考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

スキルアップは、教育の目的でない

2009年08月20日 | 教育
 この頃の社会人の気を引くのは、いかにしてスキルアップをするかの方策のようだ。これを公共媒体が放映するのはいかがなものかと思う。
 だって、公共性がないもの。
 個人のスキルアップの成果は個人に還元されるものであって、社会全体に反映されるとは限らない。(全然ないとは言わないけれど。)
 特定個人の収入や地位がいくら上がろうと、社会全体が潤うわけでないだろう。それで、しばしば、「個人」として動こうとするとき、人は、人を押しのけるということをすることがある。特に固定化された「組織」の中では、ポジションの数は限られるものね。いわゆる出世競争みたいなものか。
 転職という手段もあるようだ。しかし、自分が抜けた後の組織がどうなるかを考えた上でのスキルアップなのかなぁ。それこそ、某知事とか元校長、そのほかいろいろ、スキルアップを願って目指して上手くいったのか、失敗したのかしかかっているのか、そこまでいってないのかどうかわからないが。(まあ、この点、内田先生が神戸女学院を出てないのは偉いなと思ったりする。)
 私は教員だから、スキルアップのために転職だのなんだのと聞くと、何だか嫌な気分になる。


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