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  Inclusive・Hearts いま、ここから。

障害を持つ子どもの高校進学を考える会・相談会

2007-07-17 23:19:17 | ともに生きる

こんな学習会があります。

いろんな地域の、いろんな人が、
情報を交換しながら、切り拓いていければいいなと思う。

ひとりじゃないよ。

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 大阪府教育委員会は、障害者、保護者、支援者や関係団体の強い要望を受けて2006年度から府立高校で共に学ぶ制度(知的障害生徒自立支援コース)を本格実施しました。入学人数や学校数、受け入れ高校の教育内容、条件整備等々、まだまだ多くの課題を解決しなければなりません。
 制度自体を知らない保護者も多く、教職員ですら知らない者もあるのが実態です。「中学3年の担任が知らなかった。府教委の書類を見せると、どうして自分達が知らないことを知っているのかと、いぶかしげな視線で詰問された」という話もあります。
 一人でも多くの人たちにこの制度を知らせ、高校受験に取り組む障害者・保護者の願いや、課題を訴え考えていく場の必要性を感じています。そこでひとつ、入学試験の当事者である府教委に直接来てもらって、もう一方の受験の当事者である障害者・保護者が直接話し、相談する機会を作ろうと考えました。“知的障害者を普通高校へ・北河内連絡会”という市民グループで主催して「障害を持つ子どもの高校進学を考える会・進路相談会」を開催することにしました。多くの人たちの協力を得て、府教委や北河内7市の教育委員会の後援を得るなど私たちにとって今年最大のイヴェントになりました。
 3会場で開催し、どなたでも、どの会場へも参加できます。参加費は無料です。参加していただければ幸いです。
①2007年7月21日(土)午後2時~4時 寝屋川市民会館(072-823-1221)
②7月22日(日)午後2時~4時 ラポール枚方(072-845-1602)
③7月28日(土)午後2時~4時 交野市・ゆうゆうセンター(072-893-6400) 
※詳しくはホームページ『餓鬼者(がきもん)』の「知的障害者を普通高校へ・北河内連絡会」のページをご覧ください。
http://www15.ocn.ne.jp/~gakimon/

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調査結果。。。

2007-07-06 01:27:10 | ともに生きる
こんな調査結果が出たとのこと。

記事を読みながら、当たり前のことなのに、
こんなことを今頃調査して、発表しなければならない現実が問題なのだと思う。

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脳性麻痺小児と一般の小児のQOLに差はない

2007-07-02 - 最近のレビュー報告において、脳性小児麻痺を有する青年は他の青年に比べてQOLが低く、脳性小児麻痺の青年の身体的ウェルビーイングは身体障害の重症度と強く相関する事が示唆されています(1)。

しかしLancet誌に新たに発表されたHeather Dickinson等による研究成果では上記のレビューとは少し異なる結論が得られています(2)。

Dickinson等は、小児のQOL評価法としてバリデートされているKIDSCREENを用いてヨーロッパの8-12歳の脳性小児麻痺患者500人にQOLを自己評価してもらいました。

この結果、脳性麻痺小児と一般の小児のQOLに明確な差は認められませんでした。

この結果を受けて、“8-12歳の脳性麻痺小児の大部分のQOLは他の子供と差はないと親は安心して良い”と著者等は結論しています。

さらに著者等はこう続けます。“身体障害児は一般の小児と同じように日々を過ごしていることが今回の試験で示されたわけであり、障害児を哀れんだり気の毒に思ったりすることは間違っている。

身体障害児とそれ以外の小児の生の類似性を認識し、障害児としてではなく1人の市民として彼等が社会に参加することができるような社会的・教育的な方策を最大限に後押ししていく必要がある”

また、この文献に関連したコメントには“脳性小児麻痺のQOLを理解しようとするDickinson等の努力は賞賛に値する”と記載されています(3)。

(1)Livingston MH, Rosenbaum PL, Russell DJ, Palisano RJ. Quality of life among adolescents with cerebral palsy: what does the literature tell us?. Dev Med Child Neurol 2007; 49: 225-231.

(2)Self-reported quality of life of 812-year-old children with cerebral palsy: a cross-sectional European study. The Lancet 2007; 369:2171-2178

(3)Happiness reconsidered in children with cerebral palsy. The Lancet 2007; 369:2137-2138

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身体障害の人だけじゃない。
なんかこの記事の書き方、というか訳した人の偏見がにじみ出てるような気がするけど、気のせい?