朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

参議院選挙後、どうなるのか?

2007年07月29日 23時14分48秒 | 政治
参議院選挙は、民主党の勝利、という結果になった。

安倍は交代しない心算らしいが、さてどうなるのか。

首相、続投を表明 「責任を果たすことが使命」(朝日新聞) -
goo ニュース


今の自民党の状況を見ると、安倍が辞職することはないだろうなあ。
何といっても、自民党には代わりがいない。
一番支持を集める可能性があるのは、小泉復活だろうが、
彼にその気がなければ、それはないだろう。
結局、「他に代わりがないから」という理由で、
安倍が残留するのかな、と思う。

しかし、この反省のなさ、理論のなさはどうにかならんかな。
この事態を受けて何か考える、というだけの頭がない。
自分の言っている「国づくり」「教育改革」をやる、と言っているだけ。
「責任は、仕事をすることで果たす」と言うが、
お前は仕事が出来ないんだ、辞めてしまえ、と言われていることを
理解できていないのか?バカなんだろうなあ。
海外に出すには恥ずかしい存在。

で、民主党が勝利したが、次の衆議院選挙で勝てるか、というと疑問。
参議院はある種、「与党は間違っている」と思えば民主党に投票できるんだが、
衆議院選挙は「民主党が正しい」と思わないと投票できない面がある。
そこまでの自信は持てないし、
根本的には「自民党と同じではないか」という思いがある。

今後は民主党が、昔大勝した社会党が「現実路線」に踏み込んだように、
どんどん自民党と「党名が違うだけ」の政策を出してくるのだろう。
その中で、民主党の分裂が進み、数少ない護憲勢力が社民党と連携したりする
動きが出てくるのかな、と思う。

この中で、「自民党か民主党か」という選択から脱却した視点で
物事を見るように働きかけていく必要があるだろう。
しょせんはどちらも、9条改悪政党なんだし。
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各社の自由では?

2007年07月28日 10時52分59秒 | 社会

「入社時から給与に格差を」経団連会長、フォーラムで(朝日新聞) - goo ニュース

学生時代の研究を、入社してもそのまま続ける、と言うなら、
御手洗の言うのもありかな、と思う。
ただ、たいていは違うことをやるだろうし、
学生時代の成績がそのまま企業人としての評価につながるとは思えんのだが。

むしろ、これをきっかけに「大学は、企業の役に立つ人材を育てろ」という、
今までからの御手洗の主張を通させよう、という意図があるような感じ。

まあ、どれだけの会社が「キャノン」という、
ある種独特な会社のロジックに乗っかるかだと思う。
採用も競争なんで、学生が御手洗の口車に乗っからなければ
「学生が、キャノンに行かない」という形で
御手洗の企ては失敗に終わるだろう。
それに、初任給が違う、というのは、
「入った時点で自分のポジションが決められている」感じを
新入社員に与えるので、
あまり(企業としても)プラスにはならないと思うんだが。
よく分からない。

いずれにせよ、
経団連の会長が全会員企業に対して
「こういう観点で採用しなさい」という筋合いではないだろうな。
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放送禁止は昔話ではない

2007年07月22日 21時23分16秒 | 社会
実際に、聞いてみた。

「放送禁止歌」ラジオ特番で一挙放送(スポーツニッポン) - goo ニュース

戦時歌謡のファンとしては、
戦後のGHQによる禁止の部分があまり取り上げられなかったのは
不足感があるが、
「自主規制」のウヤムヤ感、原因不在感が出ていて興味深かった。

最後に「サマータイムブルース」を聞いていると、
今でも「自主規制」の名の元に行われる言論統制はあるぞ、という
危機感を持った。
(背景は、自分自身が「抑圧される人間だ」という感覚だが)
今日の放送は、昔話では済まないだろう。

いろいろ、原発について考えてみた。
特に、震災後の原発の状況については、
IAEAの査察を国が拒否して県が求める、など、混乱している。
(選挙期間中、という微妙なタイミングもあるかも知れない)

震災時の施設の対応が批判されているようだが、それは仕方がないのではないか。
まずは、係員の安全第一で行動せざるを得ないだろうし、
そこを「犠牲にならなかった」として非難するのは無茶。

むしろ、その後の「事故隠し」と言える東電・さらには国の対応を
非難するべきだろう。
実際に何が起こったかを明確にしないと、今後のとるべき対策が立てられない。
それは、もしかすると、「原発は危険だからやめる」かも知れないし、
「危険ではあるが、今の電力需要を考えるとやむを得ない」かも知れない。
ただ、情報を隠した状況で、東電・官僚が「良い」と思う対応をするのは、
今の時代には正しくない。

自主規制・言論統制も、この文脈で考えることもあるだろう。
「こうしたい」という思いで推進するときに、それを妨げるものを圧迫する動き。
今後も注意していかなければならないだろう。
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ブログペット

2007年07月17日 23時23分19秒 | 身の回り
今までの投稿と、何の脈絡もないが、
こんなものを貼り付けてみた。




飽きたら消します。
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大銀座落語祭(2)

2007年07月15日 22時16分53秒 | 落語・講談・お笑い
今日も行ってきた。

昼ごろ出て、新宿のTowerレコードで勢いで6枚くらい買い、
ふらふらと有楽町へ。

今日は、「小佐田定雄の世界」ということで、対談と落語3席。
上方の落語家の特徴で、「作家」だからって敬意を表に出さないところが
面白いなあ。

対談は、枝雀の「下げの4分類」とか「緊張の緩和」とか、
「マキシム・ド・ゼンザイ」とか、
さらには「北御堂」「南御堂」といった会場名がバンバン出てくる。
そのあたりの解説は、あまりなし。
ある程度上方落語に漬かったことのある人でないと、
全然理解できなかったのではないか?
逆に、一時漬かっていた私でも聞いたことのない話が出てきて、
なかなか面白かった。(下げの4分類を考えていたときの作業とか)
「東京だから」の遠慮なし。それはそれで快かった。

落語は、それぞれがきっちりやって面白かった。
九雀のネタは、私の好みに合わなくてイマイチ。
人情がかる話って、あんまり好きじゃない。
まあ、その分、マクラの弾け具合が良かったので満足。

小佐田定雄の落語については、私はあまり好きでないところもある。
特に近年、ウケのとり方がけっこうワンパターンになっている部分とか。
だが、繰り返し演じられているものは、やはり、時代に依存しない、
普遍的な良いネタなんだな、と感じた。
東京で、「けっこう、いろんな人が演じる」(プロ・素人とも)
「今でも別に古臭くない」新作落語って、そう多くないのでは?
それを大量に作っている彼の功績は、やっぱり評価するべきだろうな。
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大銀座落語祭(1)

2007年07月15日 22時03分14秒 | 落語・講談・お笑い
台風が来ていたが、前売券を買ってしまっていたこともあり、
昨日、今日と銀座へ行ってきた。
偶然ではあるが、両日ともJUJIYAホール。

昨日は馬桜師のカルチャー教室+「この人で聴きたい」。

会の中身より(2日とも)気になったのは、
実行委員なのかな? 会場の若い係の人間の言動。
何様なんだ? 客商売ってことが分かっていないのでは?
と感じることが散見された。
いい気になるんじゃない。

今は落語家ブームで客が入るから良いのだが、
どうせまた冬の時代はやってくる。
それを考えると、いい気になっている人間に接客をさせて欲しくない。
どうせ、落語のことなんか分かっちゃいない人間なんだろ?

で、会の内容。
馬桜のレクチャーはけっこう歴史的な深いところを突いていて面白かった。
ただ、落語はしんどかった。まず、今の助六の「虱茶屋」がしんどい。
先代の洒脱な調子で表情付け、切り替えをやるから面白いのであり、
まだ若い今の助六がその型をなぞるだけで演じても楽しくない。
しかも、マクラがくそ長く、しかも面白くなかった。これが疲れた。
文楽の「心眼」は意外に良かった。
しかししんどいネタで、助六で疲れたせいもあり、中入で帰った。
ちなみに、トリは「天狗裁き」だったらしい。
しかし、普通、「心眼」と「天狗裁き」(どっちも夢でうなされる)を
同じ日に出すか?その神経は私には理解できない。嫌がらせか?

山野楽器でCDを買って帰った。
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あるべき怪談噺

2007年07月07日 21時54分29秒 | 落語・講談・お笑い
先週の日曜は三越納涼寄席だった。

日本橋三越の三越劇場。
休憩時間などに売り場を見て歩いたが、いやあ、値段の桁が違う。
宝飾品の価値の分からない私には、「何じゃこりゃ」の世界。
それに比べて落語会は、
演者のレベルを考えるとリーズナブルな(安いくらいの)値段。

「真景累ヶ淵」から、
「宗悦殺し」(馬石)「深見新五郎」(馬桜)「豊志賀」(雲助)を
抜き読みで演じる、という企画。(遊雀の「死神」も付く。)
それぞれが30分以上(1時間近く?)ある、という、けっこうヘビーなもの。
間に踊りや音曲、大喜利にかっぽれ、で陰気な雰囲気で終わらせないように
考えられているが。

現在の怪談噺の演者では、まあ、雲助・馬桜というのが私の好み。
正雀は、世界が薄くてあんまり好きになれない。
小朝は、小手先でひねくり回している感じが好きになれない。
歌丸は、よく知らない。また聞いておいた方が良いのかねえ。
馬石は雲助の弟子で、初めて聞いたが、
「雲助口調」が最初鼻についてしまい、あまり世界に入り込めなかった。

雲助は、口調にクセがあり、これが怪談にはまるのだが、
私の求めるものとは違う感じ。
「細部を綿密に描いて、結果圓朝の世界を表現する=怖い」のがベストだと
思うのだが、
雲助の場合、口調が描写より先に怖さを呼び起こしてしまった。

描写の確かさのおかげで、いろいろ気付いたことはある。
例えば、豊志賀の病気は「不運」なのではなく、
この人の粘着質的な性格による「自業自得」なのだ、ということ。
(これは、前に馬桜の「深見新五郎」をつけたことで、
「因果は巡る」というモチーフが腑に落ちていたためかも知れない)

単に幽霊・お化けの類が「恐ろしい」「怖い」のではなく、
そうなるに至った人間の感情・因果が恐ろしい、というのが
圓朝の怪談噺のベースだと思う。
そのあたりは、よく出ていたと感じた。
ただ、ハード面も含めて、そのあたりを伝えて
ネットリと、心底から「恐ろしい」と思えるような怪談噺がないものか。
個人的には、ハンデのない馬桜に期待したいところだな。
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自白は証拠にならない、その原則を踏み外すな

2007年07月06日 22時46分48秒 | 法・裁判
不愉快な判決。

愛知・豊川の男児連れ去り殺害、二審は逆転有罪判決(朝日新聞) - goo ニュース

論点が「自白が信頼できるか」になっているように思うのだが、
そもそも物証がない状況で裁判に持ち込もうとしているのは
捜査側の怠慢だろう。
裁判所が自白を証拠として取り扱うのに甘えて、
真剣に捜査していないのでは?
とりあえず捕まえておいて、密室で拷問にかけてでも自白さえ勝ち取れば
後は裁判所がいいようにしてくれる、という進め方のように見える。
その傍証として、
取調の公開・録画録音を拒否し続けていることが挙げられる。
よっぽどヤバいことをやっているから、公開したくないんだろうなあ。

被害者の家族の声がニュースでも紹介されている。
ただ、家族が求めているのは「真犯人」が捕まって服役することであり、
「とりあえず捕まっている被告が血祭りに上げられる」ことではないだろう。
それをごっちゃにしているところに、
警察当局とそこから情報を頂いて楽をしているマスコミの、
安易な姿勢を現している。

これでもって、被告が無罪となると、
掌を返したように「警察が悪い」なんて言うんだよな。
自分らの報道姿勢、安易な姿勢を反省せよ。
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口に出しただけのことでは?

2007年07月01日 07時38分57秒 | 政治
久間防衛大臣が、また軽率な発言。

久間防衛相、講演で「原爆投下、しょうがない」(朝日新聞) - goo ニュース

現職の防衛大臣として、バカな発言だなあ。

ただ、戦後の日米関係を見ていると、結局みんな、彼と同じことを
思っているんじゃないか? 口には出さないけど。
本当に「核廃絶しないと」とか、「アメリカは正しくない」とか思っていたら、
違う行動をとっていたと思う。

ここで久間を非難して終わらせたのでは、
単に「言葉狩り」「物言えば唇寒し」になってしまうだけ。
これを機に、広島長崎然り、各地の民間人を標的とした大空襲然り、
アメリカによる国家的犯罪を糾弾していくべきだろう。
それが「できない」と言うのは、
結局久間やアメリカの言う「終戦のために仕方なかった」と同じことだろう。

久間は空気が読めないバカであり、政治家としてセンスがなく、
今後も日本にとってマイナスの言動をとりかねないから、辞職するべき。
マスコミ・与野党は、
これを機会に、アメリカのやったことは罪悪である、と
もっと大声で叫ぶべきだろう。
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