考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

テストの採点

2005年07月04日 | 教育
 ある教員の方のブログを見たら、中学教員の方のようだが、採点に60分かかると書いておられた。あの書き方だと、真面目に問題を作るから60分(も)かかるといったニュアンスである。
 
 中学の先生は、授業時間数も多いし、大変である。総合学習の計画も大変である。でも、採点に関しては、やっぱり高校の方が大変だよね。

 私の場合、1クラスを付けるのに3時間かかったときがあった。その年は、必死になって3時間かかるのが2クラス、2時間程度で済みそうなのが4クラスだった。1クラス45人以上いたせいもあるが、旧帝大(入りやすい所でも)に何十人か(もちろん1学年でだけど)持って行こうと思うと、低学年からでも大変である。
 その点、今は気楽である。前任校とは気質が違う。(どっちが良いとは言い切れないが。)それに、時代も変わって生徒の学力も全般的に低くなり、問題もそう凝ったものは出せなくなった。テストは入試もマーク式が圧倒的に増えている。そのせいか、記号問題に対する抵抗がホントに少なくなった。1クラスの人数も減った。(2,3人違うだけでエライ違いである。)だから採点もラクである。1クラス2時間で○付け、合計点の計算、転記まで全部が終わる。

 生徒の出来が良いと、早く終わる。こちらも答えを覚えやすい。気分的にもスイスイできる等の理由であろう。(白紙に近い答案が多ければ、その方が早いものの、それではね。。)誤答があちこちに出てくる答案の採点は時間がかかる。答えがなかなか覚えられないからだ。だから、採点は良くできるクラスから始める方が能率がよい。

 昔は、「せっかく授業でやったのに、どうしてできてないの~」と腹も立ったが、この頃は、そういうものだと思い始めてしまった。これ、良くないなぁ。。。。こっちが「学習」したってしようがないんだよねぇ。。。(苦笑)

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