クルディスタン南部
☆住民投票支持者殺害テロ後、
キルクークで夜間外出禁止令
発令さる
クルド国家に向けたイラン国家実効支配地域内KRG(クルディスタン自治政府)独立の是非を問う住民投票支持の1クルド人青年が”イラク・トルクメン戦線”ビルからの銃撃により殺害され、ほか5名が負傷させられた後、キルクークでは夜間外出禁止令が発令された。
イラク・トルクメン戦線(ITC)は、トルコ国家からの強固なつながりと支持を得た組織として有名である。また、キルクークはクルディスタン南部(イラク国家実効支配地域クルディスタン)でも有数のトルクメン人とスンニ派アラブ人が多い都市である。
Tuesday, 19 Sep 2017
2017年9月18日夜に独立のための住民投票を支持してのバイクによる集団走行をキルクーク市街で行っていたとして、イラク・トルクメン戦線(ITC)ビルに陣取った狙撃者によりクルド青年1名が殺害され、ほか5名が負傷した。
目撃者が報道機関に伝えたことによれば、クルド青年たちがキルクーク市内のイラク・トルクメン戦線ビル前で狙撃者によって狙撃されたという。
民族対立の引き金になるような挑発を防ぐためとして数百の警官や兵士が展開した市街で、事件後、夜間外出禁止令が発令された。
キルクークはトルクメン人住民やスンニ派アラブ人住民も多いクルディスタン南部の都市である。その市街のクルド人住民の期待は、KRGによって2017年9月25日に設定された独立の是非を問うクルディスタン南部住民投票で高くなっている。
先週木曜日(9月14日)に、キルクーク県知事Najmaldin Karimがキルクーク住民も計画された独立是非を問う住民投票に参加投票することを決めた後、同知事はイラク国会によって県庁から”取り除かれた”。
キルクークにおける相対的少数住民トルクメン人とその組織を代表するITCはトルコ国家との強固な繋がりを持つ組織として知られている。