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「ボーダーの子ども」?????

2010-10-20 09:57:18 | インクルーシブ・ライフ 
きのう友だちと話をしていて、
「ちょっと不器用な子どもとボーダーの子どもと
どっちがすごしにくいか?」
という話になりました。

「ボーダーの子ども」????
障害児ではないけれど、発達障害などで
他の子どもたちとボーダー「境界線」にいる子どもということでしたが、
発達障害ということが言われるようになってから
発達障害といわれる子どもたちも障害児の仲間入りをすることになった。

100人いたら6~7人の発達障害の子どもたちがいることが
いつのまにか教育界にも定着してしまって
親や教師の意識を蝕んでいる。

5歳児検診なるものが今行われていて
早期発見・早期療育などと言われて久しいが、
その可能性のある子どもたちが、療育センターなどを訪れている。

私は発達障害そのものが、どんなもので、どう診断されるのかがわからなかったので
医学関係の論文や専門書を読んだり、
精神科医・小児科医・心療内科医などいろんな人に話を聞いてみた。

「においで判断します。お宅といわれる人もなんとなく接していればわかるでしょう。それと一緒です」と言われる精神科の先生
「ADHDと言われて診察に来た子を通してADHDの子どもはこう行動するのかと学んでます」と小児科の先生
小児科の医師には、精神部門の診断はできない。
精神科の医師には、今まで大人の部門しか研究されてこなかったという。

一人の子どもが複数の医療機関を訪れて
「ADHD」と診断されたり、「広汎性発達障害」と診断されたり、「高機能自閉症」と診断されたり。。

かつては個性的な子ども、ちょっと変わった子どもで通っていたのに
「なんで???」と思う。
この6年あまり、ずっと気になって、ずっとこだわっているけれど
まだその不可解さから解き放たれない。

「発達」って「その子なりの成長」が「発達」なんじゃないの?
「発達」の「障害」って何?
「ボーダーの子ども」ってどんな子ども?