朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

米朝、死なず

2007年06月24日 12時04分44秒 | 落語・講談・お笑い
先週は新百合ヶ丘の米朝一門会。
「かわら版」とかを見ても、特に前後に米朝の出る落語会もなく、
正直「このためだけに東京に来るか?」という感じもありつつ。

社会人になってから、米朝を見るのは初めて。たぶん10年ぶりくらいだろうなあ。
最後になるかも、と思いつつ、多摩センターから新百合ヶ丘に入った。

「動物園」(吉の丞):△
元気で、意外に良かった。
米朝系の「動物園」って、あまり良いものに当たった思い出がないせいかも。
(都んぼとか・・)
吉朝っぽくないのが良い。

「ふぐ鍋」(吉弥):△
ネタが良い。出来は期待外れ。
というのは正しくなくて、私は大してこの人に期待していないから、
外れてもいないんだが。
安易に得意ネタをやっているだけ。
きっちりしているので、毒されていない落語好きには良いだろうが、
もっと冒険すれば良いのに、と思った。

「七段目」(米左):×
これはひどい。
10年近く見ていなかったが、確実にクサく、変になっている。
元々不自然な声に嫌悪感があるのだが、
それを張るところが、さらに嫌。

「夏の医者」(米朝):○
このネタを「ちしゃ医者」と書いてあったのは、物を知らないからだろうなあ。
意外にしっかり歩いていてほっとする。
話はぐるぐる回るんだが、別に変なことは言っていない。
何となく「無責任」な話をして、それが「無責任」な医者のキャラクターに
重なっていく。(厳密に言うと、「無責任」なのではなく、「責任」への
考え方が緩い、ということだろうが。それも同じだと思う。)
何となくぼんやりとした高座だが、ぼんやりしたネタなので
ちょうど合っていた感じ。

とりあえず米朝が動いていたのを見てほっとして、
仲入後は見ずに帰った。
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