川内原発「合格」1号ー10月にも再稼働
の見出しが躍る。今日の夕刊。
何と言うことをするのだ。
福島の子どもたちが、甲状腺がんのA2判定を受け、がんの恐怖と闘っているのに。
A2-甲状腺にのう胞ができたり、しこりが生じたりしている状態。
チェルノブイリの子どもたちが甲状腺がんで苦しんでいる映像は、何度も見た。
「プロジェクトX・挑戦者たち「チェルノブイリの傷 奇跡のメス」」これもその一つ。
チェルノブイリ事故から28年たった今も、神経障害、がんなどたくさんの障害が出ている。
前に広川隆一さんの、「8年後のチェルノブイリ」の映像を見て衝撃を受けて、
このブログにもアップした。2011年8月の記事「この夏は」
今日、改めてその映像を見ようとしたら、「この映像は再生できません」というメッセージが出た。
なんでだろう?
福島からの子どもたちを受け入れてのキャンプ、わが家にホームステイに来てくれた家族
いろんな人たち、子どもたちと出会ったけれど
みんな福島に帰っていった。
そして今も暮らしている。
そんなことを考えていたら
たまらなく悲しくなった。悲しんでいるだけじゃだめだな。
30キロ圏内の人すべてが強制移住してもなおである。
「A2-B-C」の題名の意味
子どもたちは口々に、A2と診断されたという。
いずれBレベル、Cレベルに進行する可能性がある。
映画を見ながら、涙が流れた。
はやく福島を離れてといいたいけれど、そうできない人が大勢いる。
除染されているところは0.4~0.5マイクロシーベルトだけど
すぐ横の植え込みでは30~50もの高レベル。
安全なわけがない。
映画の中で抵抗し続けている人が
「福島の人は怒らないんです。もっともっと怒らなければなりません。」
と言っていた。
それは、私たちにも通じる。
書いても書いても書き足りない。
だまってたらアカン。そう思った」。