内田光子)」
 :何か、さらさらした演奏であんまり好きになれないなあ。

で、歌舞伎座へ。
けっこう人は入っていて、立ち見になった。
1時間半の立ち見はちとつらいなあ。
玉三郎のファンが多い、というところか。

正直、よく分からない。
最初の妹分との話が長い。
しかも、玉三郎の声も小さくて、1階席はウケているんだが、
幕見席までは届いてこないことが多かった。

海老蔵はなかなか良い。
玉三郎も、海老蔵が出てくるあたりになると
良い雰囲気が伝わってくる。
(それまでもいいんだろうが、幕見席までは雰囲気が伝わってこなかった)

全体のバランスとしては、前半の妹分との会話の部分は絞って、
後半の海老蔵が1回目上がってくるところ、
その後の戦い、失明した後の嘆きなどを膨らませる方が好みではある。
そこはたぶん、
私が鏡花の世界を受け入れられていない、ということなんだろう。
前半の妹分との会話も、非近代的な雰囲気・味わいと捉えれば
重要なところだと思う。
ただ、それがどこまで客席に伝わったものかは。
正直、しんどかったなあ。
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橋龍と小泉の晩年

2006年07月02日 14時56分35秒 | 政治
橋本龍太郎が死んだ。
けっこう若かったと思うが、小泉に負けてからは不遇だったと思う。
田中派の「金脈」に絡んで国会で喚問(参考人招致だっけ)されたり、
小泉の「田中憎し」の影響はあるだろうな。

片や小泉。
政治家を引退する気なんだろうが、やりたい放題やっている。
アメリカに招待された慰安旅行をやっている場合か。
牛肉は適当に輸入するつもりだし、
アメリカの「日本パッシング」の動きの中で、
自国の位置をどのように定めるつもりなのか。
そのような責任感なく、「もう自分は終わりだから」と
人の目も特に気にしていないようだ。

橋龍は首相退任後も、中国と交渉したりして
とりあえず「日本のために何ができるか」を意識して
(それが全て正しいことかどうかはわからんが)
行動していたように思う。
小泉にはそれは望むべくもなさそう。
自分のニンでないことをやっている、という意識があるような気がする。
それは実は、「フリーター」や「ニート」のあり方と同じではないのか。
刹那的、明日は明日の風が吹く、
とりあえず今楽しければ、それでいい。

小泉の暴言(「人生いろいろ、会社もいろいろ」とか)は
多いんだが、それがマスコミで「政権を倒す」程深刻に捉えられ、
批判されていない。
しかし、無責任で、「他人がどう見ているか」を気にしない
このエゴさは、もっと非難されるべきなのでは?
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