クルディスタン東部
☆マハバードでゼネストの呼びかけ
クルディスタン東部Mahabad(マハバード)のNGO代表らが声明文で、明日(9月13日)、同市でのイラン国家による”戒厳体制”下のゼネストを住民に呼びかけた。度重なってクルド人日雇い越境荷役労働者(kolber)たちがイラン政府軍に殺害されていた上に先日の2名のkolber殺害が加わり、クルド住民・アゼルバイジャン住民の怒りが爆発して一大抗議行動が起こっている。マハバードは、旧ソ連に支援され梯子をはずされた短命のクルド人民共和国が起ち上げられた場。
# 同人民共和国首脳が処刑されたchwar chra広場も同市内中心部にある。
クルディスタン東部(イラン国家実効支配地域クルディスタン=ロジラート地域)のBanê市で2名のkolber(日雇い越境荷役労働者)がイラン政府軍(侵略軍)に殺害された後に始まった抗議デモは、続いている。同地域マハバードのNGO代表らは声明文を発し、明日(9月13日)に同市でのゼネストを住民に呼びかけた。
同声明は東クルディスタン民衆イニシアティヴの署名入りで、同市の住民に明日午前11時まで店を開けず仕事に就かないゼネストに参加するよう呼びかけた。
活動家らは、穏健な手法を通してイラン国家による抑圧のせいで起こった数々の問題を解決したいが、イラン国家が力尽くのやり口を選べば、それに応じた対応をせねばならなくなると声明した。
同声明は、イラン国家暴力団総本部組長(大統領)ハサン・ロウハニがクルディスタン東部で起こってることの仲裁を行うべきだとし、以下に列挙する要求をあげた:
-日雇い越境荷役労働者(kolber)やkesibkarたちの殺害を終わりにせよ。
-地域統治責任者どもや大統領ロウハニはイラン政府軍が行った複数の殺害事件などに謝罪し軍の行動を糺せ。
-イラン国家とそのクルディスタン東部地域(ロジラート地域)統治責任者共は、総てのロジラート地域住民に謝罪せよ。
-如何なる統治上の事情に関係なく、総ての統治上の都合の犠牲になった被拘束者を解放せよ。
-イラン国家実効支配地域内内国植民地としてのクルディスタン東部(クルディスタン各県)における事実上の国家緊急事態体制は即時停止させよ。
-kolber(日雇い越境荷役労働者)たちから没収した労働票を返還し、大統領ロウハニは、大統領選の間にクルディスタン東部住民に行った公約を行え。
-kolberたちの命を奪うのではなく安全をこそ確保せよ。
…同声明は、”どんなダムにも、民衆の溢れんばかりの抗議を食い止めることは出来ぬ”の文言で締めくくられていた。