考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

はじめに

 このブログは、ほり(管理人)が、自分の思考を深めるために設置したブログです。私のものの見方を興味深く思う方は、どうぞお楽しみください。 / 書かれていることは、ほりが思考訓練として書き連ねた仮説が多く、実証的なものでありませんが、読み方によって、けっこう面白いと思います。 / 内容については、事実であっても、時空を変えて表現している場合が多々ありますので、リアルの世界を字面通りに解釈しないでください。何年か前の事実をまるで今起こっているかのように書いたものもあります。 / また、記事をUPしてから何度も推敲することがあります。記事の中には、コメントを戴いて書き換えを避けたものもありますが、どんどん書き換えたものも交ざっています。それで、コメント内容との整合性がないものがあります。 / なお、管理人は、高校生以下の方がこのブログを訪れることを好みません。ご自分自身のリアルの世界を大事にしていただきたいと思っているからです。本でも、学校でも、手触りのあるご自分の学校の先生や友人の方が、はるかに得るものがありますよ。嗅覚や触覚などを含めた身体全体で感じ取る感覚を育ててくれるのはリアルの世界です。リアルの世界で、しっかりと身体全体で感じ取れる感覚や感性を育ててください。

よくわからないこと

2009年10月23日 | 教育
 以前からそうだが、この頃、また、何が何だかわからない。
 学習指導要領が変わる。その前に、今の1年生が受験する際の受験教科に関わることで変更?がある。それで、カリキュラムを変える話になった。私は、ヒラだから、そう関係はないのだが、カリキュラムが変わると、英語の単位数に変化が及ぶことも考えられる。どうなるのだろう?
 それで、学校全体として、「進学校」の看板を掲げ続けるために、何をどのように変えたり、あるいは、単位数を決定したりすると良いのか。

 今の多くの学校は、2年生から文理分けをする。そのためには、1年生で、しかも、この時期に物理化学生物が何かもわからずに、せいぜいで教科書をぱらぱら見るだけで、決めることになる。どう見ても理系はムリという生徒が、理系に来ることがある。結局、成績もふるわず、3年になったときに良い進路先が見つからなかったりする。文転する。本人はそれでいいだろうが、数学と理科に力が入らないから、そういった生徒がクラスに一定数いると、授業の質を変えざるを得ないことがある。レベルが下がる。試験は同じだから、まあ、生粋の理系生徒には実に端迷惑な話になる。これが困る。文転を認めれば、次から次へと出てくる。だって、物理Ⅱでも化学Ⅱでも、数Ⅲ数C、やることがいっぱいあって、大変なのだ。くじけそうになる生徒は多い。それで、くじけて数Ⅲをやめた分に進路先はない。皆が必死になって頑張るのが現状である。日本全国どこでもそうだろう。高校の勉強は難しいのである。

 単位数が変わると、教員の定員数が変わる。時にしばしば?1年契約の非常勤講師が来る。しかし、中には授業が出来なくなる人もいたりする。昔、高校1年の英語を教えることが出来ず、やめてしまった人がいた。(もちろん、教員免許は持っていた。)おまけにイマドキは、働いている人が多いから、高校教員ができる位の人は、既に働いている場合が多い。良い人は引っ張りだこだろう。
 非常勤の先生は雑務や授業以外の校務をしない。同じ時間数でも、正規の教員だけでやるのと、非常勤講師が入り込むのとでは多くの点で目に見えない仕事量が変わる。学校は、目に見えない雑務のような仕事も多い。先生の仕事は、授業をしたり試験をしたりすることだけでない。非常勤は正規の教員の変わりにならない。正規の教員の雑務(とは言い切れない重要な仕事も多い)的な仕事量は非常勤講師が増えると、割り当てがどんどん増える。

図書館や自習室では勉強をするな

2009年10月23日 | 教育
 不思議でならないのは、生徒の多くが自宅ではなく、図書館などの人が大勢いる場所で勉強をしたがることだ。それで、先生も学校図書館や自習室で学習する生徒の数を見て学習状況の善し悪しを判断する。
 まあ、全般的に勉強というモノをしなくなっているのだろうから、いたしかたないのかもしれないが、たぶん親から貰った能力以上の点数を取った私からすると、そんな静かなところというか、音を出してはいけない場所で勉強をしたところでたいした成果は上がらないだろうということだ。
 (あ、これ、以前も書いてるかもしれない。)
 勉強は、特に覚えなければならない勉強は、静かにじっとしては出来ない。生徒の多くの記憶力が足りないのは、勉強の仕方、暗記の方法が下手だからだと思っている。もっと声を出して、アクションをつけて、カラダで覚える。以前、茂木さんがテレビでやっていた「鶴の恩返し法jである。人に見られたくない姿で勉強をするということだ。声を張り上げて、リズムをつけて、書いて読んで、自分で試験して覚える。勉強方法に関しては、どうやら私は茂木さんと同じ方法で勉強をしていた。
 じっとして出来るのは、せいぜいで数学くらいだろう。それでも、出来なかった時には、一人で「あー、ばかばか」と叫んだり。(笑)すると、試験でも何でも、あ、この問題は、この間私ができなくって思わず「ばかばか」と叫んだときの問題だ、などと気がつく。受験勉強程度の勉強は、いかに印象づけて脳裏に残すかである。恥も外聞もないものだから、人様のご迷惑にならないように、部屋にこもってギャーギャー騒ぎながら勉強をするのが良いと思うのだけど、彼らはどうやら自分の家や部屋だとついついテレビを見たり寝てしまったり、誘惑に負けてしまうようである。
 彼らは次善の策を取っているから、本当に効率の良い学習方法をとることが出来ないのだろうと思う。