☆ いんくる~しぶ・は~つ ☆ 

  Inclusive・Hearts いま、ここから。

久しぶりの更新!

2017-01-20 11:43:04 | ともに生きる

ずっと筆が止まっていました。

でも、やっぱり「一緒にいることから始まる」です。

 

一緒に居たくない人、一緒にいることが苦痛な人に

「こっちへきて一緒にあそぼ」とは言いません。

人は誰でも、一人の時間を持つことも大切です。

 

今週の水曜日、先生たちの研修会で、素敵な話を聞きました。

目の見えないクラスの子どもがいることで

子どもみんなへの声掛けの仕方が変わった話。

たくさんの人数で話を聞くとき

「みんな、こっちを見て!話す人をみて、聞きましょう」と言うけれど

見えない子どもがいると、言葉の1つ1つに注意を払うと

「みんな、声がするほうに、おへそを向けましょう」

聴覚障害の子どもがクラスに居たら、

またその声掛けも変わってくる。

そこに子どもがいるからこそ、どうしたらいいか考えることができる。

点字も、伝えるための大事な手段。

その子に何か伝えたい、

その子が何を考えているのか知りたい。

おのずとその方法を獲得していく。

学校の保健室だよりは、保健室の先生が

図書だよりは、図書室の先生が

点訳して、子どもに渡す。

今は、パソコンに打ち込んだら、点字変換してくれるソフトがあって、

それをマスターすればいいんだって。

私は手話も点字も、何度か習ったけど、使わないからすぐに忘れる。

伝え合いたい相手がいること。

そこから始まるんだなぁ。

 

 


心の中に

2010-03-05 11:24:24 | ともに生きる

近くの中学校で
下中恵子さんの朗読を聴く会が開かれた。

「つるちゃん」(金城明美=文・絵)

「大人になれなかった弟たちへ…」(米倉斉加年)

戦争で家族を失った悲しみと
平和を希求する作者の願い。
作者がすぐそこで
わたしたちに語ってくれているように
心に届く。

つるちゃんがなぜ片目しか描かれていないのか。
おとうとのミルクを飲んでしまった
米倉さんの後悔はどれほどのものだったのか。
小さな棺にひざを折っておさめられた弟。
母のつぶやき。
「お前も大きくなっていたんだねぇ。」

母の涙、おねえの涙。つるちゃんの涙。
おにいの涙。
戦争は恐ろしくて悲しい。
下中恵子さんの朗読を聴くと
いつもドキドキする。

去年の3月
卒業していく子どもたちに
下中さんの朗読をプレゼントした。

ありがとう!


とよなか発/こども・いのち「インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」2

2010-02-08 19:52:27 | ともに生きる
大谷さんの講演の中で

「今、なんです。
今、やらないとこれからののちの施策が決まってしまう。
障害者権利条約の批准のために
国内法を整備していかないと
取り返せなくなる。
今が大事な時です。」

といわれる言葉が突き刺さった。

今までMLでこの改革会議のことやインクルーシブ教育推進会議のことを
知らせてもらっていても、なんだかよくわからなかったことが、
そのそれぞれの動きと重要性が
よくわかった。

インクルーシブ教育推進会議の会長の中野寛成さんも来賓で来られていて
自らの色覚異常のために被差別の状況に置かれた話も
心に残った。

「豊中出身やから、お前が会長をやれって言われた。
こうなったのは、みなさんのせいです。」
などと嬉しそうに語られる姿もなんだか印象的だった。
党派を超えて、賛同する人たちと推進していくとのことだった。

子どもの思いから出発
そして
世界の動きも見据えて。

ふむふむ。

やり続けなければ。

とよなか発/こども・いのち「インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」

2010-02-08 19:09:16 | ともに生きる
2月6日(土)このシンポジウムが開かれた。
第1部は弁護士 大谷恭子さんの講演
大谷さんはインクルーシブネットでも大活躍。
障がい者制度改革推進会議のメンバー
その会議の様子も話してくださった。

現在の特別支援教育の矛盾を
法制度の整備の必要性を
主張し続け、
子どもたちの願いを実現しようとされている。

今までもやもやしていた部分が
問題点をきっちりとおさえてくださっていたので
ほんとうにすっきりした。

第2部はパネルディスカッション
とよなかの若い先生たちが、
「いろんな子がいて当たり前。
障害のある子どももいて当たり前。
親の思いを聞くことから始まる。」
って、語るのを聞いてうれしかった。

大谷さんが、
「どうしてこんな若い先生がそんな風に言えるのか」
とおっしゃっていた。
「自分たちが育ったときに、クラスに障害のある友達が普通にいたから。」
と彼女たち。

そうだよね。
だから、ともに学ぶ・ともに生きることが大事なんだよね。

「現代アートの世界に輝く新星」発掘!!

2010-02-04 13:02:30 | ともに生きる

大阪府の「現代アートの世界に輝く新星」発掘プロジェクト!!で
かねてから作品を募集していた。

友だちの子どもが☆入選!☆した。

発掘されなくても、今までも輝いていたけど。

今までも素敵な絵を描いていた。
感性の研ぎ澄まされた個性豊かな男の子。
風の揺らぎ、光のきらめき、木の葉がそよぐ様子
大地の力を一身に受けてる。

早く見たいとはやる心をおさえながら
3月9日の展示会開催日を心待ちにしている。

展示会は、下記の日程で行われます。

・期間 平成22年3月9日(火曜日)から25日(木曜日)
・場所 大阪府立現代美術センター

大阪市中央区大手前3-1-43
大阪府新別館北館・南館
電話 06-4790-8520

 


おかしくはありませんか?

2010-01-19 00:59:42 | ともに生きる

今回は字ばかり。。

調べたいことがあって、文部科学省のホームページを
うろうろしていたら、
新しい学習指導要領のページに行きついた。
他の子どもたちの教育に関する学習指導要領も気になることが
いっぱい書いてあったけど、
特に気になるので皆さんにも読んでいただきたく、
ここに掲載することにした。

********************************

新しい学習指導要領

 

特別支援学校学習指導要領解説 

(各ページへはリンクできていないので、上の解説のところからそれぞれのページにお入りください)

********************************

この解説では、たとえば自立活動編だけでも、延々103ページに及ぶ。

********************************(2) 指導の目標(ねらい)の設定        

ア主体的に取り組む指導内容

(教師が主体的に取り組むのではない。子どもが主体的にとりくむようにこんな指導が必要と書かれている)

環境を整えて活動しやすいようにすることは,児童生徒自身が行う場合
と周囲の人に依頼してやってもらう場合が考えられる。自立活動は,自立
を目指した主体的な活動であり,まず,児童生徒自ら環境に働き掛けられ
るような力をはぐくむことが大切である。児童生徒が自ら行おうとする活
動について,適した場所の選択,不要なものの除去,明かりや音などの室
内環境の調整,道具や補助用具の選択と配置などに気を付け,実際に身の
回りの環境を整えることができるように段階的に指導する必要がある。
また,自分だけで活動しやすい環境がつくれない場合は,周囲の人に依
頼をして環境を整えていくことを指導することが必要となる。この場合,
単に依頼の仕方を教えるだけに終わってはならない。求める環境は,自分
自身で判断しなければならないので,調整のためには再依頼をしなければ
ならないこともあることなどを体験的に学習できるようにすることが必要
である。                                                                   P90より

********************************

どこか変ではありませんか?

環境って子ども自身が整えるものですか?


第8回「インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」のご案内

2010-01-15 19:10:00 | ともに生きる

第8回「インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」は

2010年2月6日(土)1時半から4時半まで

大阪府豊中市 阪急豊中駅下車 徒歩5分の大池小学校で開催される。

第1部は、弁護士大谷恭子さんの講演

「国連『障害者権利条約』がめざすもの
ー「ともに生き、ともに学ぶ」教育のこれからー」

第2部は、 パネルディスカッション

 コーディネーター 佐竹 義浩さん(毎日新聞学芸部副部長)
                 パネラー 大谷 恭子さん
                        香川 真科さん(豊中市立原田小学校教員)
                        向井 裕子さん(保護者)
                        黄瀬 雄也さん(豊中市立第五中学校教員)

●主催:豊中市教職員組合、毎日新聞社

これまでの「ともに学び、ともに生きる」教育の実践をさらに進め、インクルーシブな教育としていくために、どのように取り組んでいけばいいのかなどについて、議論を深めていきたい。との趣旨で、このシンポジウムは開かれる。

なぜ障害があったら、みんなと一緒に生活できないのか、学べないのか、
障害のあるなし関係なく、同世代の子どもたちが、同じ場で共感し、体験していき、
学んでいくのは当たり前ではないか。
そこで必要なサポートや手助けをしていけば
いろんな子どもがいろんな風に生活していけるのではないか。

「それは理想論でしかない。」と何度言われたことか。
理想でも何でもない、当たり前にいっしょにすごす。
子どもたちは、その当たり前を当たり前に過ごしている。

その当たり前を主張しなくてもいいようになればいいのにと思う。

みなさん、ぜひお越しください。